2024年の大宣言!「タイトル奪取」を目指して
――さて、今年の自主トレですが、暖かいところでやられているとか。
「暖かいというか九州ですね。まず鹿児島で、そのあと福岡へ移って、2月のキャンプインに向けて少しでもいい準備をしていきたいなと思ってます。今シーズン(2024年)は、去年以上の成績をもちろん超えたいと思ってますし、チームとしては優勝しか目指してないですから。やってやりたいな、と」
――具体的な目標って、何かあったりするんですか? 数字的なものとか。
「えぇと……ほかのメディアとかトークイベントとかでも言っているんですけど、実は、今季はタイトルを獲りたいなと思ってます」
――おぉ。力強いコメントありがとうございます。最多勝、防御率、勝率、奪三振などいろいろありますが。
「どれも欲しいですよね(笑)。いや、でも、冗談抜きで、そのくらいの意気込みで、シーズンに向かっていい準備をしたいな、と。チームとしては優勝。個人としてはタイトルしか見てないって感じです」
――もちろんトレーニングもですが、九州はコンディショニングやケアの面でもいい環境なんでしょうね。
「気候もそうですし、いいと思います。あとはサウナが近くにあるといいんですが……」
――ないんですか?
「あまり都市部というか、街に近いところではないので。気軽に行くという感じではないんですよね。でも、いいところがあれば、合間に行きたいとは思います。それと、鹿児島から福岡に移動する時を実は楽しみにしてるんですよね。たぶん車での移動になるんですが、熊本や大分のあたりを通って行くのかな? 『湯らっくす』をはじめ、熊本には有名施設やいい施設がいっぱいあるし、大分も福岡も佐賀あたりも……タイミングがあれば、いろいろ訪問できたらうれしいですよね」
――それもモチベーションの一つにする、という?
「そうっすね。まずは熊本の名水を思い浮かべつつ(笑)、毎日、汗を流してます」
九州、石垣では「このサウナを狙ってます」!?
――2月1日からはいよいよキャンプイン。沖縄・石垣島ですね。
「はい」
――宿舎のホテルにもサウナがあると、昨年、石川さんにお伺いしました。
「ありますね。僕もちょくちょくそのサウナに入っていました。あとは、近くに、テントサウナに入って海を水風呂代わりにしている施設があるみたいで。去年は先に沖縄本島の2次キャンプに移ってしまったので僕は行かれなかったんですが、今回はタイミングが合えば、そこも行ってみたいですね」
――いいですよね。大自然系、アウトドア系のサウナも。
「薪ストーブもいいですし、何より、海や湖を水風呂がわりにするのはめちゃくちゃ気持ちいいですよね。僕の地元の青森に『十和田サウナ』っていうのがあって、そこは十和田湖を水風呂がわりにして飛び込むんですけど、『デカい水風呂って、こんなにキモチいいのか?』って思わされましたから」
――デカい水風呂(笑)。
「ふわ〜っと浮いていると、まずそれだけで気持ちいいですし、そのうちに湖と自分、自然と自分、地球と自分が一体になってる感じがすごくしてくるんですよね。それが、ととのいイスで休憩している間もずっと続いてくるんです。言葉じゃうまく言えないんですけど、アレは、あの感覚はもう最高でした」
――海は十和田湖よりもデカいですからね。
「ヤバいっすよね絶対に。行きたいな、今年は。めっちゃモチベーション高まります(笑)」
――是非! さて、次回もマリーンズのサウナ部メンバーにご登場いただきたいと思うのですが、毎回、最後に、次はどなたかを指名していただければと思っていまして。
「あ、そうなんですね。いやぁ、サウナ好きはいっぱいいるんですけど、誰がいいですかね。ピッチャーだったら、今パッと思いつくだけでも、森(遼太郎)、本前(郁也)さん……野手も山口(航輝)だったり。まぁ、でも、王道で行くなら、岡さんか、東條(大樹)さんがいいのかもしれないですね。前にSAUNA BROS.さんにも出ているし……」
――承知しました! では、岡さんか東條さんで調整をお願いしようと思います。ありがとうございます!!
「よろしくお願いします! あ、でも、別に出たがるワケじゃないですけど、もし岡さんや東條さんの都合が合わなかったら、また僕に言ってくださってもいいっすよ。こんな感じの話でいいなら、いつでも出来るっすから(笑)。たぶん、いくつか新規開拓もしてると思いますし」
――ありがとうございます! やっぱり、石川さんも種市さんも……マリーンズのサウナ好き、サイコーです!!
種市 篤暉(たねいち・あつき)
1998年9月7日生まれ。青森県出身。八戸工大一高から2016年にドラフト6位で千葉ロッテに入団。2020年にトミー・ジョン手術で肘にメスを入れるも、昨季(2023年)は10勝を挙げて見事に復活。力強いストレートを軸に、今季も右腕を振る。