このサイトを見ていただいている方の中でも「週末フィンランド」「HAVE A GOOD SAUNA!」など、この方の著書を読んだことがある人は少なくないのでは? 自身もサウナ好きで、気取らず読みやすい文章でサウナの魅力を伝えてくれる岩田リョウコさん。彼女の新著「ちょっとサウナ行ってきます こうあるべきを脱ぎ捨てて、明日がもっと軽くなる」が1月31日に発売されました。
つい手に取ってしまう親近感たっぷりの表紙を開くと……「『ととのう』ってこういうこと」「ととのイップスの人へ」「こうあるべきを脱ぎ捨てる」などなど、初心者からディープな愛好家まで、すべてのサウナ好きが気になる言葉がポップなイラスト満載で分かりやすく綴られています。各界のサウナ好きのコメントや施設の方の言葉などからも……目からウロコが落ちる思いが!
そんな最新作について、岩田さんご本人にインタビュー。本書を書こうと思われた経緯から、いろんなサウナでの体験まで、お話を伺いました!
◆「ととのい」を知ってもらうために
――おなじみのかわいらしいイラスト満載で読みやすく、一気に読んでしまいました!
「ありがとうございます。ふふっ、イラストもめっちゃたくさん描きましたね。どのくらい描いたか分からないくらい」
――読ませていただいて、本当に共感することも多くて。
「ほんの数年前ではあるんですが、私自身がサウナへ通うようになった頃と現在って、やっぱり状況がすごく変わってきたなって。女性でもサウナに入る人が増えましたしね。2人組の女の子のうち片方の子が『こうやってサウナに入ると全然違うよ』『水風呂に入るにはもう少し熱さを我慢する』なんて教えているのを目にしたり。
教えられて気持ち良さを知った子は、また次の子に教えていったりするのかな、いいじゃんいいじゃん、って思ったんですが。ただ、必ずしもそうやって教えてくれる人が周囲にいるわけではないですしね。そういう人にとってのバーチャルな存在というか、一緒にサウナへ行って教えてくれているような、そんな本があってもいいなと思ったのがこの本を書こうと思ったきっかけです」