北海道登別市の「祝いの宿 登別グランドホテル」が、安全対策のために冬季期間中はクローズしていた深さ150cm、高さと直径は170cmという巨大な「樽水風呂」の利用を再開している。

安全に配慮された巨大な樽水風呂と滝が見える外気浴
こちらの巨大な樽水風呂は、ホテル内にある「鬼灯の湯」内に設置してあり、味噌樽を改装して作られた大迫力の水風呂は、多くのサウナ好きから高い評価を受けている。ホテル自慢の110℃の高温サウナである「鬼サウナ」の後は、巨大樽水風呂にドボン! 登別北東部の山麓を水源とした沢水はは、シャキッと冷たい16℃に設定。さらに樽水風呂に備え付けられたボタンを押すと、天井から水が落ちてくる仕掛けで、頭までしっかり冷やすことができる。


巨大水風呂を独り占めした後は、「鬼灯の湯」にある滝が見える外気浴スペースへ(日替わりの男女入れ替え制)。リクライニングチェアに腰掛け、滝の音を楽しみながらの外気浴は格別だろう。

なお、こちらでは安全対策として下記のような取り組みを実施しているので、安心してサウナを利用できるのもうれしいポイントだ。
・12歳以下の子どもの入浴は禁止
・利用期間は4月から11月(冬季の凍結事故防止)
・樽の内側には、階段と手すりを設置
・外から内部が見られるよう鏡を設置
“登別の迎賓館”こと、登別グランドホテルとは
1938年(昭和13年)に開業した「祝いの宿 登別グランドホテル」は、過去に昭和天皇や上皇陛下がご宿泊されたことで知られており、「登別の迎賓館」と称される老舗ホテル。大浴場はゆったりとした優雅な空間でくつろげ、 日本庭園を望む露天風呂では、季節の移り変わりを感じながら、食塩泉、硫黄泉、鉄泉という3つの泉質のお湯を楽しむことができる。
館内には2つの浴場に3つのサウナが備わっており、鬼灯の湯の「鬼サウナ」は、荒々しい鬼の棲み家を熱で表現した110℃の高温サウナで、同じく鬼灯の湯の「清流サウナ」は、セルフロウリュとセルフウィスキングが楽しめるサウナとして稼働している。また、竜胆の湯に設けられた「熊サウナ」は、80℃とぬるめの温度設定のため、サウナに不慣れな方でも入りやすく、誰もがゆっくり、じっくり入ることができる。
なお、登別グランドホテルがある登別温泉は道外からのアクセスが良く、新千歳空港から車で1時間、札幌からも1時間半という好立地。泉質の豊富さから、「温泉のデパート」と呼ばれることもあるほど。さまざまな泉質の温泉とサウナで、旅の疲れを癒して登別を満喫しよう。
祝いの宿 登別グランドホテル
住所:北海道登別市登別温泉町154番地
※詳細は公式サイト(https://www.nobogura.co.jp/)よりご確認ください。