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さまざまな形態のサウナ施設の中でも、「ご近所にあって」「料金もお手頃」など、私たちの暮らしに身近な存在といえるのが「銭湯サウナ」。施設によっては、さまざまな個性やサービスで、私たちをさらにワクワクさせてくれます。
そんな「銭湯サウナ」の魅力を深堀りする特集シリーズ「GO! 1010-37!!」。これまで不定期でお届けしてきましたが、好評により今回から月2回(=原則として毎月26日と10日)のペースでアップしていくことになりました! これまで同様、主に東京の人気の施設を訪ねるかたちで、銭湯サウナのピースフルポイントを紹介していきます。
定期連載の第1弾は、人気銭湯がひしめく東東京エリアから。この夏、衝撃のリニューアルを果たした台東区三ノ輪の「三ノ輪 改栄湯」さんをクローズアップ。今回と次回の前・後編でお送りします!
創業70年余。「ラグジュアリー」にフル改装した下町の老舗銭湯!
東京メトロ日比谷線の三ノ輪駅から徒歩数分。「三ノ輪 改栄湯」(以下=改栄湯)さんは1950年(昭和25年)創業の老舗の銭湯。いわゆる「街のおふろやさん」です。開業以来、地元の人々をあたため続けてきました。
「創業したのは曽祖父で、現在は3代目の父が社長、そして僕が切り盛りさせてもらっています」と私たちを迎えてくれたのは、店主として日々、フロントに立ち続ける翁 洋平(おきな ようへい)さん。
「大学を卒業後にいったん就職したんですが、数年後にこの銭湯を継ごうと決心。父や家族をはじめ、いろんな方とも相談し、2020年の11月にリニューアルすることにしたんです」(翁さん。以下同)
いわく「それまでは、お風呂の数も種類も広さも必要最小限。お湯の浴槽が2つに小さな水風呂が1つという、良く言えば“シンプルな銭湯”(笑)だったんです」という改栄湯。それだけに、リニューアルの規模も必然的に大きなものに。
浅草や上野もほど近いこの地域ならではの雰囲気や風情を残しつつ、日々の疲れを忘れられる「くつろぎの空間」を提供したいという思いから、「下町のラグジュアリー銭湯」というコンセプトが決定。「シンプルな銭湯」の「ほぼすべてを作り変える」かたちでさまざまな設備やデザインが固まっていったそうです。
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その際、「シルキーバス」や「炭酸泉」などの多種多彩な新しい浴槽とともに増設されたのが、ほかでもない「サウナ」でした。
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もともとサウナ好きだったという翁さんが「本当に気持ちいいもの」を追求しただけあって、そのポテンシャルの高さはSNSなどでもすぐに話題に。改栄湯の名はサウナ好きの間にどんどん広まっていきました。何を隠そう、筆者を含め「SAUNA BROS.」編集部員も、ひそかにお邪魔してきたうちの一人です……。
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