世界を舞台に活躍するトップフィギュアスケーターにして、大のサウナ好き。そんな友野一希選手にさまざまなお話をうかがう当連載。
前回は、地元大阪ならでのカジュアルさと開放感が魅力の「花園温泉sauna kukka（サウナクッカ）」（東大阪市）について語っていただきましたが、今回は東京。渋谷駅から徒歩5分の好立地にある都市型サウナ施設「渋谷SAUNAS」（以下：SAUNAS）で「ガチ感動した」ときめきの体験とは？
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初めての「渋谷SAUNAS」にガチ感動！
――さて、長かったシーズンも無事閉幕を。今回はどちらに行かれたのでしょう？
「シーズンが終わって存分にサウナに入ったり、遠征もできるようになったということで、今回やっと、ようやくですね、『SAUNAS』に行けたんですよ！」
――「渋谷SAUNAS」は、2022年12月にオープン。マンガ＆エッセイ「サ道」の著者であり、日本サウナ・スパ協会任命「サウナ大使」を務めるタナカカツキ先生が総合プロデュースを手がけたサウナ施設ですね。
「以前、タナカカツキ先生とは対談させていただいたこともあって、ずっと“行ってみたい”と思いながら今に至ったんですけど、今回『スターズ・オン・アイス』のために横浜に来ていて、合間に渋谷に行く用事もあり“じゃぁSAUNAS行けばいいやん”となって。いざ行ってみたら……（力を込めて）ガチ感動しました！ もう衝撃でした」
――“ガチ感動”（笑）、それだけで興奮と喜びが伝わりますね～。
「いろんなサウナ施設に行く中で、自分が“安心できる施設”というものがだんだん分かってきたのですが、『SAUNAS』はその安心プラス、刺激的と言いますか。僕の好きなサウナの要素が全部、詰まっている施設でしたね。詰め込むとゴチャゴチャしがちなところ、コンパクトなスペースにすべてが無駄なく収まっていて動線もいいし、居心地もいい。もちろんサウナ自体のスペックも申し分ない。一言で語るなら“サウナを楽しむことに振り切った施設”だと思いました。もっと早く行くべきだったな～と後悔したので、別の日にもう1回行っちゃいました（笑）。2回めが、まさに昨日です」
――昨日までフィギュアスケートのアイスショー「スターズ・オン・アイス」の横浜公演にご出演を（4月5～7日）を。
「最終公演が終わってすぐに2回目に行きました（笑）。フロアが別れているので、せっかく関東にいるなら両方とも体験してみたいな～と。1回目は偶数日だったのでWOODS（ウーズ）、2回目は奇数日でLAMPI（ランピ）でした」
建材や素材からも安心が感じられるサウナ施設
――渋谷駅西口の歩道橋を渡ったエリア、桜丘町のさくら坂を上って左手に見えてくるグレーのオシャレな建物が「SAUNAS」。中は東エリアLAMPI、西エリアWOODSに区分けされていて、男女の使用エリアを奇数日・偶数日で入れ替え。合計8種類9つのサウナ室と2種類4つの水風呂に加え、都市型サウナでは貴重な外気浴スペースもあります。
「坂道を上って行くところからテンション爆上がりでしたね～。ちょうど通り沿いの桜が満開で、見とれているうちに『SAUNAS』に着いて。建物を見上げると、壁にはタナカカツキ先生でおなじみの“サ”という文字が書かれていて。
『サ道』で読んだ先生のサウナ観に共感してサウナに入り始めたと言っても過言ではないので、“つ、ついに来た……”と、感動がこみ上げてきました」
――ココからさらなる感動が待ち受けているわけですが、中に入っての感想はいかがでしたか？
「まず清潔であること。建物が新しい古いではなく、当たり前のように清掃が行き届いている施設ってやっぱり好きだな～と。あと、連載では何度か言っていますけど、建材や素材がしっかりしているところもよかったです。壁も床も不安さが全くない。コンクリートと木が上手い具合に調和していて、重厚感があるところにも安心感を覚えました」
――サウナ施設に限らず、新しくできた駅ビルなんかもそうですよね。薄くて軽くて丈夫で安価な最新の建材が使われているんでしょうけど、“そうじゃない感”が否めません。
「そうなんですよね～。その点『SAUNAS』は、建物の建材をはじめサウナ室に使われている木材、オープンスペースのテーブルやイスまでがしっかりとした作りで、本当に安心できました」
