ドラマやバラエティー、CMなど、幅広く活躍する岡田結実さん。実は無類のサウナ好き! この連載「ゆいしょなサウナを巡り中!」では、女性にとってうれしいサウナを巡り、「“ゆい”がうれしかった場“所”……“ゆいしょ” 」をご紹介します。
今回は、東京は新宿区、国立競技場の目の前に今春オープンした「TOTOPA 都立明治公園店」訪問の3回目。前々回、前回は女性フロアを楽しみ尽くしましたが、今回は特別に男性フロアのサウナを体験させていただくことに。
「ワクワクしますねぇ〜!」と、男性フロアの浴室へと足を踏み入れた彼女。次の瞬間、「え〜っ、すごい♪」と、大きな目がさらにまん丸に。そして次の瞬間、笑顔全開になっていたのでした!
果たして、その表情の理由とは……!?
(女性フロアの「蒸し湯」体験をご紹介した前々回記事はこちらから。また、浴室内にあるサウナを体験した前回記事はこちらから。←未読の方はぜひあわせてお読みください!)
浴室に入った瞬間、「男子、ズルい!」「けしから〜ん!!」って思っちゃいました(笑)
――さて。男性フロアをひと目見た瞬間、ものすごくテンションが上がっていらっしゃいました。
「いやぁ〜、すごいびっくりしました。女性フロアのサウナ室ももちろん良かったですし、『蒸し湯』の“すちこ”とか、他では体験できないものがあって素晴らしかったんですけど……男性フロアには、みんなが好きになっちゃうものがドンドンド〜ンって並んでいるのが目に飛び込んできて(笑)」
――たしかに。サウナ室も、水風呂も……それぞれ複数が設けられています。
「まずサウナ室だけでも3つもあって。それがそれぞれすごく特徴的で。全部のサウナ室が違う楽しみ方ができそうだな。これはスゴそうだぞ〜って」
――見た瞬間、「いいなぁ、男子。男子、ズルい! ずっちぃ!! (笑)」っておっしゃってましたね。
「言っちゃいましたね(笑)。でも、本当に、どれも見た瞬間の斬新さもスゴくて。うわぁ、これは楽しいなぁ。早く入りたい! って、心から思っちゃいました」
――斬新さ。
「サウナ室だけでも、3つの種類が並んでいて。その真ん中が『ナ室』でしたよね? それでその左側のサウナ室が『左(サ)室』、反対の右側にあるのが『右(ウ)室』。それぞれデザインやコンセプトみたいなものが違っていて」
――はい。今おっしゃられた「デザイン」みたいなことで言うと、「左室」が、最も独創的かもしれませんね。岡田さん、なぜか「けしから〜ん」ってコメントをくださいました(笑)。
「いやぁ……だって、明るさを抑えめにしていて、青い光ですよ!? あんなサウナ室、見たことないですもん。入った瞬間、近未来的だなって思ったりしつつ、なんか不思議な気分になって。壁やベンチの直線的な雰囲気とか、流れている音楽というかBGMも含めて、新感覚でしたね」
――ベンチに座って後ろを見たら、壁が鏡張りなのにも驚きました。
「ですよね? なんかオトナな感じっていうか……第一印象として、ちょっとあやしげ、エッチだ〜っって思ってしまって(笑)」
――それで、「けしからん!」だったのか(笑)。
「そう。でも、褒めてますよ、もちろん(笑)。冗談はさておき、鏡張りだから空間的にも奥行きがあるような感じもするし、そもそも青い光の部屋なのに温度はアツいっていう、ちょっと今までの自分の体感では味わったことのない感じがあって。
でも、ほどよい熱さがキープされた上で、オートロウリュもかなりの量の水がサウナストーンにかかるので、じっくりしっかり汗も出てきましたし。気持ちよかったですよね」
――斬新でユニークなだけじゃなくて、実力もしっかりしていた?
「そう思いました。ホント、人によって感じ方も異なるし、その日、その時の感じ方も違うと思うので、あのサウナ室……『左室』が最初からすごく自分に合うっていう人もいらっしゃるだろうし、私みたいに知らなかった感覚になる人もいるだろうし」
――ちょっとオトナな新感覚だけど、「楽しい」みたいな?
「そうそう。もう……サイコーに、けしからんじゃないか、って(笑)」
――はい(笑)。
デザイン……そして可能性があるサウナ室
――続いて、「右(ウ)室」についてはいかがでしたか?
「『左室』とは対照的で、室内が暖色系の明かりだったり、つくりも全体的に丸みを帯びたデザインで。私自身は、3つの中でいちばん安らげましたね」
――その暖色系のライトも、明るさが少しずつ変化したりして。それも面白かったですね。
「はい。でも、基本的に落とし気味というかぜんぜん明るすぎないから、没入……入り込めるというか。あとは、これも私個人の感覚なんですけど、たぶん丸いもの、丸みを帯びているものって、どこか落ち着くんですよね。
イスも座る部分も背もたれの部分も丸っぽかったじゃないですか。すごく包み込まれる感覚になるし、あのサウナ室の奥の方にいくと、ちょっと隣との間に仕切りみたいなのもあって、半個室みたいな感じもしてくる。スッと自分の中に入り込める気がしてすごく良かったですね」
――先ほど、「『左室』とは対照的」ってコメントをいただきましたが、まさにその通りですよね。
「人それぞれで好みがあるので、今回は私はこの赤い方のサウナ室が落ち着くって思いましたけど、きっと違う感想の方もいらっしゃるのかなって。でも、なんか……サウナって面白いな、いろんな可能性があるんだなってあらためて思いましたね」
――可能性?
「そう。なんて言うか……一人で楽しんだり、自分の好きな感じに浸るのもサウナだし、友達と来て、みんなで感じるのもサウナだし。あとは、知らない人とも、どこかつながっている気がするのもサウナかなって。
さっきの青い部屋=『左室』って鏡張りになってたじゃないですか? あの鏡の仕掛けがあることで、なんか隣の人の存在をちょっと感じられる気がしたんですよね。普段のサウナよりも。なんだろう、本当に“五感”がフルに刺激されたのかな」
――あ〜、ちょっと分かります。
「どちらも今まで見たことない感じのサウナ室でしたよね。サウナって、もちろん自分の好きな入り方や楽しみ方をすればいいと思うんですけど、けっして“こだわり”みたいなものに縛られなくてもいいんだなって……今日ここに来て思いました。
一人で楽しむのも、知らない誰かとつながってる感じを味わうのも楽しいんですよね。『これが好きなんだ』っていう好みはあってもいいけど、そこにこだわり過ぎず、その時々、その場所に自分を委ねてみると、いろんな愉しみ方ができるものなんだなって」
――なるほど。でも、青い「左室」から赤い「右室」に入ったら、空間というか世界観の違いで、ちょっとバグったような感覚にもなりました。
「あ、分かります。ホントおもしろいなって思いました!」
――この「右室」のアツさも、ちょうど良かったですよね。
「そうでしたね。入った瞬間は『アッツ〜い』って思ったけど、座面に腰をおろしたらちょうど良くって。かなり長くいられるから身体の芯までじっくりあたためてくれる感じでした。
アツさ自体は『左室』と『右室』は同じくらいかな〜って思いました。どちらもオートロウリュもあるからぜんぜん苦しくなく、過ごしやすかったですし。ただ世界観が真逆なだけで(笑)、気持ちよく、もともと好きな感じも、新しい感覚も味わえました」