9階建てのビルをフルに使って、全29室もの個室サウナやサウナ後のくつろぎを満喫できるスペースが配置される……。これまで聞いたことのないスケールの“サウナタワー”こと「SAUNA RESET Pint 浅草店」。その完成までを追いかけさせていただく当連載。3回目は、「個室サウナ」が着々と出来上がりつつある模様を中心にお届けしたいと思います。

<もし未読の方は、よろしければ連載#1連載#2もぜひお読みください!!>

さて、まずは前回訪問時の写真と今回訪問時の写真を並べてみましょうか。

この、上の画像が前回訪問時の写真です。

そしてこちらが、今回の訪問時に同じ場所で撮影したもの。

そうなんです。壁ができて、ドアが付いて……。徐々に個室が完成形に近づきつつあるのです。当たり前の話ですが、以前は各個室内の状況が外からも見えていましたが、その“見通し”は悪くなってしまいました(笑)。でも、ワクワク感は増すばかり! 

皆さん、この各個室のドア横の黄色い素材、ちょっと覚えておいていただいてもいいでしょうか!!

では、ドアを開いてみましょう。

おお! 壁がすっかり塗装材できれいに塗られていました。換気口も仕込まれ始めてますね(奥の白い壁面の右側に見える丸い孔です)。ストーブの特性や空気の流れを計算し、今回はこの低い位置に用意しているんですって。なるほど、奥が深い。深すぎる……。

さて、この各個室の壁や天井などは、耐火性が高い不燃素材の「ケイ酸カルシウム」製のボードをベースにしつつ、その合間に、めちゃくちゃ断熱効果の高い素材も使われているそう。先ほどの画像でもチラ見えしていましたが、それがこちら!

これ、けっこう分厚いんですが、「グラスウール」というめちゃくちゃ断熱効果のあるガラス繊維の素材なんだそうです。その中でも、サウナ室まわりに使用しているものは最上クラスに断熱効果の高い「32キロ」という密度のものなんだとか(すみません、ちょっとその凄さをうまく表現できる取材がしきれませんでしたが、とにかく熱を逃さないということですよ!)。いやいや、それを聞いてしまうともう、熱~いサウナ室の完成への期待に胸アツです!

これは他のフロアで撮影したものですが、天井の上にもきっちり敷き詰められるそう!

さてさて、壁や天井の仕上げ塗装なのですが、濃いグレーの部分は耐熱性や遮音性も高い塗装素材を使っているそうです。

なんと1度きれいに塗ったあと、乾くのを待って2度塗りしているとのことなんです。

この写真で分かるでしょうか? 実は1度塗りだけだと、この写真のようにうっすらと下地素材の形状や線などがどうしても見えてしまうことがあるから、なんだそうです。それをしっかり消して、きれいな仕上がりにするために再び塗装……。いやぁ、なんて丁寧な作業でしょうか。その話を聞いただけで、ととのってしまいそう。

あ、サウナ室の奥の白い部分は、後日、石のような素材がタイルのように貼られるそうです。石による熱の輻射も期待できちゃうってわけですね! 次回の取材もますます楽しみになっちゃいます♪

さて、壁や天井を作るということは、同時進行で、その裏に埋め込んだり這わせたりする配管や配線の作業も進められています。

たとえば配線ですね。この黒いケーブルは、サウナストーブ用の配線コードなんですが、個室ごとにサウナストーブが置かれるこの「SAUNA RESET Pint」。1フロアだけでも、ケーブルはこんなにたくさんの量になっています!

そして、各個室の壁から天井を通して、フロアごとにこうして集約されます。

そうです! ココに今後、制御盤が設置され、快適な熱を集中管理していくそうです!

いやぁ……今回もあっという間に時間が過ぎてしまいました。こうした作業が全フロアにわたって繰り広げられています。どの工程でも「最も心地よくサウナを味わえる」よう、そして「最も快適に没入できる」よう、急ピッチでも丁寧な作業が行われているのが印象的。

見ていただいたとおり、水まわり、壁、天井、電源まわりetc.と、さまざまな部門で怒涛のように同時に工程が進められ、いよいよ「大枠」というか「箱」が見えてきました。ここにこのあと、床板が貼られたり、水風呂を固定する台座が置かれ、ストーブを設置する準備が進み、サウナベンチが設置され……と、さらに作業が続いていきます。そしてサウナを愉しんだあとの“くつろぎ”のためのフロアでも「あっ」と驚く仕掛けが進められているようでした。

「サウナができるまで」を、6月3日のオープンまで追いかけ続ける当連載。次回もどうぞお楽しみにお待ちください! 

(次回へ続きます)

SAUNA RESET Pint 浅草店

開業予定:2022年6月3日
住所:東京都台東区浅草2-6-15
個室サウナ数:全29室(男性18室<内VIPサウナ=3室>/女性11室<内VIPサウナ4室>)

撮影/田中健児