サンタが住む北極圏の街・ロバニエミのサウナ
羽田を午後9：55に出発して12時間半くらいですかね、ヘルシンキ空港に到着したのが現地時間午前3時くらい。人気のない空港内のカフェで次の国内線フライトまで時間をつぶしてフィンランド北部・サンタクロースが住むことで有名な北極圏の街・ロバニエミへ移動しました。
11月上旬ということと暖冬ということもあり、ヘルシンキはまだ雪が積もってなかったのですが、1時間半くらいのフライトで到着したロバニエミは流石の銀世界。気温もグッと下がって2°Cくらいでした（それでも暖冬で例年より全然暖かいとのこと）。空港には沼田さんの仕事仲間でロバニエミ観光局のソフィアさんが迎えに来てくれており、用意されたタクシー（ガルウィングのタクシー初めて乗った！）で市内案内。時差ぼけやフライト疲れもあったんですけど、それより「オレはついについにサウナの国フィンランドに来ているんだ！」という高揚感＆アドレナリン脳汁で満たされて頭はギンギン覚醒状態でした。
昨年8月にフロンターレのホームゲームイベント「FINLANDランド」を開催した際、「アナタの願いを書いたメッセージカードを現地サンタさんに届けます」企画というのを実施しました。そのときの約300通のカードをロバニエミにあるサンタクロース村にいるサンタさんに僕が直接届けるという大役を果たしたり、ロバニエミ観光局のサラさんとFINLANDランド実施時、どうやってロバニエミの街をPRするかなどの（真面目に楽しく！）ミーティングをしたり、充実のビジネストリップ！ ええ、間違いなく誰がどう見ても仕事しています（笑）。安心してください、遊んでいませんよ（笑）！
そんなこんなでしっかり働いた後、宿泊先となるホテル「サンタズホテル・サンタクロース」にチェックイン。
もうホテルの名前がそのまんま過ぎて……。館内はロビーにも廊下にもサンタクロース装飾いっぱいで、夏でもXmas雰囲気を味わえるということですね。
ここまで書いてきて「あれ？ SAUNA BROS.の連載なのに、せっかくフィンランドへ行っているのにサウナの話出てこないじゃん！」と思った方、お待たせいたしました！
僕がフィンランドで体験した初サウナはなんと「サンタクロースホテルの部屋に付いているサウナ」でした！！！
沼田さんがおさえてくれた部屋が結構、上層階で部屋の窓からロバニエミの街が一望できるんですね。サウナはシャワールームの手前にあったんですけど、そのサウナ室にも防熱タイプの大きい窓が備え付けられていて、まるで絵葉書みたいな風景がその窓からのぞむことができます。サウナは電熱式で、電源をONにしてから暖まるまで30分くらいかかるんですけど、上半身裸、下半身にバスタオルを巻いた状態でサウナ室の前で、まるで飼い主に出されたエサをステイさせられている犬のように身体をブルッブル震わせて待ってました（笑）。室温70℃くらいに上がったところで、もう待ちきれず室内に入りフィンランドで初のセルフロウリュ。部屋の窓が曇るほどの蒸気で一気に室温が上がり、カラダ全身からブワッと汗が吹き出します。これは僕の思い違いかもですけど、出てくる汗が全部「半球体」なんですよ。もう一つひとつの汗粒がぷっくらビー玉みたいにキラッキラしていて愛おしささえ感じちゃいました。10～12分くらい蒸されて、バスタブに溜めておいた水風呂にザブーーン。チラーが入っていなくても水温4℃くらいですかね。入っていられるのは10秒くらいが限界で、その後はベッドルーム横のソファで窓を少し開けて冷えた外気を入れながら「ンン～ギモジイ……」連呼してととのいました。
チェックインしたのは午後8時くらいだったんですけど、あまりにも心地よ過ぎて、大塚愛さんの曲「さくらんぼ」の歌詞中にある「もう一回、もう一回」のように、ローテーションを繰り返して、結局夜中2時まで入っていました。
