日本のプロ野球界きってのサウナ愛好家・千葉ロッテマリーンズの石川歩投手にご登場いただいている当連載。毎月、アスリートならではのサウナの愉しみ方をうかがっています。
(過去記事を未読の方は、#1、#2、#3、#4、#5、#6も、ぜひあわせてお読みください!)
さて、よく「プロ野球選手にとっては2月1日(キャンプイン)が正月」なんて言われますよね。石川投手も、2月1日、そして開幕に向けて、現在まさに調整の真っ最中のよう。果たして年末年始はどのように過ごし、サウナと向き合われたのでしょう?
シーズンに向けてグラウンドでカラダをいじめつつ、サウナでいたわる日々
――あけましておめでとうございます!
「おめでとうございます! 今年もよろしくお願いします!!」
――こちらこそ、本年もどうぞよろしくお願いいたします! 現在はいよいよキャンプインに向けて準備を進められているところでしょうか。
「そうですね。いいスタートが切れるように、そして1年間しっかり戦えるように12月からペースをググっと上げてきて、いまがちょうど、もっとも自分を追い込んでいる時期ですね」
――そうなんですね。では暮れもお正月もなく……?
「いや、本当に年末の数日間とお正月は少し軽めにするというか、ちょっとだけ体を休め気味にしますけど、それまでの数日間はかなり追い込みます。で、ほんの数日間だけ休んだら、改めてさらに負荷をかけるというか、パンプしていく感じですね。1月の中旬くらいが1年で一番体を動かしているかもしれないです」
――そうすると、その追い込んだ体の“疲労”をとるために……。
「そうですね。必然的にサウナへも行きますね(笑)。数年前までは社会人時代から使っていた(東京の)大田区のグラウンドで練習して、『みづほ』(※2021年夏に惜しまれつつも閉店)にそのまま行くっていう感じだったんですが、今は千葉でトレーニングをしているので、帰りにその近くのサウナにサクっと寄っていく、みたいな感じです」
――「石川組」みたく、一緒にトレーニングしている選手たちもいらっしゃいますよね。
「いますね。あ、でも僕(と一緒)っていうより、トレーニングコーチが一緒だからという感じで、何人かで合同でやってる感じです。東條(大樹)とか(佐々木)千隼とか。あとは佐藤(奨真)、古谷(拓郎)、中森(俊介)や他球団の若手なんかも一緒にやっていますね」
――いや、皆さん、石川さんからも絶対に学ばれているのでは? でもそうすると、東條さんや佐々木千隼さんたちも一緒にサウナへ?
「そういうことが多いですね(笑)。近くに、あまり人がいないジムのサウナがあって、そこへ行ったりしています。ジム自体とかお風呂は割と人がいるのに、サウナ室は空いてるジムがあって。ロウリュとかはできないけど、そこそこクオリティーも悪くないので」
――いいですね。なんなら器具系のトレーニングもできますね。
「やっぱり混んでいないというのは重要なんで。穴場的に使わせてもらっています(笑)」
――年末年始の数日間は少しだけ体を休めるということでしたが……石川さんは帰省はされるんですか?
「そうですね。年末に地元(富山・魚津市)で少年野球教室をやっているので、そのためというのもあって帰ります」