あの強烈な水風呂にも……サウスポーは、まさに水風呂の申し子!?
――選手の皆さんにいつもお聞きしているんですが……プロ野球選手って遠征も多くて、全国のいろいろな施設に行かれる機会も多いじゃないですか。
「はい」
――鈴木投手にとっての「ココは本当に好き」「チャンスがあればいつでも行きたい」みたいな施設って、うかがえますか?
「いや、結構ベタになっちゃうと思うんですよね……」
――ぜんぜん大丈夫ですよ。わりと皆さんからも、やっぱり名施設の名前が上がりますから。
「そうですか。それじゃぁ……やっぱり僕は静岡の『しきじ』(サウナしきじ)と、名古屋のウェルビーです」
――なるほど。さすが、ブレがないですね。やっぱり水風呂好きというのが分かります。
「いや、実は『しきじ』は、あの薬草サウナのアッチい感じが大好きなんですよ。水風呂は、まぁもちろん気持ちいいんですけど、もう少し冷たいともっと最高だと思います」
――そうでしたか。失礼しました! でも、この会話の流れから行くと、ウェルビーというのは……?
「あ、『ウェルビー栄』の方です。もちろん『今池店』もよく行きますし好きですけど、やっぱりあの水風呂が……」
――良かった! やっぱりブレないですね(笑)。あのキンキンを通り越して、ヤバい室温&水温(気温=マイナス25℃、水温=限りなく低いシングル)の水風呂。あそこにどのくらい浸かられるんですか?
「どうだろう。30秒くらいは浸かってますね」
――マジすか。強い! 強過ぎです!!
「そうですかね。あそこ、本当に好きなんすよ」
――そこまでの方、あまり見たことも聞いたこともないです……。
冒険心を持って打ち破る……高らかな宣言、いただきました!!
――あまり新規開拓はされないとのことですが、いま気になるサウナってあったりはしないですか? チームメイトの皆さんも、いろいろと情報はくださるじゃないですか。
「いや、実は行きたいところはたくさんあるんです。赤坂の『サウナ東京』とか、あと、生姜焼きをサウナを出てから食べれるっていうところ。すみません、施設の名前、度忘れしちゃいました」
――同じ東京・赤坂の「金の亀」(生姜サウナ 金の亀)ですかね?
「あっ、そうですそうです! 両方とも石川さんから『ここ、良かったよ』ってかなり前に教えていただいて、ずっと行きたいとは思ってるんですけど……。
あと、やっぱり石川さんとか種が言っていたんですけど、山梨とか静岡の方にある、サウナのためのハウスみたいな施設にも行きたいんですよね」
――「サーマルクライムスタジオ富士」ですかね?
「かもしれないです。そこも行きたいんですよねぇ……。なんか、なかなか行動に移せていなくて」
――鈴木投手、すみません。こんなことを言うとちょっと失礼かもしれませんが……意外にも、ちょいちょい“ネガ”ですね。あんなに強気なマウンドさばきなのに(笑)。
「あはは。そうですかね。まぁ、そうかもしれないですね(笑)」
――サウナ雑誌というか、サウナの情報媒体としては、水風呂好きの鈴木投手が、全国のいろんな名水の水風呂の施設とか、北海道のキンキンの自然の水に入るサウナ体験とか、そういうものを体験されたりしたお話とかを聞いてみたいです。
「いいですねぇ。僕も行きたいです」
――では、その、やや「内弁慶」的なキャラを打ち破って、今後はぜひチャンスがあればいろいろな施設へ!
「いや、そうしたいです。冒険心をもっと持って、打ち破りたいですね!!(笑)」
――ありがとうございます。ぜひ!
では最後に、今シーズンの目標をあらためておうかがいしたいです。
「はい。とにかく与えられた場面、自分が任されたポジションで、しっかりと。どんどんどんどんどんどんどんどん、投げていきたいです」
――おぉ〜。力強い。めちゃめちゃ投げそうです(笑)。
「いや、本当にチームでいちばん投げたいと思っていますし、大車輪で投げまくってチームに貢献して。そして、投げた分だけ、サウナにも気持ちよく行きたいと思います」
――分かりました! ありがとうございました。またぜひ、お話を聞かせてください!!
鈴木 昭汰(すずき・しょうた)
茨城県出身。常総学院高から法大を経て、2020年にドラフト1位で千葉ロッテに入団。左腕からの力強いストレートと鋭いスライダーで三振を狙う強気のピッチングスタイルが魅力。今季もゲーム終盤の競り合った局面で、剛腕ぶりを存分に発揮中。