千葉ロッテマリーンズ『ととのう日記』⑰2月は東條投手が登場!

サウナを愛するアスリートはたくさんいらっしゃいます。プロ野球・千葉ロッテマリーンズもガチなサウナ好きが数多く所属するチーム。そんな同球団の愛好家選手たちにいろいろとサウナにまつわるお話をうかがっていく当連載。今月は前回の種市篤暉投手からの“ご指名”で、東條大樹投手が登板!

2月1日から沖縄・石垣島でキャンプインし、いよいよ2024年シーズンを本格的にスタートさせた東條選手。実は2022年12月発売の「SAUNA BROS.vol.5」にも石川歩投手、岡大海選手とともにグラビアインタビューで登場いただいているのですが、今回は初のソロでのインタビューになります。

サウナとの出会いやどんな楽しみ方をしているのかなど、よりディープに聞いてみました。もちろん、選手として新たなチャレンジが待っている2024年シーズンの抱負なども語っていただいています!
<石川投手をはじめ、当連載の過去記事はこちらから。未読の方は、ぜひ併せてお読みください>

目次

温暖な石垣島で1年戦うための準備中。「今やるべきこと」を全力で

――キャンプ中にお時間をいただきましてありがとうございます。石垣島での調子はいかがですか?

「そうですね。連日、最高気温は20℃前後とか、いやもっとありますからね。この間(1月)までは千葉や都内で自主トレしていて6〜7℃とかだったので。やっぱりこの温暖な感じはすごくやりやすいです。気持ちよく体も動きますね」

――球団のSNSなどでもいろいろな情報や写真、映像を拝見しています。毎日、午前中が全体練習なんですね。

「そうですね。朝10時くらいからピッチャーチームの全体練習ですね。数人ずつでグループになってピッチングだったり、実戦を想定した投内連携なども含めて守備練習をしたり。それで午後は個人練習ですね。みんな大体2時とか3時くらいまで、それぞれのテーマでトレーニングしてます。長い人はもうちょっと……夕方くらいまでやってるかな」

――東條さんは、午後はどんな練習を?

「今は、1月までやってきた自主トレの延長みたいな感じでやってます。12月、1月と走り込みやウエイト(トレーニング)でしっかり体を作ったり、フォームを作ったりっていう感じだったんですけど、そのへんを繰り返してます」

――自主トレの延長といっても、キャンプではだいぶペースは上がってくるものですか?

「う〜ん……そうですね。やっぱり1月までとは違ってきますよね。午前中にブルペンに入った日には、その感覚も振り返りながらフォームを確認しますし、そもそもユニフォームで投げると感覚は多少は違ってきたりするので」

――日々、より実戦に近い感覚になってくるって感じなんでしょうか。

「そんな感じです。今しかできないこと、今やるべきことをしながら、開幕に向けて準備してるっていうか」

――夕方まで、きっちりと。

「いや、夕方までじっくりやるのは、だいたい若い選手たちですね。僕は多くの選手と同じように、だいたい3時くらいまでで今は引き上げます。もう立派にオジさんなので、そんなに出来ないんですよ(笑)」

監督から告げられた、先発という“未知の領域”へのチャレンジ。

――いやいやいや(笑)。でも、充実してる感じでしょうか。

「そうですね。今のところは順調です」

――今季は、ご自身の中で何かこれまでと違う取り組みやテーマがあったりは?

「そうですね。なんか……今年は先発をやるっていう風に言われてまして」

――はい。

「そこのあたりで、違うのかなって思っていたんですけど。あの、僕はこれまで中継ぎだったんですけど」

――もちろん存じています(笑)。昨年末に「東條が先発へ」っていう報道を見て私たちも少し驚いたんですけど。

「僕も驚きました。いや、僕がいちばん驚きました(笑)!」

――そうなんですね(笑)。いつくらいの時期に、そのお話があったんですか?

「11月くらいですかね。吉井監督から言われたのは」

――監督から直接言われたんですね。

「はい。『先発やってみるか』って言われて。最初、冗談かと思ったんですけど。吉井さん、ユーモアもすごいある方なので(笑)。でも、話していたら、こう……思ったよりぜんぜん本気でいらして。で、『よし、やってみよう。取り組んでみよう』と」

――たしかに、東條さんが先発で登板されているのを見た記憶はありません。

「ファームの試合でしか先発で投げたことはないですから。実はプロ3年目くらいの時にほんの少しだけ取り組んでいたんですけど、やはりすぐにリリーフ要員に戻ったので。もっと言うと、社会人の時もほとんどがリリーフでしたから、本格的な先発の経験っていうと学生の時まで遡るんですよ。だから今季は、ちょっとした“未知の領域”なんですよね(笑)」

――中5日とか6日のローテで長い回数を投げるのと、毎日、ブルペンで肩をつくってたくさんの試合でショートイニングを投げるのとでは、やっぱりいろいろと違いますか?

「それは、違うと思います。違うと思うんですけど、何がどう違うかは、今はちょっとまだ正直分からなくて。投げていないので」

――先ほどおっしゃったように“未知の領域”ということですね。

「そうそう、そうです。なので、コーチやいろんな方に聞きながらではあるんですけど、今の時期のトレーニング内容や方法などは特にこれまでと変えてはいないです。今はとにかくしっかり体を作っていって、あとは本当に(開幕直前までに)実際にやりながらうまく調整していこう、と」

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