「ぐっ! ジョブ」(11/26放送)で温泉のない「おんせん県」の街、豊後大野市を大特集! ”サウナのまち”として集客に成功したその秘密に迫る

独自のサービスや斬新なアイデアに挑戦する九州の企業と、その挑戦者たちの取り組みを紹介する「ぐっ! ジョブ」(TVQ九州放送)。九州のテレビやラジオで活躍する「ナカジー」こと中島浩二が専門家とともに、驚きの技や働く人たちのドラマ、仕事の哲学に迫る番組だ。11月26日の放送回では全国でも珍しい“サウナによるまちおこし”を特集する。

「おんせん県おおいた」にありながら「温泉が出ないまち」だった大分県豊後大野市。そんな不運な環境ながら、近年大ブームとなったサウナを誘客の起爆剤として設定。全国からサウナ好きが集う街に急成長した、町おこしの秘密に迫っていく。


美しい山と川、鍾乳洞などの自然に恵まれた大分県豊後大野市ではここ2~3年、地元の宿泊事業者たちによるサウナのオープンラッシュが続いているという。その趣向は様々で、川の清流を水風呂に見立てた河原のテントサウナや、深い森の中で外気浴を楽しむフィンランド式薪サウナ、地元の観光名所・水中鍾乳洞に飛び込むサウナなど、足下の大自然を生かしたユニークなものばかり。これに全国のサウナファンが注目し、年間8000組もの客が訪れ、サウナを巡るという現象を生み出している。

大自然を生かしたアウトドアサウナを目玉としつつ、さらに地元の飲食店が考案した「サウナ飯」で「“ととのい”からの味めぐり」を展開。そうした戦略の結果、全国からサウナファンを集める「聖地」となった豊後大野市だが、その裏にはある仕掛け人の存在があったという。

その正体は、ホテル「LAMP豊後大野」の支配人、高橋ケン氏だ。

5年前、市内の廃校跡地を利用した同ホテルの支配人になった高橋氏だったが、まち全体に人を呼ぶコンテンツが少なく反応はいまひとつだった。そんなとき、豊後大野市に“蒸し風呂文化”の歴史があることを知り、地域の自然を生かしたサウナ計画を思いついたという。

2020年にアウトドアサウナを作ると、「点ではなく面で戦おう」と意気込み、市内の宿泊事業者と手を組んで「サウナ協議会」を設立した高橋氏。翌年には行政にも直談判し、市長による「サウナのまち」宣言を実現させたとのこと。以降、ド派手なラッピングバスを走らせたり、市内の飲食店に「サウナ飯」を展開してもらったりするなど、現在はまち全体を挙げた動きにまで拡大中だ。

高橋氏の最終目標は、サウナの本場フィンランドと提携し、海外から観光客を呼ぶことだという。放送では、まだ始まったばかりの彼のあくなき挑戦に迫る。

ぐっ! ジョブ
TVQ九州放送 毎週土曜 後2:30
「九州からニッポンの経済を応援」をモットーに、独自の技術サービスや驚きのアイデアで商機を模索する九州の企業や挑戦者たちの取り組みを紹介。よりわかりやすく、楽しい経済をお茶の間に届けている。

今回特集される“サウナによるまちおこし”の仕掛け人、「LAMP豊後大野」支配人の高橋ケン氏へのインタビューはこちらから。サウナと水風呂のような熱い思いと冷静な分析を、SAUNA BROS.WEB限定で語っています。

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