大都会・銀座にできたオアシス「コリドーの湯」独占取材

新橋駅から有楽町駅間の線路沿いを繋ぐ名所、銀座コリドー街。昭和31年にできた高架下一直線に飲食店やクラブが立ち並んだ繁華街です。いわゆる“華金(はなきん)”になればサラリーマンとOLで賑わうコリドー街に、新しいスパサウナ施設ができたと聞いて、正直驚きが隠せませんでした。

「一体どこに……!?」と半信半疑で向かったのは、コリドー街の中心地でもある銀座7丁目。長年愛されている繁華街、コリドー街の中に、モダンなデザインが引き立つ複合商業施設ができていました。2023年秋開業に先立ち、同年4月にホテル「GINZA HOTEL by GRANBELL」がオープン。そして、ホテルの4階フロアにできたのが今回の目的地「SPA&SAUNA コリドーの湯」なのです!

さっそく4階のスパ&サウナフロアへ向かうと、銀座の街らしいラグジュアリー感のある空間が広がっていました。飲食街のど真ん中にいるとは思えない上質な雰囲気は、まさにオアシス。60分、120分コースがあるので、仕事休憩の合間や飲み会前にサクッとサウナなんてことも叶います! さらにはお得な一日フリープランを利用してワーケーションもいいですね。

「改良湯」や「文化浴泉」、「サウナ東京」など数々の銭湯設計を手掛ける今井健太郎氏が設計したスパは「内観へと誘う空間」がコンセプト。青と紫を基調とした光の演出を取り入れた非日常的な空間は、禅やヨガの思想にも共通するセルフヒーリングへと導くそう。モノトーンがベースになっていることで思考がシンプルになり、より癒しの時間に集中できる感覚がありました。

スパ内には、温度90度のドライサウナが完備されています。ヒノキの香りが漂うサウナ室は2段のL字型で、8人ほどが入れるくらいの広さです。奥行きのある座面は背もたれに余裕があって、リラックスしやすい設計。15分毎のアロマを取り入れたオートロウリュでは、心地のいい蒸気に包まれます。

さらに、女湯のみスチームサウナを完備! サウナ室内は、奥がみえないほどたっぷりスチームが出ているので、全身のスチームケアも。ドライサウナよりも温度が低いので、ゆっくり温まりたい時やサウナ初心者にもおすすめです。

17度前後に設定された水風呂は、個室のような空間に光の演出が相まって、五感が研ぎ澄まされるような非日常的な感覚へと誘います。

さらに、銀座という立地ながら半外気浴スペースも完備されているサプライズ! サウナ好きには定番となった、アウトドアブランド「LAFUMA」のリクライニングチェアがお出迎え。目を瞑り、ととのいながら聞こえる街の環境音。こんなに心地よく感じるとは……。

洗い場やロッカールームも、東京の一等地にあるとは思えないほど広々としたぜいたくな空間使い。シャンプー等はもちろん、化粧水などのスキンケア用品、ヘアケア用品も一式揃っている上に、ドライヤーは大人気の「ReFa」。これぞ、女性も安心して手ぶらで来て楽しめるサウナ! という充実ぶりです。

こだわりが詰まった休憩処は、スタイルに合わせてくつろげる設計になっています。ゆったり過ごしたい人はテレビ付きのリクライナー、ちょっと仕事作業をしたい人はコンセント付きのテーブル席も。本も完備されているので、束の間の読書時間を満喫できます。

食事処は、オーセンティックBARが立ち並ぶ銀座のイメージにぴったりなカウンター席。おひとりさまでも楽しみやすく、サウナあがりの一杯も雰囲気のある空間。

ビジネス街でもある新橋、銀座エリアに、こんなに充実したサウナがあるだけで、ちょっと肩の力が抜けた気がします。だって、どんなに仕事が辛い日でも、嫌なことがあっても、すぐそこにサウナがあるのだから! オアシスでもあり、駆け込み寺のような存在になりそうです。

ちょっと煮詰まった時は、ほっと一息付きにコリドー街へ。
そこに、サウナが待っています。

SPA&SAUNA コリドーの湯
■住所:東京都中央区銀座7-2-18 グランベルスクエア4階
■営業時間:前11:00~翌前9:00
■料金:60分コース1,800円、120分コース2,900円、フリー3,900円休日割増(土・日・祝・特定日) +500円深夜割増(0:00~5:00在館) 60分毎+500円(最大2,500円)
くわしくは公式サイト( https://www.granbellhotel.jp/ginza/spa/)でご確認ください。

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