川崎フロンターレ事業部長天野春果#9/フィンランド探訪最終話

モイ~。

川崎フロンターレプロモーション部のアマノです。本日もサウナ施設でこの原稿をポチポチ書いています。

12月22日(金)が川崎フロンターレ最終出社日でした。

実際、フロンターレとの契約は2024年1月中旬まであるんですが、次の挑戦に向けた準備もあり、年内をもって終了しようかと。11月24日(金)、ホーム等々力陸上競技場で開催されたJ1リーグホームゲーム最終戦後には苦楽を共にしたサポーターの皆さんに最後の挨拶をさせてもらいました。1997年のフロンターレ創立初年度から27年間。四半世紀以上を一つのクラブで活動できたのは感謝しかないですね。サポーターの皆さんを前に拡声器であいさつをしている時、今までフロンターレで過ごしてきた活動のシーンがバーーーーっと蘇ってきて泣きそうになっちゃいました。四半世紀以上やっているとさすがにいろんなことが起こるわけですよ。良いことも、そうでないこともそりゃたくさん。面白いもので、頭の中を巡る記憶って良かったこと楽しかったことよりも、苦しかったことつらかったことのほうが蘇ってくるんです。でもそういう時にホントに多くの人達が支えてくれて、それがとてもありがたくて尊くて。その支えてくれた人たちの想いに報いたくて「もっと面白いことを」「もっともっと楽しいことを」「もっともっともっとみんなと笑顔になれることを」とやってきた27年間だったなと思います。

そんな想いを最後の最後までカタチにしてフロンターレを退職したかったので最終出社日の12月22日(金)に「アマトーークFinal」というトークショーを自作自演で実施したと(笑)。この原稿はまだアマトーーク前に書いているので、アマトーーク実施した感想は次話以降に書きたいと思います。

それより今回は、とにかく「フィンランド初探訪レポート」を完結させることですね。もう4話にわたって書いちゃってるので(汗)。あと、今後、僕が何をしたくてフロンターレを離れるのかそこら辺の話もこのフィンランド探訪レポート終わらせたあとに書きたいと思います(飛ばし読み厳禁!!)(笑)。

そしてここで#8レポート内、一点誤りがありました。タンペレの街中のサウナ「sauna restaurant KUUMA(クーマ)」で僕がダイブしたのは「海」ではなく、湖と湖の間の「水路」でした。フィンランドの海の塩分濃度は日本の1/7でサラッサラのため、てっきり海水だと思っちゃっていました。タンペレ市民の皆さんすみません! 今後の戒めとして、「池袋かるまる」のサンダートルネードに2分間入ってきます!

#8で「海」を囲った水風呂と書いちゃいましたが「湖と湖の間の水路」でしたすみません!
目次

ヘルシンキの街を一望! 宿泊ホテルの最上階サウナ

フィンランド最大の都市・ヘルシンキでは同じホテルに3連泊しました。

宿泊したのは、ヘルシンキ大聖堂やオリンピックスタジアムなどヘルシンキの中心部から2~3kmくらいのところにある「クラリオンホテルヘルシンキ」。このホテルをチョイスしたのは、もちろん最強のポジティブクレイジー同行者・フィンランド大使館商務部の沼田さんです。「アマノさん、もう寝る時間なんてないくらいサウナ漬けのホテルライフをおくりましょう~!」といつもの悪巧みをする小学生のような笑顔で僕のサウナ心をあおってくれます。

このホテルのサウナは、漫画「サ道」作者・タナカカツキ先生の「サ旅・ルカ&ヘルシンキ編」でも出てきますね(この漫画めちゃくちゃ面白いのでまだ読んでない方ぜひ!)。

ハーバービューの好立地にそびえ立つこのホテルはとにかくお洒落。日本では北欧家具としてスウェーデン生まれのIKEAが有名ですが、北欧国・フィンランドも建築家・アルヴァ・アールトに代表されるように建物から家具までホントお洒落。奇をてらった感じではないんですけど、日本では見たことないようなデザインや設計が多いような気がします。大胆にして繊細。幾何学な感じもするけどナチュラル。ちょっと僕の持ち合わせるボキャブラリーでは表現しきれないけれど、街を歩いて建物を見ているだけで何十kmも楽しく歩けそうです。

そしてアート作品のようなクラリオンホテルは外観だけでなく、宿泊者サービスも素晴らしい! 皆さん、フィンランドの食事って想像できます? フィンランドの人たちはどんなものを食べていて何が美味しいのか。肉? 魚? 野菜 ?果物? パン? スイーツ? 答えは全部が全部美味いんです!!

僕は大学生活をアメリカで過ごしたのですが、ダイニングで提供される料理はどれもこれも大味なものが多かったんですよ。ピザ、ラザニア、ハンバーガー、ステーキ、フレンチフライ等々。果物もオレンジ、アップル、バナナなどいろいろあるんですけど、食べた時に「メチャクチャうまいやん!」とはならないんですね。いや、決してまずくはないですよ。ただ、すっごくおいしい! って感じなものはそんななかったかな。それと、アメリカのホテルで朝食として提供されるものとしてはパンケーキ、ワッフル、ベーコン、ソーセージ、卵料理に、シロップやケチャップをドバドバかけて食べるのが定番。何度も言いますけど、これはこれで僕は好きなんですけど、「味というよりボリュームで勝負!」的な感じなんですよね。

一方、今回クラリオンホテルで宿泊者特典としてついてくる朝食ビュッフェは、肉料理、魚料理、パン、サラダ、スイーツ、すべてが美味しい! 料理にどこか日本的な「繊細さ」があるような気がします。特においしかったのは「乳製品」ですね。ミルク、チーズ、ヨーグルト等、全ておいしすぎて何回もおかわりしました(笑)。

フィンランドは日本と同じように女性が夜一人で歩けるくらい安全だし、街の人たちはとても親切だし、自然豊かでご飯も美味しい。そしてそしてサウナ大国という! 世界幸福度ランキング7年連続1位なのを肌で(舌で)感じまくりでした。

そしてそして僕にとってクラリオンホテル最上級のサービス=サウナがホテル最上階の16階にありました。宿泊者はルームキーカードでサウナを利用することができます。最上階にはサウナだけではなく、フィットネスルームやプールもあり、もちろん宿泊者は使いたい放題。ただし僕はそれら施設には目もくれず、サウナへ一直線しました。最大15人くらい入れるサウナ室はセルフロウリュが可能。出入口のドア部分に空間があり外気を程よく取り込む作りになっているため、ロウリュをした際、一瞬サウナ室の湿度がグイッと上昇する感じがするんですけど、すぐに息苦しさはなくなるんですよ。それなので、もう何度も何度もロウリュするからバケツの水が1回のセッションで空になるという経験を初めてしました。

サウナも最高だったんですけど、クラリオンホテルのサウナ施設メインディッシュは「外気浴スペース」でしたね。半屋外のスペースに置かれたリクライニングチェアに横たわり、眼下に広がるヘルシンキの街並みを眺めながらととのう。最上階だからまたキモティ~風が吹き抜けるんですよ。「あっ、これが天国。」って思いました。気持ち良すぎて、気持ち良すぎるその先の三途の川が見えましたからね、ホントに。

結局3連泊する間にいったい何回入りに行ったかなー。もう沼田さんと時間を合わせて一緒に行くこともなく、最上階に自分の客室があるかのごとく、ホテルにいる間は朝から晩までずっと最上階で過ごしてました(笑)。

ヘルシンキで宿泊したクラリオンホテル。デザインがメチャクチャお洒落!
タナカカツキ先生の漫画「サ旅」にも登場しています
フィンランドの食事はすべてがホントにおいしい。特に乳製品、スウィーツは日本人の舌にも合う繊細な味!
※クラリオンホテルでの食事は夢中で食べてて取り忘れたので他のダイニングで提供された写真
クラリオンホテル最上階にあるサウナ。そんなに熱くないため、もう何分でも入っていられました
ここが外気浴スペースなんてぜいたく過ぎ!!!
サウナ後はこの夜景を見ながらととのえる!
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