日本のプロ野球界きってのサウナ愛好家・千葉ロッテマリーンズの石川歩投手にサウナにまつわるあれこれを聞く当連載。毎月、背番号にちなんで12日に公開していきます。2回目の今回も、アスリートならではのサウナの楽しみ方、そして意外な“サフレ”の話題などを教えてくれました。

(未読の方は、#1も、ぜひあわせてお読みください)

◆サウナハットって、かぶる派ですか?

――サウナハットをかぶった写真、ありがとうございます。

「いえ。こちらこそ、送っていただいてありがとうございました」

――石川投手には少しかわいすぎるかもしれないデザインですが、ぜひお使いいただけるとうれしいです。普段もハットは使用されていますか?

「あの~、貸切のサウナとかソロサウナへ行ったときは使っていますね。でも、普通の温浴施設とかでは、あまりかぶってないです。まだ、ちょっと恥ずかしいというか……」

――あ~分かります(笑)。ちょっとドキドキするっていう人も、なんとなくまだ多いと思います。

「そうなんですよね。でも、以前にくらべて着用してる人が少しずつ増えてきている気がするんで、僕もそろそろ普通のところでもサウナハットデビューしてみようかなって思ったりも……(笑)」

――いろいろな効果があると言われていますが、石川さんにとってサウナハットをかぶるメリットは?

「やっぱり、かぶるとサウナ室に長く入っていられることですね。頭部って位置が体より高い位置にあるので、どうしても体よりも先に頭が熱くなっちゃうのを防げるというか。髪が痛むとかは、あんまり気にしてないです(笑)」

――長く入っていられる……非常に明快な、そしてサウナ好きらしい回答、ありがとうございます。ところで髪型とかは、こだわってその長髪なんでしょうか?

「いや、ただ面倒くさがりなだけですね(笑)。あんまり考えずに伸ばしているだけです。さすがにプロに入った1年目とかはマズいかなと思ってまめに切ってましたけど、2年目くらいからは、ずっと伸ばしてますい(笑)」

――なるほど(笑)。今後もいろいろなデザインのものを作ろうかと思っているので、クールな感じのものが出来たらまたお送りします!

「本当ですか? ありがとうございます! よろしくお願いします(笑)」

◆新たに開拓したサウナ

――今日は、ご自身が行かれたサウナ施設でのお写真もご準備いただいて。ありがとうございます。

「いえいえ。先日なんですが、浅草に新しくできた『Pint』というところへ行ってきたんですよ」

――あ、あの個室サウナの室数が日本一という。いかがでしたか?

「いや、すごく良かったですね。サウナ室もしっかり高めの温度で、なおかつ自分でサウナストーンに水をかけるセルフロウリュもできるから、熱い蒸気で体感温度もしっかり上げられましたし、水風呂もかなり冷たかったです」

――ロウリュ、お好きですもんね。

「好きですね。あるとめちゃくちゃうれしいです。ベンチも体を横にできるくらい広くて、枕もあったので、かなりロウリュをしながらベンチに横に寝て上から降りてくる蒸気の熱さをじっくり味わえました」

――あ~なんか目に浮かびます(笑)。

「個室サウナであれだけ広い座面ってなかなかないんじゃないですかね。すごくいいなぁって思いました。水風呂もしっかりチラーで冷やされているんで、“あの水温だったら”って考えて、ギリギリまで体をあっためたりして。休憩する場所も天井でファンが回っているから程よい風というか空気の流れがあって。気持ち良かったです」

――こちらの「Pint」さんは、7月にオープンしたばかりです。やはりアンテナを張っていたんですか?

「そうですね。やっぱり特にシーズン中はいろいろと気を使いながらっていう感じなこともあり、こういう個室スタイルの施設はすごくうれしいので、前から気になっていたんです。時間が75分で、もう少し長いと個人的にはすごくうれしいのですが、それでも十分に気持ち良かったです。でも、本当に、ソロタイプも含めて新しい施設がどんどん出来ているのはいいなって思いますね。行きたいところが増える一方です(笑)」

――いいですね。また新たなところへ行かれた際などは感想を教えてください!

◆衝撃(!?)の、ジムサウナ

――さて、石川投手の「プロ野球選手ならでは」のサウナライフについて、今月もうかがいたいのですが。

「はい。何をお話しすればいいですか(笑)?」

――そうですね。前回も少し聞いたのですが、各遠征先でのおススメとかは知りたいですね。

「あ~いいですね。ひとつに絞るとかは難しいんですが、たぶんそれぞれいくつかは挙げられると思います」

――では、まずは本拠地近辺をあらためてうかがえますか? これも、前回もちょっと聞きましたが。

「そうですねぇ。千葉だったら……千葉、東京、それと川崎くらいまでのエリアでいい施設はいっぱいありますから。あ、でも、調整やトレーニングもできるのでジムのサウナもよく行きます」

――なるほど!

「千葉でも行きますし、『ジェクサー』は各地にありますし。川崎の『ジェクサー』さんは、すごくいいですよ(=『ジェクサー・フィットネス&スパ24川崎』)。あ、それと豊洲にASICSさんのジムがあるんですが(=『ASICS Sports Complex TOKYO BAY』)、そこも好きですね。サウナ室もベンチの座面が広くて段数もあって、かなりでかいikiストーブでセルロウリュもできますし」

――えっ? ジムのサウナに「ikiストーブ」? セルフロウリュも?

「できるんですよ。すごいですよね。僕もびっくりしました(笑)。水風呂も広くて深さもあって。あまり浸かってる人もいなくて快適なんですよね。オフのときとか、けっこう使わせていただいています」

――うわ、すごいなぁ。行ってみようかな。

「ジムって会員制ですけど、ビジター利用とかも可能ですからね。いいですよね」

◆遠征先の好きなサウナ~札幌編~

――ちょっと調べてみます! さて、では遠征先のこともうかがいますね。北から行きましょうか!

「はい。札幌だったら、やっぱり『ニコーリフレ』さんが好きですね。あとは『センチュリオンホテル』のスパもあるので(=『サウナリゾートオリエンタル札幌』)、そちらもたまに行ったりしますし。前は『スパサフロ』さんっていう施設もあって大好きだったんですが閉店してしまって(※2020年1月)。ちょっとショックでした」

――「スパサフロ」さんは、私も訪問したかったんですが、行かずじまいで……。(気を取り直して)「ニコーリフレ」さん、「センチュリオン」さんの魅力を教えてください!

「『ニコーリフレ』は、とにかくあのあたたまりがいいサウナ室が大好きですね。ロウリュ&熱波のサービスもめちゃくちゃ最高ですし。水風呂もいいし、休憩で横に寝れるスペースもあって、やっぱり外せないです。遠征時に行くので、車を運転したりもないから、サウナ後にご飯を食べながらお酒を飲んだりもしますし。とにかくゆったりできて、最高に好きです。『センチュリオンホテル』も、東京の赤坂や上野にも施設がありますが、昔からどこも大好きなんですよ。熱くて水風呂もキンキンのがあるし。だから遠征とか旅先の町に『センチュリオン』があるとわかると気分がアガります(笑)」

――あはは(笑)。そうですよね、センチュリオン。

◆意外な交友も!?  広がるサウナアスリートの輪

「あっ、そういえば、日本ハムの清宮(幸太郎)選手から、『ニコーリフレに行きました』って連絡が来ました」

――えっ? どういうことですか(笑)?

「彼が中学生とか高校生くらいのときから知り合いなんですよ。使っているジムが同じだったりして、一緒に練習するわけではないけど、同じ空間でトレーニングをお互いやっている、みたいな感じで」

――すごい! じゃあ一緒にサウナにも入ったり?

「そうですね。一度、一緒に神奈川・大磯の『S.WAVE』へ行ったことがあります(=『大磯プリンスホテル THERMAL SPA S.WAVE』)」

――「サ友」「サフレ」じゃないですか!! 意外な交友関係です!

「そうですね(笑)。『サウナ、僕もいろいろ行きたいんですよね』みたいな話をしたりして。北海道には他にも行きたい施設も多いし、やっぱり新しくできている施設も多そうなので、清宮にはちょっといろいろ開拓して教えてほしいですね(笑)」

――あはは。いいですね、そういう関係。マリーンズのチームメイトでも、他球団の選手でも、そうやって交友されているのをうかがうとなんかほっこりしてうれしくなります。

「そうですね、僕もサウナの話ができるのはうれしいので(笑)。そういえば、少し前なんですが、チームでも若手の選手とサウナの話をしましたよ。野手ですけど、藤岡(裕大)とか。『どこかいいとこ、ないですかね?』って聞いてきたんで、彼の家から近いところで一軒『こんなところがあるよ』って教えたら『行ってきました!』って」

――いいですね~(笑)。やっぱり石川さん、最高のサウナ師範というかサウナリーダーです。

「いやいや(笑)。あ、あとは山口(航輝)も好きらしいです。割と最近目覚めたのか元々なのかは聞いてないですが『休みの日には行ってる』って。本前(郁也)と山口が、そんな話をしていて。一緒に行くこともあるらしいです。そんな会話の流れからやっぱり『どこがいいですか?』って話になって。なので『こことかもいいよ』なんて教えてあげたり(笑)」

――ますますマリーンズのサウナ熱も高まって(!?)いますね。サウナでしっかり英気を養っていただきつつ、ペナントレース後半も熱く戦っていただけたら。

「そうですね。パリーグはまだまだどこのチームが上位に行ってもおかしくないですから。ここからどれだけ勝てるか……僕が投げる試合はもちろんのこと、一つでも多く勝って、頂点を目指していくだけですね」

【石川 歩(いしかわ・あゆむ)】

1988年4月11日生まれ。富山県出身。右投右打。滑川高から中部大、東京ガスを経て、2013年ドラフト1位で千葉ロッテに入団。2014年に新人王。2016年に最優秀防御率のタイトルを獲得。ストレート、シンカー、カーブ、スライダー、フォーク等多彩な球種と精緻な制球力を武器に活躍。

インタビュー/青山薫夫