サービス精神が・・・あふれすぎちゃってます!
~新宿区「弁天湯」~」
ただでさえ入浴料金がお得な銭湯のサウナ。それに加えてさまざまな付随サービスがある銭湯に出会うと、どこか嬉しくなってしまいます。もちろんコスパ面でも…ですが、その心意気(?)に、ほっこりするというか。
そうした銭湯の中でも、この曙橋にある弁天湯さんは「ちょっとやり過ぎなのでは?」と、こちらが心配になってしまうほど(失礼!)の、ありがたみあふれる銭湯。まずはフロントで下足箱の札を預けつつ「サウナ利用」を告げたとたんに、そのサービス精神の洗礼を浴びます!
大小のタオルを渡され、さらに「お好きなものをどうぞ」との明るい声が。はい、サウナ利用者にはカウンターにズラリと並んだアメニティ等(←売り物です)が、ひとつプレゼントされるのです。
「じゃあ、これを」なんて言って一つを手にして、ほくほくしながら脱衣場でロッカーの扉を開くと、その奥にはスマホなどの充電用のUSBの端子ポートとコンセントの差し込み口が。
これ、決して「運が良かった」わけではなく、どの扉を開いてもそこにあります。そう、全ロッカーで充電可能なんです。「太っ腹!」と思いますが、まだまだそれは序の口……。
浴室でカランの前に座ると、視界のどこかに違和感があるんですよね。あ、と思うと……シャワーヘッドの形が隣と違うんです。湯が肌にあたる感覚も異なるので、この「好きなものを選べる仕組み」、かなりうれしいですね。
浴室は男女日替わりの入れ替え制なのですが、それぞれドライサウナのほかにもうひとつずつ、お得な設備がスタンバイ。
フロントに向かって左側の浴室(龍宮の湯)には「オスマン浴」という名のミストサウナがあります。
そして右側の浴室(桃源の湯)には、身体のあたたまりも良く神経痛や関節炎、皮膚疾患などに効果があるという「バドガシュタイン鉱石」を備えた露天風呂と外気浴スペースが。
どちらも異なる快適さがあります。上述のとおり男女日替わりなので、その気になれば隔日でどっちも味わえ、飽きないという…。この心遣い、すごくないですか?
「決して新しくはない、むしろちょっと古い風呂屋だけど、どこよりも皆さんに喜んでもらえる銭湯にしたいと思ってね。オンリーワンの銭湯、オンリーワンのサウナを目指してるんですよ」と店主の銭元則正さん。まだまだサービスのアイデアは頭の中にいろいろあるとか。う~ん、困ったな。こうした銭湯があるから、僕たちも街のお風呂屋さんに通わざるを得ないじゃないですか!!(歓喜)
【弁天湯】
■住所:東京都新宿区余丁町5-1
■営業時間:後2:30~深1:00
■定休日:水曜
■料金:入浴料500円(大人)+ サウナ料金460円(大小タオル付)
<次ページのテーマは……“とにかく落ち着けて、くつろげる銭湯”>