世界を舞台に活躍するトップフィギュアスケーターにして、大のサウナ好きでもある友野一希選手にさまざまなお話を伺う当連載。
(未読の方は、過去記事<#1> <#2> <#3> <#4> <#5> <#6> <#7> <#8> もぜひあわせてお読みください)
25歳の誕生日をむかえ「一歩ずつ、毎日の積み重ねを大切に」
――友野さん、25歳のお誕生日おめでとうございます!(5月15日がお誕生日でした!)
「ありがとうございます!」
――25歳……今年はどんな歳にしたい、というものありますか?
「そうですね、この1年は『より登り続ける』っていう思いがありますね。これまで一歩ずつ登ってきた実感はあるので、練習やアイスショーも、ひとつひとつ、踏みしめて、前に進む……。何歳になっても最後にはやっぱり、毎日の積み重ねというのが大事になってくると思うので。
日本のスケート界だと25歳は年長者側です。それだけ日本には若くて、いいスケート選手がたくさんいるということ。僕は年上ではあるけれど、若い彼らの言葉や、姿勢から刺激を受けたり、学ぶこともすごく多いんです」
――若い選手が出てきて、あせったりはしない?
「しっかり、あせります(笑)。練習を見ていても『若いな~』って思いますし。でも、僕も小さいころからスケートをしてきていて、ジュニア時代も経験していますし、苦労というか大変さは身をもって知っているので、若い選手に対して、すごく応援したい気持ちになるんです。矛盾しているけど『みんなにいい成績をとってほしい』って本当に思いますし、年齢に関係なく、スケーターとしてリスペクトしています」
忙しい合間に、友達と行くサウナでリフレッシュ!「ただ爆睡していることも多いけど(笑)」
――競技シーズンが終わっても、忙しいですね
「そうですね。ほんとに光栄なことですが、アイスショーに出演させていただくことが増えて、忙しく過ごせています。アイスショーは競技と違った楽しさと緊張があるんですよね。アイスショーではほかのスケーターといっしょに滑ったり踊ったりするので、間違えちゃいけないな、と。気が引き締まります。忙しいのですが、充実した忙しさで、1日があっという間に過ぎる感じです」
――共演者の方とサウナに行ったりも?
「スケーターサウナ―部の(山本)草太や(島田)高志郎と同じになったときは一緒に行きます。連載を見ている方は知っていると思いますが、競技シーズン中もタイミングが合ったらよく一緒に行っていて、草太や高志郎と行くと楽しいし、リラックスできるんですよね。リセットできるというか。サウナではスケートの話をしたり、たわいもない話をしたり、無言だったり。競技のあとのサウナは、疲れているんで爆睡していることが多いです(笑)」
堀田湯(西新井)のダイナミックさと、大垣サウナのおもてなしに感激
――どの写真も楽しそう! ところで最近はサウナへ行きましたか?
「念願だった堀田湯へ行ってきました! 堀田湯の近くに、僕が愛用している土屋鞄製造所の本店があって、お邪魔させていただく機会があったので、堀田湯にも行けました。あの銭湯の雰囲気で、中に入るといきなりクオリティの高いサウナがあってテンションが上がりました。ロウリュ最高でした!
帰りに、堀田湯で教えてもらったもんじゃ屋さんに行って、人生初もんじゃを体験しました。感想は……すごくおいしかったです! なんならお好み焼きより好きかもしれません!」
「それと、大垣サウナにも行ってきました! サウナはもちろん素晴らしくて4セットしました。帰りには駅まで送ってくださったりと……大垣サウナが人気なのは、サウナとかの設備だけでなく、やはり『最高のおもてなし』なのだと改めて感じました」
「僕が大好きな神戸サウナもそうなのですが、いつ行っても「最高のおもてなし」をして下さる。そ当にふだんからそういう気持ちを持っているからなんですよね。まだ僕が出会っていない、神戸サウナや大垣サウナのような『おもてなし』のサウナがあったら、ぜひ行ってみたいです!」
【友野一希(ともの・かずき)】
1998年5月15日生まれ。大阪府出身。4歳よりスケートを始め、ジュニア時代から表現力の豊かさに高い評価を受ける。見ていて楽しくなるその演技で“表情のエンターテイナー”“浪速のエンターテイナー”と称さることも。2022-23シーズンは、全日本選手権で3位。世界選手権6位。次シーズンもさらなる高みを目指す。ファンタジー・オン・アイス2023(幕張5月26日~28日、宮城6月2日~4日)、ドリーム・オン・アイス2023(新横浜6月30日~7月2日)に出演予定。