さまざまな形態のサウナ施設の中でも、ご近所にあって料金もお手頃だったり……と、私たちの暮らしに身近な存在といえるのが「銭湯サウナ」。施設によって、さまざまな個性やサービスで、私たちをさらにワクワクさせてくれます。

そんな「銭湯サウナ」の魅力を深堀りしていく、不定期の特集シリーズ「GO! 1010-37!!」。今回も東京にある人気の4施設を訪ねるかたちで、銭湯サウナが持ついくつかのピースフルポイントを紹介していきます。

なお、現在発売中の「SAUNA BROS.vol.4」でも、たくさんの写真とともに掲載していますのでこの記事をご覧になり興味を持たれた方がいたら、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね♪

◆エンタメ感満載! 行くだけでも楽しい!!

~立川市「立川湯屋敷 梅の湯」~

“ここは楽しい!”と誰もが思ってしまう銭湯が、立川市にあります。山積みになったサウナストーンにオートロウリュすることで快適な温度と湿度のセッティングを常に保つ「ロッキーサウナ」(2階浴室)と、遠赤外線のヒーターで身体を芯までじっくりとあたためる「コンフォートサウナ」(1階浴室)。その2種のサウナ室が週ごとに男女入れ替えで楽しめて、多くの銭湯サウナでは弱点だったりする外気浴スペースも完備。水風呂の水質も心地よく、お湯の浴槽も種類が豊富という……。

1階の浴室も2階の浴室もジェットバスやジャグジーなどのアクション風呂も含め浴槽の種類は多彩。ともに露天エリアもあるので外気浴もバッチリです!

2階浴室にロッキーサウナ(写真上)、1階にコンフォートサウナ(同下)が。ともに温度と湿度のセッティングは◎ 水風呂も扉を出てすぐと、動線も完璧です!

そしてさらに、1階、2階の休憩スペースは書棚が壁を埋め尽くし、人気コミックスが大量にスタンバイ(その数はなんと1万2000冊!)。

もちろん、これらを読むスペースも広々としています!

それだけではありません。1階と2階を行き来する階段の壁面やちょっとしたスペースにも飾り棚が設けられ、人気アニメやヒーローシリーズのフィギュアなどがズラリ。

さらには、オプション料金で楽しめる岩盤浴ルームや、テーブルゲームなども…。いわゆる「街の銭湯」でありながら、大型のスーパー銭湯も顔負けのアトラクションや設備が完備していて、営業時間中は常に老若男女が(キッズたちもフィギュアに大喜び!)、実に和やかに過ごしているのです。

岩盤浴を設けた銭湯としては、都内でも先駆け的な存在
通路も広々。こんなに物があっても、ゴチャついた感じが一切ないのもスゴイです

「立川湯屋敷 梅の湯」は創業が昭和15年(1940)という老舗の銭湯。今から15年前に店舗を建て替えた際に、それまで小規模だったサウナ室を前述のように拡張したそう。

「当時はロッキーサウナを導入している銭湯はほとんどなかったと思います。でも、お客さまの立場になって、いろいろ考えてみたんです」と店主の佐伯雅斗さん(以下同)。

浴室内のさまざまな設備のみならず、コミックスやフィギュアといった浴前浴後に楽しめるアイテムを取り揃えているのも、発想の源は同じ。

「銭湯の役割が昔とは変化していますからね。数十年前とは違い、どこの家庭にもお風呂がある今は、体を洗う目的というよりは“リラックスしたい”“楽しい時間を過ごしたい”というニーズが増しているんです。“少しでもお客さまが喜んでくれるには”と考えて、できることはどんどんやっていきたい、と」

こうした姿勢は話題&評判となり、以前にも増して利用客数は右肩上がりに。「銭湯を経営する方も見学に来たりして“うちも真似していいですか?”って。“どうぞどうぞ”って言ってますよ(笑)」

今ではロッキーサウナを導入している施設も増え、また待合室に本や雑誌、マンガを置く施設も数多く見受けられます。ぜひ皆さん、ご近所にある「街の銭湯」も、のれんをくぐってみてください!

【立川湯屋敷梅の湯】
住所:東京都立川市高松町3-13-2 
営業時間:後3:00~深0:00 年中無休(※正月三が日を除く)
料金:入浴料500円(大人)+サウナ料金300円 
※水曜=レディースデーは女性はサウナ料金100円

<次ページのテーマは“家では絶対に味わえない最高のモノがある銭湯”>