◆サウナとボクと、オノマトペ(ひとりごと)

――言いながら(笑)?

「まわりに人がいなかったら、言葉が出ます(笑)。けっこう僕、独り言を言うこと多いんですよ。擬音を発することもあれば、単語で言うこともあります」

――気持ちは分かるんですが(笑)、実際に口から出るんですね? ほかにはどんな擬音が?

「気持よくなってるときに『ホエ~っ』とか、水風呂に飛び込んだときに「ぴぇ~っ」とか(笑)。アレ!? あらためて言うとちょっと恥ずかしいかも……。変人やん(笑)。でも、言っていますね、擬音もそうだし、言葉もいろいろと。熱くなってサウナ室を出た瞬間とかにも『サウナ、出たぁ!!』とか小声で。あとは……着替え終わってサウナ施設を出るときにボソッと『あぁ~、気持ち良かった』とか、ドリンクの自販機の前で『よ~し、何にしよっかな』とかも(笑)」

――(笑)。

「いや、大声じゃないですよ! あくまでも小声で、ボソッとですから。でも、何か行動するときに声に出したり、擬音と一緒に体を動かすのって、いいんじゃないかなって思いますよ!!」

――あ、たしかに。あらためてそのときの気持ちを確認できたり、心がフッと軽やかになったりしますね。

「オノマトペみたいなものだと、半分、奇声っぽいこともありますけど(笑)。でも、まわりの人の迷惑にならない限りは、自然と出る声を僕は我慢しないです」

――演技の動きやジャンプのタイミングなども、擬音の感覚とかで覚えたりすることもありそうですね。

「ありますね。『シュパッ』とか『“タン・タン・タン”じゃなくて“タ・タ・タン”だ』とか。海外の先生やコーチも『ラッタッタッ』とか言いながら教えてくれますし。たとえばテニスや卓球とか、いろいろな競技の選手も、テレビ中継でよく声が拾われたりするじゃなですか」

――はい。アスリートあるあるなのかもしれませんね。

「そうやって擬音を使って覚えたりすると、体の動きも良くなるんですよね。体と声、それと気持ちってやっぱり連動してるんだなって。朝起きたときに大きく伸びをすると声が出ることもあるし、それで体も気持ちもシャキッとしたりするじゃないですか。それが、僕の場合はサウナでも出るんですよね。……ハイ、出がちです(笑)」

――サウナでよく出るのは……なんでしたっけ?

「『ホエ~っ』とか、『ぴぇ~っ』とかですね……(照)」

【友野一希(ともの・かずき)】

1998年5月15日生まれ。大阪府出身。4歳よりスケートを始め、ジュニア時代から表現力の豊かさには高い評価が。“氷上のエンターテイナー”“浪速のエンターテイナー”等とも称される。2021-22年シーズンには、四大陸選手権で2位、世界選手権で6位。新シーズンもさらなる躍進を目指す。グランプリシリーズ第5戦:日本大会(NHK杯/11月18日~20日に開催)に出場。