<連載>黒羽麻璃央「翔ぶ瞬間」ウェルビー福岡(#1)

サウナ好きの俳優・黒羽麻璃央さんとサウナをめぐる連載「翔ぶ瞬間」。これまで関東のサウナ施設や銭湯を訪れてきましたが、今回は九州・福岡までやってきました! 訪れたのはサウナの名門・ウェルビー福岡。施設さん全面協力のもと、撮影させて頂いた様子をお届けします。
※過去の黒羽さんの連載はこちらから

目次

「からふろ」で1セット目から汗あふれ出す

――今年1回目の撮影は、連載始まって以来の地方ロケです!

ついに地方ロケですね(笑)。しかもウェルビー福岡さんで撮影なんて、ほんとに……いつもありがとうございます!

※筆者撮影

――福岡に来てから、どこかサウナへ行きましたか?

それが、まだ一度もサウナへ行けてなかったんです。なので、今日はめっちゃ楽しみです。福岡はおいしいものが多いので、この数週間でだいぶいろいろな余分なものを蓄えてしまっていて……。昨日も、ラーメン2軒行きましたし。

――ラーメン2軒! 昼と夜にですか?

いえ、2軒とも夜に。1軒目でトマトラーメンを食べたんですが、食べた後に、近くでお重に入った一蘭ラーメンが食べられると聞いて、そのまま食べに行きました……。なので今日はしっかり汗を出していきたいと思います!

「はぁーサウナ楽しみだー」

――ウェルビー福岡には「からふろ」「フィンランドサウナ」「森のサウナ」の3つのサウナ室があります。ひとつ目はどのサウナ室にしますか?

そうですね……。1つ目はこちら「からふろ」にします!

入口の札を「空室」から「蒸中」に

――中はどうですか?

和室のような室内の雰囲気、落ち着けていいですね。あと広さも、広すぎなくて、狭すぎなくて、ちょうどいいサイズ。暗いから集中できるし、落ち着けるな~。温度もすごくいいです。うわ、もうめっちゃ汗が出てる! 

――いつもだと2セット目以降の方が、汗が出るとおっしゃっていましたが……。

そうなんですよね、でも今日はもう1セット目からすごい汗です。余分なものが、汗と一緒に出てきてるような(笑)

セルフロウリュをすると……
蒸気が一気にめぐり体感温度もぐんぐん上昇
「はぁ~気持ちいいです」

――黒羽さん、汗の量がものすごいことになっています! 

いやー、久々のサウナだからというのもあって、汗がめっちゃ出てるんですけど、不思議とまだ居られるんです。汗の量と体の感じる熱さが比例していないというか。あー気持ちいい! このあとの水風呂はシングルなんですよね? しっかり体あたたまったので、水風呂いきます!

初体験! キンキンの水風呂がより深いリラックスを生む

――水風呂、どうですか?

やっぱり冷たいですね! でも気持ちいいですよ。一気にキュッっとなる感じ。……けど、もうそろそろ出ます!

――内気浴エリアも凝っていますよね。

そうですね。森のイメージなのかな。すごく落ち着きますね。「からふろ」の中もそうなんですが、ロウリュの桶が壺だったり、置いてある物や照明など、細かいところまでこだわっていて、そのおかげでとても落ち着けます。

――福岡での初サウナはどうでしたか?

あれだけサウナで汗を出して、冷たい水風呂で一気にクールダウンしたからか、すごく、いい感じに気持ちいいです。12月の名古屋公演で、3日に1回くらいウェルビー栄へ行っていたんですけど、去年のラストサウナはウェルビー栄でした。そして今年は連載1回目がウェルビー福岡。ウェルビーにたくさん来られてうれしいです。

Special Interview

映画「生きててごめんなさい」の撮影は苦しかった!?

――最後に映画の話をすこしお聞きしてもいいですか? 今月3日に主演映画「生きててごめんなさい」が公開されましたね。来月以降も出演映画の公開が続きますが「生きててごめんなさい」の撮影はどうでしたか?

撮影をしたのは、一昨年、ちょうどミュージカル「ロミオ&ジュリエット」をやっている頃ですね。東京公演と地方公演の間で撮影をしたのですが、撮影期間中は結構しんどかった……というか、複雑だったというか……いろんな感情にさせられました。僕が演じた修一は、試練が多い役で、彼女は、意図していないのにうまくいっているのに、修一は自分が思い描いていた通りにものはこばなくて……。ストーリーと同じ流れで撮影があったので、「こんなはずじゃなかったのに」と後半にいくにつれ追い込まれていくんですよね。

――黒羽さんご自身も追い込まれる感覚に?

僕自身というか、「修一が」かな。でも、「生きててごめんなさい」の撮影が終わったすぐあとは、舞台に戻ったときに、一瞬、ロミオの演じ方を忘れてしまったくらいで。「あれ? 僕の演じるロミオってこんなのだったっけ?」って。それくらい、修一という役にのめり込めていたんだと思いました。

――完成した映画を初めて見たときはどんな気持ちになりましたか?

素直にその作品を第三者として見ることができましたね。今までだと、自分が出ている映像をスクリーンで見ると、なんか変な感じがしたんです。でも今回はそういったことはなくて、「作品」として見ることができました。自分と切り離して見られたな、というのは初めての感覚だったかもしれません。ちゃんと見てずーんて落ちました(笑)

恋愛の葛藤、日常にある“ゆらぎ”が、目の前でくりひろげられる本作。ぜひ劇場でご覧ください。

次回の連載「翔ぶ瞬間」はフィンランドサウナを楽しむ黒羽さんをお届けします。お楽しみに!

<黒羽麻璃央(くろば・まりお)>
1993年7月6日生まれ。宮城県出身。
俳優。映画、ドラマ、舞台など幅広く活躍。ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」(TBS系)に葉月心役にて出演。主人公・園田修一を演じた映画「生きててごめんなさい」が公開中。3月には「クモとサルの家族」、4月に「ゲネプロ★7」、5月には「最後まで行く」の映画公開が控えている。

撮影協力/ウェルビー福岡
■住所:福岡県福岡市博多区祇園町8-12ロータリ大和ビル2階
■営業時間:24時間
※詳しくはこちらの公式ホームページをご覧ください

撮影/佐藤佑一

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