「銭湯サウナ」の魅力を深堀りしていく特集シリーズ「GO! 1010-37!!」(GO! 銭湯サウナ)。3回目は、都内でもトップクラスの人気施設、東京・渋谷の「改良湯」さんをクローズアップ!!

この改良湯は、渋谷という賑やかな街にあるにも関わらず、仕事や日常のあわただしさなどを忘れ、静かに心をととのえることができる銭湯。もちろん人気の施設なので、周囲には常に多くの他のお客さんもいらっしゃるのですが……気づくとひとり静かに自分と向き合うことができている。そんな“没入感”をたっぷり味わうことができる素敵かつ不思議な空間。

クジラの壁画でもおなじみです

昨年末に発行した「SAUNA BROS.vol.3」でも取材・掲載させていただきましたが、その際、ご主人の大和伸晃さんからうかがった一言がずっと気になっていました。なんと、約1カ月をかけて男湯をさらにアップデートされるというのです。

「男湯は、受付だけでなく浴室内でも、サウナに入るのに並んでお待ちいただくことがかなり多くなってしまっていたので。それを改善したいなとずっと思っていたんです。リラックスしに来ていただいているのに、逆に、並ぶストレスを感じさせてしまったとしたら、申し訳ないですから」(大和さん)

ということで、「男湯のサウナ室を大きくする」というのが今回の改装の一番のきっかけだったそうなのですが、同時に遠赤外線のものから、ロッキーサウナにストーブを替えられるとの情報も。工事を終えられてリニューアルオープンした改良湯を再訪させていただいたら…とんでもない浴室&サウナが完成していました!

男湯に一歩足を踏み入れてみると…全体の雰囲気はまったく以前の感じのまま。光の量を抑えた“あえて暗め”な浴室は、入った瞬間に落ち着いた気分になれます。

ですが……。おお! たしかにサウナ室が存在感を増しています。改装前は水風呂があったスペースのほうまで、どうやらサウナ室のスペースが広がったよう。たぶんサウナ室じたいは…以前の倍くらいの広さがありそうです! でも、圧迫感や浴室全体が狭くなったような感じはしません。きっと、全体の調光のバランス…青い光だったり、サウナ室の横や上部から差し込んでくる光なども影響してるのかな、と。

画面右側奥が、リニュアールされた男湯サウナ室

では、さっそくサウナ室の扉を開けてみましょう。

アツいです! とても気持ちの良い熱さ。これはオートロウリュのロッキーサウナならではのセッティングですね。そして、黒い壁に座面の下からの間接照明のみという暗さ。もう、座った瞬間にじっくり自分と向き合い始められます。

中央のストーブを挟んで左右に2段の座面が。14~15人ほど入れる広さ。とにかく光は抑えめです

「ただ熱いだけではない、じっくり芯まであたたまる。常にそんなサウナ室にしたいと思っているんです。それで今回は、改装するならロウリュのできるロッキーストーブにしてみようと。湿度がしっかり感じられる居心地の良いアツいサウナで、石に水がかかったときは、さらに一気にガッと熱さがくるような。メーター(温度計)でみる温度の“キレのある熱さ”というよりも、体感として熱を感じてもらえる、“じっくりとした熱さ”にこだわっています」(大和さん。以下同)