世界を舞台に活躍するトップフィギュアスケーターにして、大のサウナ好き。そんな友野一希選手にさまざまなお話をうかがう当連載。
連載3周年目に突入した今回は、今オフも超多忙なスケジュールの中、新潟県柏崎市にあるアウトドアサウナ「サウナ宝来洲(ホライズン)」を訪れたお話を。「青春の1ページ」を飾る、ひと夏の思い出とは?
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これぞ“革命!”人生トップレベルで感動しました
――7月3日に発売されたSAUNA BROS.Vol.8の九州ロケ以降も、「氷艶hyoen 2024-十字星のキセキ-」や「Fantasy on Ice」、「ワンピース・オン・アイス ~エピソード オブ アラバスタ~」など、今オフも大忙し。夏休みはとれましたか?
「まとまったお休みはなかったんですけど、“青春!”って出来事はありました。5月20日から『氷艶』の稽古合宿に入って、6月8~11日に本番を迎えるまでの間に行っちゃいました、『サウナ宝来洲(ホライズン)』に!」
――「氷艶」は、スケート×日本文化をテーマとしたアイスショーで、第3弾となる今回は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を現代版に再解釈したストーリーをゆずの楽曲にのせて上演。SAUNA BROS.九州ロケの翌週には、新潟での合宿に参加されていました。
※「氷艶」の公演本編を絶賛配信中。7週連続で配信されている出演者によるトークライブの第6夜には友野さんが登場(10月18日~)。配信日時などの詳しい情報はイープラスをご覧ください(https://eplus.jp/)
「1日オフがあったので、せっかくなら新潟のサウナに入りたいな~と、いろいろ調べて。で、前にSAUNA BROS.さんからも“いいよ~”とオススメされていたので予約しました。6名以上の予約だったので貸切にすることができたことも含めてラッキーでした」
――新潟市内から車で1時間半ほど。柏崎は鯨波の海岸沿いに見えてくるのが、海を臨めるサウナ「ホライズン」です。
「車で向かったんですけど、ドライブがてらの道中からすでに楽しくて。海沿いの道にポツンと白塗りの建物が見えた時には、みんなで“おおっ~”ってなりました」
――受付を済ませて、いよいよサウナ棟へ。感想はいかがでしたか?
「ひと言で述べるなら……“革命”でした! 木をふんだんに使用したサウナ室内、めちゃくちゃたくさんのストーンが乗った薪ストーブ(石の重さは300㎏!)。うれしいセルフロウリュ、窓から臨む日本海。地下水かけ流しの水風呂……と、スペック的にも大満足な上に、さらなる革命的なととのいが待っていた――という」
――サウナ室だけでもテンションが上がった上に。
「そうですね。限界まで入って。アチアチになって。そこから救命胴衣を身にまとって。そのまま走って海にドボン! これがも~う(力を込めて)めっちゃ気持ちよかったです。救命胴衣が浮き輪みたいになってプカプカ海の上で漂うわけですけど、人生のトップレベルで感動しました」
――時間帯は何時くらいだったんですか?
「夕方です。めっちゃ、キレイでした」
――沈む夕陽が反射して茜色に染まる日本海、最高のロケーションじゃないですか!
「最高にして、最強でしたね。無限に広がる…まあ海は有限なんですけど(笑)、どこまでも続く日本海に浮かんで夕陽を眺めて、空を仰いで、そよぐ風でととのう。……いや、もはや、ととのうととのわないのレベルを超越していました。あの開放感は、本当に革命としか言いようがない。今までに味わったことのない異次元の気持ちよさでした」