元力士が「相撲」をコンセプトにした飲食店併設のサウナ施設「サウナ横綱」を2024年11月に開業しました。施設は、西武新宿線本川越駅から徒歩1分、東武東上線川越市駅から徒歩6分という絶好の立地にあります。日本の国技である大相撲の稽古部屋をイメージしたサウナ室をはじめ、随所に工夫を凝らしていて、ユニークなだけでなく、サウナ施設として完成度が高く、最近サウナ好きになった人から長年通い続けている人まで、しっかり満足できるはず。食事処で味わえる相撲部屋直伝のちゃんこ鍋をはじめとする料理にも気合いが入っています。
12月12日(木)のSAUNA BROS. vol.9の発売に先駆けて、SAUNA BROS.WEBで先行公開。ぜひ、どちらもお楽しみください!
相撲に深い縁がある川越。店頭に揺れるのぼりと提灯
日本の国技とフィンランドの温浴文化が融合した唯一無二のサウナ施設が、江戸の情緒を今に残す埼玉県川越市にオープンしました。岡山県倉敷市、福島県喜多方市とともに「日本三大蔵の街」や、栃木県栃木市、千葉県香取市佐原とともに「日本三大小江戸」に数えられる川越。相撲とも深い縁があり、大相撲の土俵に使われている土は、実は川越の荒川沿いで採取される「本荒木田土(ほんあらきだつち)」なのです。川越八幡宮の民部稲荷(みんぶいなり)神社は別名・相撲神社。狐が人に化けて寺の坊主と相撲をとったという伝説もあるそうです。民部稲荷神社は丸広百貨店の屋上にもあり、どちらも足腰健康のご利益があるといわれています。相撲をコンセプトにしたサウナ施設をつくるのにうってつけ。だからこそ開業の地に決めたのだとか。
施設の前にはのぼりがはためき、提灯が並んでいます。出入口の上には、大相撲の土俵を囲む水引幕のようなデザインののれんがかかり、その真ん中にはサウナハットを被って化粧まわしをつけた施設のキャラクター「サウナ山」の姿が。気分は盛り上がり、テケテンテケテン……頭の中で太鼓の音が鳴り響きます。前へ前へと歩を進め、併設の飲食処を抜けて、いざサウナへ!
技あり! な工夫が散りばめられている
「支度部屋」である脱衣所のロッカーは縦2段で、その下の靴箱にも同じ番号が割り振られています。ロッカーは横幅広めで、中にはハンガーが3本。靴箱が前にせり出していて、ベンチとして使えるのがすごく便利。靴下を脱いだり履いたり、座って楽にできます。実際に腰を下ろしてみるとわかりますが、かかととひざがちょうど直角になる絶妙な高さ。小技が効いています。サウナ室を含めて、木でできた部分には木曽ヒノキと日光杉を使用。温かみがあって、いい香り。気持ちが落ち着きます。
身を清めるシャワーブースは4つ。シャワーの水圧は強め。自閉式ではないため、流している途中で止まってしまうことはありません。角度を調整ができるシャワーフックが2つ。パーテーションには鏡を設置。使ってうれしい仕掛けが次々と繰り出されています。芸が細かい! シャンプー、コンディショナー、ボディーソープはローヤルゼリー配合のPOLA「シャワーブレイク」。怒涛の攻めです。
“サウナ稽古”で汗だく。セルフロウリュや、元力士の力強いアウフグースも
「稽古場サウナ」の文字は毛筆による手書き。番付表などに使われる相撲界に伝わる独特の書体「相撲字」で行司さんに頼んで書いてもらったそうです。そして、いよいよ熱気と蒸気があふれるサウナ室へ!