日本橋三越本店で開催される「おとなの遊び時間」は、サウナ好きもサウナ未経験者も要注目イベント! 仕掛け人(?)の三越伊勢丹サウナ部に直撃インタビュー

「えっ、三越の屋上でテントサウナが体験できるの!? それも日本橋三越本店で?」

昨年(2021年)3月に開催され、好評だったイベント「おとなの遊び時間」が今年も3月16日(水)~21日(月・祝)に日本橋三越本店で開催決定! 実は、冒頭のコメントは当時SAUNA BROS.編集部内で、私と編集長が交わした会話です。

近年、サウナの人気や注目度が高まるにつれてサウナにまつわるアイテムやグッズなどが増えています。この「おとなの遊び時間」でももちろんそうしたアイテムなどが紹介されるのですが、こちらのイベントがスゴいのは、そうしたグッズの販売などに留まらないところ。さまざまな形でサウナにまつわる体験ができたり、ライフスタイルとしてのサウナの魅力を紹介してくれるところです。

今回、このイベントを担当されているメンバーの中から、福島成博さんと田代径大さんのお2人にお話をうかがうことができました。実はお2人とも、三越伊勢丹社内の有志サークル「三越伊勢丹サウナ部」の中心メンバーでもあります。この「おとなの遊び時間」を企画された経緯や、お2人が感じる「サウナ」への思いをじっくり聞いてみたいと思います!

◆暮らしの中にサウナ…「豊かな生活」の提案

――昨年の「おとなの遊び時間」もとても素晴らしいイベントでしたが、そもそも日本橋三越本店でこのイベントを開催しようと思われた経緯は?

福島 はい。実は、2020年に最初の緊急事態宣言が発令されたことが、今思えばきっかけでした。私たち百貨店も約2ヵ月休業した期間がありましたが、あのときは世の中全体がいったんストップしてしまいましたよね。営業を再開して店頭に立っていても、お客さまから「好きな旅行に行かれない」「楽しいことができなくて寂しい」という声をお聞きすることもあって。なにか身近なところで提案できることがないかな、と考えました。

田代 百貨店の社会的な役割として「お客さまに豊かな生活を送っていただく」という側面もあるので、店頭で見聞きするお客さまの生の声に応えたいという思いもあって。そうした中で出てきたのが「サウナ」を核にしたこの企画だったんです。

福島 僕自身がもともとサウナ好きだったこともありますが(笑)、遠くに出かけられなくても、たとえば近所の銭湯でも楽しめますし、アウトドアのサウナテントなら、より密も気にせずにいられます。そういう提案や発信ができたらと、田代や社内の何人かに相談してたみたところ、ぜひやってみよう!となって。

田代 「社会的意義もあるよね」って。でも、カッコよく言うとそういうことですが、僕らもサウナ好きでただ単にサウナにまつわるイベントをやりたかったっていう側面も…なくはない、です(笑)。

――いや、素晴らしいと思います!(笑)

福島 ありがとうございます(笑)。実際にやることになってこだわったのは、サウナの素晴らしさや社会的・文化的な背景みたいなものも表現できたらな、ということでした。いまサウナがブームみたくなっていますが、そもそもなぜサウナがあるのか、どういう魅力があるのかということはきちんと提示したいな、と。

田代 ただ単にモノを売るということに留まらず、サウナが昔からあるカルチャーであること、そしてライフスタイルの一部でもあるということはきちんと発信したいと。それで、昨年もそうですし今年も、来場いただいた方に体験や体感できる…「モノ」とともに「コト」にも触れていただけるように、というのは考えました。

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