<INTERVIEW>サウナとバイクで衝撃のととのいが得られる!? 新たなサウナの楽しみ方&その魅力を、サウナ女子にしてライダーの女優、指出瑞貴に直撃!

◆ついに到着! 風情と確かな熱さに……恍惚!!

道もそれほど混んでおらず、東京から2時間弱で茨城県結城市の「KURA SAUNA」に到着。「結城紬」で知られる古い町並みの一角に、その名の通り、かつての呉服屋さんの蔵をリノベーションしたサウナ施設が現れました。

庭には、大きな栗の木と大きな味噌樽を利用した水風呂。そしてインフィニティチェアが並ぶ静かな空間。見上げれば青い空が広がっています。

(筆者撮影)

蔵に入ると、重厚な扉の向こう側に、男女それぞれの更衣室が。こちらは男女が一緒に入れる施設のため、ここで水着に着替え、2階にあるサウナ室へと向かいます。

(筆者撮影)

「うわ~、この雰囲気だけでワクワクしますね。古い蔵の“和”の風情と、木々の緑と青い空。ちょっと現代風でおしゃれな感じもミックスされていて。サウナ室も楽しみです」

数分後。着替えを終えて階段を上っていった彼女の、歓喜の声が聞こえました。

「入った瞬間、気持ちいいです! 湿度をしっかり含んだ熱が、体全体を包み込んでくれて。温度はそれほど高く感じないけど、もう汗がこんなに……! 私、ふだんは1セット目ってしばらく汗が出ないんですけど。すごいですね、このサウナ室」

一般的なサウナ室っぽくない、ちょっと和モダンなデザインのサウナ室。湿度が高くしっかり熱い。奥には座ったり横にもなれる高めの段も

――壁に、水分をキープする調湿効果と断熱性も高い珪藻土(けいそうど)を使っているんだそうです。ちなみに、いま、温度計は80℃ですね。

「もう少し高く感じますけど、それはこのしっかりした湿度のあるセッティングをキープしてくれているからなんですね。そのうえセルフロウリュもできるから。うっすらと香るアロマの匂いも、薪が燃える香りも最高ですね」

――薪ストーブは、なぜか熱がやわらかいですよね。

「そうですよね。炎が揺れるのもずっと見ていられるし、あたたかさの感じが独特というか……あたたかみが強いんですよね」

部屋のサイズに対して、かなり大きめの薪ストーブ。「モキ製作所」さんのストーブで、このシンプルだけど無骨なルックスも、たまりません

――それ、いい表現ですね。“あたたかみ”が強い。

「ふふ(笑)。そうですか? すごく気持ちよく、滝のように発汗してるんですけど(笑)、ずっとここに居られちゃいます。めちゃくちゃ好きです、このサウナ室」

「ジュゥ、ジュワー」 ロウリュで発生する蒸気も、かなりパワフル!

気づくと、高めに設えられたベンチに座り目を閉じていた彼女。じっと数分、集中していたかと思うと、続いて、今度は静かに体を横たえています。室内の明かりは窓からうっすらと差し込む陽光と小さな間接照明のみ。実に静寂で穏やかな室内に、時折、パチパチッと薪が爆ぜる音だけが響きます。

そしてさらに数分後。体を起こした彼女の顔には、すっかり安らいだ微笑みが。立ち上がって階段を降り、あの、中庭にあった水風呂に向かいます。

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