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タオルメーカー・コンテックス株式会社の愛媛・今治にある本社で、サウナ愛好家向けのさまざまな商品を生み出し続ける近藤珠文さんと相馬蔵人さん。一方で、東京営業所に所属する会沢愛未さん。現在、その3人が同社の「サウナ部」部員ということですが、実は会沢さんが“正式”にメンバーとなったのは2021年の年末。

――会沢さんは、それまでもサウナ施設に通われながら「ミニチュアサウナ」を作ったりされていたのに…。

会沢さん:「いやいや(笑)。たしかにコンテックスの営業担当として仕事では商品にかかわっていましたが、サウナに行ったり、『ミニチュアサウナ』作りは、完全に個人の趣味としてやっていたことなんです」

近藤さん:「そうなんです。ひっそりと(笑)、東京でやっていたようなんですよね」

相馬さん:「ただ、僕たちもTwitterなどでサウナに関する投稿やいろんなアカウントを見ているじゃないですか」

――あ、なるほど…。ひっそりと投稿していた会沢さんのアカウントを(笑)?

相馬:「そうです。あるときに、『あれ? この、よくリツイートされてるミニチュアサウナのアカウントって…』

近藤:「このプロフィール画像…会沢さんじゃない? って(笑)」

会沢:「発見されてしまいまして(笑)」

――見つかっちゃったんですね(笑)。それで、どうされたんですか?

近藤:「すぐに一度、連絡をとったんですよ。そうしたら『会社とは関係なく、個人のアカウントなので、そってしておいてください』って(笑)。まぁ、そのときは驚きましたけど。一人でいつのまにかSNS上で話題の人になっていたんで」

相馬:「でも、その1~2ヵ月後くらいに、ひっそりとやることを『あきらめました』って…身分を明かすことになったんですよね(笑)」

会沢:「はい……。本当にそっとしておいてほしかったんですけど、近藤が仕事で行く先々、たとえば施設さんなどでも、私のことをバラしていくんです。外堀から埋められる感じで、周囲にわかってしまった……(笑)」

――それで正式にコンテックス「サウナ部」のメンバーに?

近藤:「入ってもらいました(笑)。当時会沢は青山のショップスタッフだったのですが、コロナで1年近くまともに営業できなかったこともあり撤退が決まっていて、会社からスタッフの今後に関して任されていた時期だったんです。新たなモチベーションとして出来れば自分が好きなことを仕事にして欲しいなと思って外堀から埋めました(笑)。

今ではいろいろと相談したり手伝ってもらったりして、わりとがっつり一緒に仕事しています」

――愛媛だけじゃなくて、東京にも部員がいらっしゃるとすごくいいですよね。東日本にある施設さんとのお仕事とかも多いでしょうし。

近藤:「先日の日本橋三越さんで催されたイベントの準備とかでもすごく助かりましたし、積極的に提案もしてくれるので、やれることやできることが増えていきそうです」

会沢:「まだ見習い部員なので、ほんのお手伝い程度ですが(笑)」

近藤:「いやいや、僕がやりたくてもできなかったことに、新たに挑戦できるようになりました。たとえば…ウールの糸でタオルと同じように洗えるサウナハットを作るというチャレンジを、クラウドファンディングで立ち上げてみたんですが、そのクラファンの部分をやってもらえたり。おかげさまで目標金額を達成して商品化を進めてます」

――あぁ~、素晴らしいですね。クラウドファンディングって、ほしい人がどのくらいいるかが測れたりしますしね。って、ウールでタオル同様に洗えるサウナハット?

近藤:「もともと、ウールの糸を使ってタオル地に織った生地でブランケットを作ったら? という考えで開発していた生地があったんです。ご存じとは思いますが、ウールってすごく断熱効果がすごく高い一方で洗いづらいのですが、タオルのような組織の場合は、特殊な素材の加工と一定品質以上のウールであれば洗えてお手入れも楽にできるんです。その生地でサウナハットを作れないか? っていう」

相馬:「もう少し生地を軽くできないか? など、仕様の調整も含め、試作と検証を繰り返しながら作りました」

――すごい! 画期的ですね。晴れてサウナ部員も増えた(笑)、コンテックスさんには、これからもいろんなサウナアイテムを期待してしまいます。

近藤:「ありがとうございます。でも、なんでもかんでも作るのではなく『こういうものがあったら皆さん喜ぶだろうな』『こういうものなら、僕らの会社ならいいモノが作れる』と思えるものを作っていくようにしたいと思っています」

サウナ愛がこうじて、作り始めたという相馬さん手作りのサウナ小屋(未完成)

相馬:「そうですね。けっして無暗やたらに作ることはしないですね」

――ありがとうございます! 今後とも、ぜひ全国のサウナ好きのためによいモノをよろしくお願いします! 最後に、近藤さんと相馬さんのお好きな施設をうかがってもいいですか?

相馬:「こちら(愛媛・今治)の施設でもいいですか?」

――もちろんです。

近藤:「2人とも好きなのは、今治の『かみとくの湯』さん、ここは僕の“産湯”のサウナです。それと『鈍川せせらぎ交流館』さんも素晴らしいですね。もちろんほかにもたくさんいいところはありますよ」

――ありがとうございます。ぜひお邪魔したいと思います!!

写真提供=コンテックス株式会社