なぜ人はサウナに魅せられ、引き寄せられるのか……。映画やドラマ、舞台で活躍する俳優・黒羽麻璃央さんとともにその答えを探るコラム「翔ぶ瞬間」。

今回は東京・西荻窪に昨年12月にオープンした「ROOFTOP」さん訪問編の2回目。広くてしっかり熱いサウナ室はまだ真新しく、木の香りに包まれながらじっくり汗をかいた黒羽さん。その名の通り、ビルの最上階&屋上で青空を仰ぎながら、水風呂、そして外気浴を愉しめるこちらの施設の「真価」を堪能する姿をお届けします。

<未読の方は、前回記事(#1)も併せてお読みください>

――めちゃくちゃいい天気です。これは気持ちよさそうですね!

「ホントですね、うわぁ~、これは最高じゃないですか。あれが水風呂の浴槽ですか? 1、2、3……4台。これだけあれば、たぶん待ちとかなく入れますね」

屋上=「ルーフトップ」に一歩出ると、ソロ水風呂の浴槽と、その先に休憩スペースが

――水温の異なる2種の浴槽が2つずつあるそうで、キンキンの冷たい水が好きな方も、優しめの水温が好きな方も満足できるようになっています。お好きな方へどうぞ!

「じゃあ、迷わず“優しめ”へ(笑)! いや、それでも、これは十分にクールダウンできますよ」

――サイズ的にも、ぴったりですね。このおひとりさま用のバスタブ。

「まさにそうですね! 足を伸ばせて、上半身も窮屈なことなく絶妙な角度で空を見上げる感じに背中をもたせかけられる。これは最高ですね。一人で使えるっていうのも、僕的にはうれしいかも。広い水風呂ももちろん好きではあるんですけど、隣に人がいるとどうしても水が“動く”じゃないですか。わりと自分の周りにできる“温度の羽衣”を愉しみたいタイプでもあるので、コレならあの薄~い温度の膜がはがされずに存分に感じることができます」

男性側は水温が2段階ある水風呂が計4槽、青空の下でスタンバイ!

――水がきちんと循環されているというのも、いいですよね。

「あ、ほんとだ。ここからいったん水を抜いて、きれいに濾過されて戻ってくるんですね。よく出来ているなぁ……。あと、複数で入ってると水温も変わったりするじゃないですか? きっとそれもないんですよね。いや、ソロ水風呂賛成派です(笑)!」

――黒羽さん、普段より長めに入っていませんか?

「そうですか(笑)? でも気持ち良いから、ついつい長居しちゃいそうです、水風呂に(笑)。あぁ、でもこの陽射し、本当にいいですねぇ。朝から汗をかいて、このオープンエアの水風呂って……シャキっとします! じゃぁ、しっかり冷やせたので、そろそろ休憩、外気浴に向かおうかな」

――あちらですね。

「うっわ~! こちらも広いですね。ビアガーデンとかBBQとかも余裕でできちゃいそうな感じじゃないですか(笑)。しかも、イスの種類もいくつもあって選べるようになっている……!」

――お好きなタイプへ、どうぞ!

「それじゃあ、こちらの白いほうに。これ、前にどこかの施設で見かけて座りたかったんだけど、なかなか空かなくて(笑)」

東京の駅前とは思えない風景です。男性客がバスタオルを2枚使えるのは、1枚はこのように体にかけて使うため

――見た目が“玉座”っぽくて、どこでも人気ですよね。

「うわぁ……フゥ~…………。言葉がない! 気持ちいい!! 最高です!!!」

2セット目の休憩はインフィニティチェアで。実は「自宅にも買っちゃった(笑)!」そうで庭に置いてくつろいでいるんですって!

――実は女性浴室のほうには、テントサウナがあるんですよ。

「え、屋上に? 最高ですね、それ。うらやましいなぁ。前に大自然の中でやったことはあるんですけど、ここでもめちゃくちゃ良さそう」

こちらが女性浴室側の屋上スペース。奥に見えるのがテントサウナ

――オープン当初は男性側にもあったそうですが……。

「あ~、なんとなく、男性側からなくなった理由が分かる気がする(笑)。たぶん男って、ロウリュし過ぎちゃうんですよ。水をかけ過ぎると、ストーンが冷えて温度が低下しちゃいますからね」

女性側にあるテント内でのセルフロウリュ。かなりいい熱さが一気に来ます!

――すごい! (なくなった理由は)まさにそんな感じみたいです。

「(笑)。でも、テントサウナがあれば、それはもちろんうれしいけど、これだけでも十分って感じです、個人的には。本当に気持ちいいし、なにしろ空がすぐそこにあるんですよ。屋上……ルーフトップってやっぱりいいですね。これからの季節…春から秋は、気温や風なんかももっと気持ちよく感じるんじゃないですか? 日中もいいけど、夜風も絶対にいいですよね。あ、でも冬は冬でいいんだろうなぁ……」

なお、女性には屋上での外気浴時に着用するポンチョも無料で貸し出し。「いいですね、男もほしいかも(笑)。でも、女性に優しい施設って素晴らしいですね」

――(笑)。結局サウナ好きにとってみれば、一年中、いつでも気持ち良い……これ「サウナあるある」ですね。

「ふふふ。そうですね(笑)」

まさしく「目の前が天空!」

存分に都会の「アウトドアサウナ」を堪能いただいたあとは、再び受付をした階下のフロアへ。こちらには都内最大級のコワーキング&カフェスペースが広がっています。サウナ後にくつろぐも良し、仕事をするも良し。東京のサウナ好きワーカーたちの、新たなサードプレイスになっています。

「こちらも凄いですね。めちゃくちゃ広いし、席もたくさんあって、自分の好みやその日の気分で座る場所をセレクトできる。個室スペースもあるからミーティングもできるし、ちょっと気晴らしにyogiboでのんびりしながら漫画も読めたり」

――で、仕事や作業をして頭や体がちょっと疲れたら、サウナに戻ったり(笑)?

「そうそう。それもあの開放的なサウナですよ。これはもう……働き方改革、したほうがいいです(笑)」

――今の黒羽さんは、どんなご気分ですか?

「ふだんは、サウナって夜というか仕事終わりに行くことが多いんで、サウナ後は“ぐで~っ”としたいタイプなんですけど(笑)、今日は仕事もできちゃいそうですね。午前中というか、朝イチの“朝ウナ”ってこともあって、シャンとしましたから」

――ドリンクなどのサービスも豊富です。

「いいですよね。あ、『SAUNA BROS.』もありますよ!」

黒羽さんが手にしているのは「るろうに剣心」。あ、お仕事ですね!(笑)

――ホントだ。ありがたいことです……。

「ね(笑)!」

――さて、黒羽さん。本日はいかがでしたか?

「いや、今日も素晴らしいサウナをいただきました。体験としても、“朝ウナ”がこんなにも一日の始まりを心地よく迎えられるんだってことが分かったし、サウナじたいもとても心地よく、オープンエアでの優雅なクールダウンと休憩も気持ち良かったし。青空の下で水風呂に入るのは、やっぱりちょっと不思議だったけど、その非日常な感覚も含めて最高でしたね。急にスケジュールが空いたりなど、タイミングができたら気軽に来ることができる“街の真ん中”で、自然と一体になれるこちらの施設。めちゃくちゃおススメかなって。また近いうちに来ちゃいそうです」

<黒羽麻璃央(くろば・まりお)>1993年7月6日生まれ。宮城県出身。俳優。映画、ドラマ、舞台など幅広く活躍。志々雄真実を演じるミュージカル「るろうに剣心 京都編」が5月17日(火)~6月24日(金)にIHIステージアラウンド東京で上演。また10月9日(日)より全国4カ所にて公演予定のミュージカル「エリザベート」にも出演決定。映画「野球部に花束を」は2022年秋公開。
[公式HP]https://kuroba-mario.com/

【ROOFTOP】
住所:東京都杉並区西荻南3-14-7 4F 営業時間:前8:00~後11:00 定休日:年中無休
料金:下記のとおり。なお下記は男性料金で、女性は現在、同じ料金で+1時間のサービスを実施中(2022年4月末現在の情報です。最新情報は訪問時にHP等でご確認ください)
<平日>1時間=1,480円、2時間=1,980円(延長=+1,000円/1時間ごと)
<土日祝>1時間=1,980円、2時間=2,480円(延長=+1,000円/1時間ごと)

※コワーキング&カフェ「LifeWork」は別料金となります

撮影/岡本武志