
熱海の⽇帰り温泉「オーシャンスパ Fuua」で、開業(2019年)以来“初”となる特別アウフグースを10月11日(土)と11月22日(土)に実施。会場は館内着のまま楽しめる専用ラウンジ「ロウリュキャンプ」。参加は入館後の館内予約制・無料、各回先着30名。アウフグースに不慣れな人でも安心して没入できる“Fuua流アウフ”の初体験に注目だ。
“館内着×アウフグース”で初心者でも夢中になる理由
「アウフグースに興味はあるけれど、サウナ室での本格的なものは少しハードルが高い」——そんな声に応えるのがFuuaのオリジナル空間「ロウリュキャンプ」。館内着のまま参加できるため、アウフグース初心者で不安がある人や、家族・カップル・友人同士でも肩肘張らずに楽しめるのが大きな魅力だ。
熱波とアロマの香りで五感をやさしく包み込み、約20分のプログラムがゆるやかに高揚と鎮静を繰り返す。各回先着30名の少人数制だからこそ、風がしっかり届き、香りも明確に感じやすい。事前予約は不可で入館後に3階アタミリビング「インフォメーション」で受付という運用も、当日の気分で“ちょうど良い熱さ”に触れたい温浴ファンにうれしい仕立て。通常営業のリラックスタイムの中に、アウフグースを自然に挿し込める「やさしい流れ」が、体験のハードルをぐっと下げてくれる。

はじめての人こそ知っておきたい“満足度を上げる参加術”
今回は特別アウフグースは開業以来はじめての実施。各回先着30名・入館後に館内で予約という運用上、混雑時間帯は受付が集中しやすい。狙い目は開演時刻の少し前ではなく“入館直後”。まず受付を済ませ、その後に館内での過ごし方(食事や温浴、外気浴や休憩)を組み立てるのが効率的だ。原則1人1回の参加だが、空きがあれば2回目以降の申込も可能という。演者のコンディションや香りの余韻が変わることもあるので、空きが出たら「同じアウフギーサーでもう1回」と狙ってみるのも一興だ。
プログラムは約20分。直前に水分を取り、体調が不安な場合は無理をせず退出・休憩を。アウフグース後は館内各所で“余白の時間”を確保し、熱と香りの記憶を落ち着かせたい。初開催ゆえの熱量を、無理なく自分のペースで楽しむための小さなコツだ。

受賞歴が語る実力——デトロイト阿久津&みさきの熱波
10月11日(土)は、日本サウナ大賞で2023年大賞を受賞、2022年「炎の熱波師賞」や2024年「ベスト熱ッスル」など、話題と実績を兼ね備えるデトロイト阿久津が登場。重厚な送風とリズムで“体感の山”を描き、熱と香りの輪郭をくっきり伝える表現が持ち味だ。
11月22日(土)は、湯舞音×クロウゼンのみさき。The Battle of Gladiators Final 2025 準優勝、Masters Freestyle Aufguss Final 2025 準優勝と、国際基準の舞台で磨いた構成力とテンポが光る。二者二様の“熱波の美学”を、Fuuaのラウンジ型ステージで体感できるのが今回の最大の魅力。
演者が変われば風の角度も緩急も変わる——同じ20分でも、熱の立ち上がりやクールダウンの描き方に個性が宿り、アロマの広がり方まで含めて“まったく別の作品”として味わえるのがアウフグースの奥深さだ。初見の人はもちろん、常連も“違い”を楽しむ一日になるだろう。


海景・外気・温浴動線まで——Fuuaならではの“余韻”のつくり方
会場となるオーシャンスパ Fuuaは、海景を生かした開放的な温浴体験が魅力。料金には館内着・タオルレンタルも含まれるため、手ぶらで立ち寄っても満足の温浴サウナ体験ができる。アウフグースの熱を受けた後は、外の空気や海の眺めを取り込みながら、身体の芯に残る温感を「やさしく減衰」させるのがFuua流。加えて、Fuuaを擁するATAMI BAY RESORT KORAKUENはホテルやレストラン、マーケットエリアを備えた複合型リゾートで、旅の一日をここで過ごすのも良い。東京方面からは新幹線+シャトルバスの動線も便利。温浴と景観、滞在の設計まで含めて“余韻が長く続く”のがFuua体験だ。

ATAMI BAY RESORT KORAKUEN 内
日帰り温泉施設「オーシャンスパ Fuua」
■住所/静岡県熱海市和田浜南町10-1
■営業時間/10:00~22:00(最終入館21:00)、設備メンテナンスによる休館日あり
■入館料/大人3,080円から、アフター5 大人2,310円から、アフター8 大人1,110円から
※別途入湯税(大人ひとり150円)がかかります。
※入館料には施設利用料、館内着、レンタルタオル料が含まれます
※来館前に注意事項をご確認ください
公式HP(https://www.atamibayresort.com/fuua/)