<オープンまで密着連載>「サウナができるまで」を全部見ちゃいます! (#6) 質の高いととのい=“Chill”には欠かせないあのアイテムが、前代未聞(!)のスケールで設置されました!! 注目のおひとり様用“サウナタワー”「SAUNA RESET Pint」

はい、こちらにも置かれていました。すみません、一枚の写真の中に収められませんでしたが、共用の水風呂エリアには3つの浴槽が並びます。1つがお湯の浴槽(それもありがたいですよね♪ あつ湯があるとないとでは実は大違い! Pintさん、やっぱり分かってらっしゃいます!!)、そして2つが水風呂です。

ここでPintのうれしいPointをまたひとつチェックしておきますが、水風呂の設定温度は15℃を予定していらっしゃるそうです。それも、常に安定して、この水温のきれいな水を供給し続けるとのこと。夏も冬も。毎日のオープン直後も。

ご存じの方も多いと思いますが、そうした安定した水の供給に欠かせないのが「チラー」という設備。英語表記だと「Chiller」です。皆さん、よく「Chillする」とか「Chill out」なんて言葉を聞きますよね? あれも“落ち着く”とか“くつろぐ”“クールにさせる”みたいな意味だと思うんですが、その状況に持っていくのに欠かせない機器といってもいいんじゃないでしょうか。

多くの施設さんで、水風呂の水を冷やすために、チラーが稼働していて、たいてい屋上なんかで1~2台が鎮座しています。

そのチラーが、浴槽の搬入・設置作業と並行して、Pintさんの屋上にも、つい先日、納品されたということで、これも見せていただきました。

ありましたありました! うひょー!!  納品時のメモなどもまだ貼られた状態。当たり前ですが、新品です。いやぁ、この存在感、すごいですね。

ん? でもこれ……何台あるんでしょうか?

回り込んで数えてみました。なんと6台です!! こんな光景、初めて見ました!

チラーで水風呂の水を冷やす仕組みなんですが、実はその間に「ろ過機」という機械も不可欠な存在として関係してきます。その名の通り、水風呂の水をきれいに保つために濾過する機器なのですが(この段階でいったん熱交換=一時冷却も行われるそう)、その段階を経て、水をあらためてチラーで一気にクールダウン&水温を落ち着かせ、水風呂へと循環させます。

これが「ろ過機」。Pintさんでは温水、冷水用で各フロアに数台ずつ設置され、全6フロアで温冷あわせて計13台になるとか。その数も多いと思うのですが、これも徹底した水質管理をされようという心意気の現れなのではないかと! 

この「チラー」と「ろ過機」の台数……ともに驚きの台数です。見出しにも記した「前代未聞」という言葉は、実はチラーを納品したメーカーさんのご担当者の言葉です。

「6台もの導入は、サウナ施設として(水風呂冷却用として)本当に聞いたことのないスケールです。でも、この台数があれば、水を冷やす速度も水温の安定感も、能力はものすごいと思います。“6台”という台数を初めて聞いたときにPintさんの本気度をすごく感じました」とは、そのご担当者の弁。そのうえでタッグを組まれる「チラー」メーカーさん、「ろ過機」メーカーさんそれぞれのご担当者同士で、綿密な打ち合わせも繰り返してこられたそう。

ちなみに、これらの納入も圧巻のスケールで行われました。チラーに至ってはクレーンで慎重に1台ずつ屋上まで引き上げるため、深夜に作業を行ったそうです。

前回記事でお伝えしたサウナ室といい、今回のチラー・ろ過機を含む水風呂や浴槽といい、こだわりが半端ではないPintさん。本当にオープンが待ちきれなくなってきました。「Chill」に必要なピースがほぼ揃い、あとは仕上げに向かってまっしぐら! 次回の訪問&リポートも、ぜひお楽しみにお待ちください!

SAUNA RESET Pint 浅草店

開業予定:2022年6月3日
住所:東京都台東区浅草2-6-15
個室サウナ数:全29室(男性18室<VIPサウナ=3室>/女性11室<VIPサウナ=4室>)

撮影/田中健児

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