<インタビュー>ととのい未経験者も、ととのイップスの人も…サウナ好きは目からウロコの必読本「ちょっとサウナ行ってきます」著者:岩田リョウコさん

――サウナの入り方って人それぞれですけど、たしかに「ここが重要」っていう基本的なポイントはありますよね。いわゆる「ととのい」を感じるための。

「そうなんですよね。私自身もサウナが気持ち良いなって思って入るようになったんですけど、『あぁ、これかっ!』って感じたのは、入るようになって1カ月くらい経った頃なんですよ。名古屋の『SaunaLab』さんで、横に皆さんもご存じのサウナ大使・タナカカツキさんがいらっしゃった時なんですけど」

――めちゃめちゃ先生と環境が豪華というか贅沢な「初ととのい」ですね、それ。

「はい、我ながらすごく恵まれていたなって思います(笑)。何が正しいとか、絶対にこうって決めつけてほしくはないんですが、でもやっぱり体も心も気持ち良くなるのに“基礎”的な入り方ってやっぱりあるので。その基礎情報みたいなことをまず書いています」

――ちなみに、どんな感じだったんですか?

「いやぁ、もう体全体がふわふわするし、一方でザワザワするし、ぐるぐるするし(笑)。めちゃくちゃ身体じゅうがまだらになるし。カツキさんに『これなんですか? 私、病気なんですかね?』って聞いたりして。なんということになっているんだって思っていたら大使が『それはサイコーのサウナに入ったときだけいただけるご褒美の印です』って(笑)。それが初ととのいと初あまみの思い出です」

――いいですね。身体じゅうにご褒美の印。

「はい。さっき『サウナはこうあるべき』とか『これが正しい』とかは決めつけたくない、って言いましたけど、やっぱり『ととのう』経験をしないと始まらないというか、サウナの醍醐味って、その体と心と全部が心地よくなるところだと思うんで。だから、その入り口の部分はしっかり伝えられたら、と」

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