TWS社長天野春果#11低温サウナで「イメージ発想力」を高める

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低温サウナで「イメージ発想力」を高める

高温サウナの横には70℃程度の低温サウナもありました。ニュージャパンの低温サウナ室は結構広く10人以上入れるスペース。座面が棚田のようになっており、それぞれの段の幅もあるため、寝転がることもできます。この日、低温サウナは利用者が少なく僕ともう一人ぐらいしかいなかったので、仰向けにゴロンと横になって入りました(無作法なので混雑時はしませんよ)。

実はアマノ、この「低温」+「寝転がる」という組み合わせが「イメージ発想力」を一番高められるシチュエーションだと思っています。結構前の回でも書きましたけど、高温だと思考力は熱さで吹っ飛んでしまいますが、70℃ほどの低温ですと頭の回転が熱さで回らなくなることもなく、高温よりも長くじっくり入っていられるじゃないですか。

この最高のシチュエーションでイメージ発想力は高められるんですけど、そもそも「イメージ発想力って何?」っていう人もいると思うので説明しておきます。このイメージ発想力こそが僕にとって効果ある企画をカタチにしていく一番重要なチカラなんです。

「イメージ発想力」というのは具体的にどういうものかというと、【実際にはまだ存在していない光景や場面、空気感、そこに居合わせる人の表情等を自分の頭の中で鮮明に描ききるチカラ】のことです。例えば、「ナイターゲーム、満員のスタジアム内でスーパーフォーミュラカーを走らせようと思った時、どんなBGMをどのタイミングでかけて、どんなアナウンスをどのタイミングでスタジアムDJが叫び、どんな走行をどこからスタートさせると、来場したサポーターはどんな表情でその模様を観覧するか」みたいなことを頭で想像&創造&生成するってことです。事前にこの最終イメージ(画)が鮮明に浮かんでいれば、その画に近づけるための作業をしていくことになるので何が現段階で足りないのかが分かるようになります。足りない部分を一つ一つ足していってプラモデルを作るように自分の描いた最終画まで組み立てて実際に実行すると、実現する画も事前に自分の描いた画に近づくから予想した効果を生み出せると! 予想した効果が事前に分かるから準備のためのモチベーションも高く維持できるし、出てくる問題や障壁にもくじけなくもなります。うーん、やっぱり大事なチカラだ。

ニュージャパンで思いがけず最高な「イメージ発想力」を高めるシチュエーションに出会えたので「トレーニングお題」を自らに出すことにしました。

サウナ室内には少し低音のヒーリングBGMが流れていたんですね。そこで「よし、このヒーリングBGMがピッタリ合う『機動戦士ガンダムに出てくるワンシーン』を考えよう!」

えっ!? なぜガンダム? なぜかパッと浮かんだからです(理由なし笑)。

これ、一見下らねーと思うかもしれないですけど、テレビ放送されたファーストガンダムって全部で43話もあるんですよ。この低音ヒーリングBGMに合うシーンを1話~43話までの何千何万ものシーンの中から頭の中でババババババーっと鮮明に思い浮かべて当てはめていきます。そして一番マッチするシーンがバチッとでてきました。それは……

【ブライトがミライにアムロをガンダムから降ろすと話しているのをアムロが聞いてしまったシーン】

です。

うーーん、なんかイメージ発想力の重要性が伝わりづらいお題だったかも(汗)。

しかもガンダム興味ない人には全く伝わらないという(汗)。

もしニュージャパンの低温サウナ室のBGMが毎日同じならば、上記のシーンを知っている人は思い浮かべてみてください。「アマノの言っている通りピッタリ合うかも」って感じると思うので!

それでは皆さん次号までモイモイ~!

種類豊富なモーニングメニュー。つーか、安すぎない? 東京にあったらアマノ住みついちゃいますね(ちなみに納豆定食頼みました)

天野春果(あまのはるか)
東京都出身。1993年からワシントン大学でスポーツマネジメントを学ぶ。帰国後は富士通川崎フットボール(現川崎フロンターレ)に就職。以降、”J最強企画屋”としてサポーターに愛されてきた。27年間勤めた川崎フロンターレを退社後、新会社Two Wheel Sports(略してTWS)を設立。代表取締役社長に就任した。
※天野春果連載「企画屋アマノ〜アイデアのととのえ方〜」はこちらから!

自問自答 祖師ヶ谷大蔵駅
■住所:東京都世田谷区祖師谷3丁目32−14 YAMATOYA BLD 1F
■営業時間:24時間営業
※男性専用、会員制のサウナ施設です
※その他詳細はこちらから!

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