サウナ好きの支持、赤丸上昇中!水戸「ゆるうむ」の魅力を徹底紹介

目次

多様な魅力のサウナ室が、さらに3つも!

まさに高温高湿で、そのルックスにもちょっとした神々しささえ感じてしまうメインの巨大タワーサウナ室に続き、ほかの3つのサウナ室も見ていきましょう。

瞑想感がたまらない。中高温高湿の「ハーブサウナ」

こちらの「ハーブサウナ」はメインのタワーサウナ室に比べるとやや小ぶり(ではありますが、5段の座面があります!)。かつややマイルドな温度設定(80℃台後半〜90℃前後)。それでも、大型ストーブに30分おきにオートロウリュが実施されるほか、セルフロウリュもできるので湿度は十分! じっくり体をあたためてくれるタイプの、中高温&高湿のサウナ室です。

大きな特徴は、ストーブ上に吊るされた網に、布袋に入れられたハーブ(白樺やローズマリーなど数種類で日替わり)が置かれていること。

ロウリュの水がストーン上に降り注ぎ、蒸気がハーブ袋をなぞるように立ち上るのです。

なんともちょうどいいアツさ。そして、ほのかに香ってくるハーブの匂い。
テレビモニターで焚き火の映像が流され、調光も暗めにされていることもあって、ちょっとした瞑想感にも浸れるサウナ室です。

セルフロウリュも可能な、驚異の塩サウナ

浴室内にもう一つあるサウナ室は「ソルトサウナ」。その名の通り、室内中央に塩がこんもり。温度設定的には70℃台後半〜80℃くらいですが、ストーブにセルフロウリュが可能なため、湿度もかなりあり、体感的にはしっかりアツめ。噴き出す汗に塩もすぐに溶けて、お肌トゥルットゥルです。

塩サウナでセルフロウリュができるというのは……ちょっと珍しいのではないでしょうか。

ただ、サウナ専門施設ではなく、いわゆるスーパー銭湯なので、水をかけるタイミングや量などにまだ慣れていない利用客が多いのかもしれません。石がいい音で鳴いてくれるタイミングがちょっと少ない気がします。でもアツさはきっちりと保たれているので、まぁ問題ないでしょう! むしろ、ヘタレて温度が下がることがない、このストーブの強力さに……逆に驚異を覚えます(笑)。

出口通路に、塩を洗い流せるシャワーもしっかりスタンバイしています。

ウィスキングも愉しめる! 熱さと自然の香りを全身に浴びられるスチームサウナ

広い浴室を抜けた露天エリアにあるのが「ハーブスチームサウナ」です。このサウナ室も、ちょっとクセになる気持ち良さ。

扉を開くと、ハーブの芳香たっぷりの蒸気というかミストが心地よく満ちています。見ると、スチームの噴出口にハーブ(やはり日替わりで白樺のヴィヒタやローズマリーなど)が積まれているのですが、もともとのスチーム用の水にハーブの抽出液が使われてもいるのだそう。

50℃前後という温度設定に加え、このあたたかなミストを壁の吸気口から出る風でやわらかく攪拌しているので、室内中……足元まであたたかさがキープされています。

ほどよい熱さと、自然の香りを体全体で浴びる心地よさたるや! 

スチームサウナなのに木製のベンチがあるのも珍しい気がするのですが、実はこれもゆるうむがオープン当初から仕込んでいた仕掛けの一つ。なんと、このハーブスチームサウナでウィスキングを行うためのベッドでもあるんだとか。

ウィスキングは施術できるセラピストやマイスターがまだまだ少ないため、常設のサービスではないのですが、イベント的に今後実施していくそうです。ちなみに、記念すべき第1回目のウィスキングイベントが、サウナの日=来たる3月7日(木)に開催されるそう! ぜひHPやSNSをチェックしてみてください!!

やわらかな水質の水風呂も……3種(プラスα)がスタンバイ!

趣きの異なる、それぞれ心地いい4種のサウナ室を出たら、お次は水風呂ですが……こちらも清冽な水質の地下水を用いた数種類が用意されています!

まず1つ目は「しっかり冷やしてくれる水風呂」。メインのタワーサウナ室を出てすぐのところにあるのが、水温を約15℃前後に設定した浴槽。

ステップを下っていくと、細かなバイブラがめちゃくちゃイイ! 体感的には15℃よりももっと冷たく感じますね。

この水、壁を伝って上から降りてくるのですが、よく見ると壁に備長炭が埋め込まれています。

だからなのか、肌あたりもめっちゃやわらか。アッチアチの身体から、一気に熱が取り払われていく快感を心から堪能できます。

そのすぐ横に、マイルドな水風呂が2つあつらえられています。こちらは28〜30℃ほどの設定。

ひとつはシンプルに水がたたえられている浴槽。

そしてもうひとつは、身体を横にできる浴槽。こちらにはやはり細かなバイブラが。

いわゆる「不感の温度」に近い、この2つの水風呂。冷たい水風呂が苦手だという人や、日によってはこのくらいの温度帯を楽しみたいというときに、選択肢があるというのはすごくうれしいですよね。

もちろん、先ほどの「しっかり冷える15℃」のあとに、この2つのどちらかに入る冷々交代浴も……めちゃくちゃオススメです。

水の動きの有無で、マイルドな2つにも体感的に数℃の違いが感じられるので、その気になれば3種の体感が違う水風呂を味わえ、はしご出来るってことなんですよね。

ちなみに、このマイルドな2つは「御老公の湯」時代はお湯の浴槽だったそうです。う〜ん、うれしい! サウナ好きにとって本当にありがたい改装、アップデートと言えるのではないでしょうか。

さらにさらに! クールダウンに関連して(厳密には水風呂ではないのですが)、もうひとつ、うれしい仕掛けがあります。

じゃ〜ん! 露天エリアの「ハーブスチームサウナ」のすぐ横に、特大のガッシングシャワーが!!

写真では伝わりきらないかもしれませんが、他のどんな施設のガッシングシャワーよりも大きな桶なんです。

降ってくる水量も、迫力&快感度MAX。

あまりの気持ちよさに、つい浮かれて写真を撮るのを忘れてしまいました。このカットだけ、夜の写真なのはそのせいです(笑)。

ぜいたくな外気浴エリアに加えて、こんなに快適な休憩スペースも!

サウナ室、水風呂ときたら、お次は休憩なのですが……こちらも充実!

広い露天エリアに出ると、実に多種多様なととのいイス、ととのいベッドがズラリ。

中には、あまり見かけたことのない、こんなのや、

こんなのも。

大量に、かつ選び放題に並んでいるんです。

いわゆるノーマルなととのいイスももちろんたくさんあります。

おっと、露天風呂の中には「うんてい」もありますが、コレもいいんですよね。サウナでととのう合間や前後に、腰まであたたかいお湯に浸かりながら、ぶら下がって身体を伸ばすの、気持ちいいんですよねぇ。やはり一昔前、昭和〜平成初期に造られた施設に時折あったりしますが、個人的に大好きなんです。

すみません。話が少しそれてしまいましたが、とにかく、いわゆる「ととのい難民」知らず。日中は青空を、夜は星空を眺めながらの快適な外気浴が、お好みのイスやベッドで心ゆくまで愉しめるんです。

そんな外気浴エリアだけでなく、やはり他ではあまり見たことのない、うれしい休憩スペースが浴室内にあります。

見てお分かりと思いますが、もとは洗体や洗髪をするカラン&シャワーだったスペースを利用した内気浴スペースです。

水しぶきを飛び散らさせないための囲い(パーテーション)をそのまま生かしているので、ちょっとした「半個室」状態。

この水戸は北関東です。冬場の、とくに夜間などはかなり気温が低い日もあります。そんなとき、この休憩スペースがかなり快適。写真では見えないのですが、シャワーはそのまま据え付けられているため、使用前後にイスを流すこともできます。 思わずカメラマンと「ゆるうむ、どんだけ!?」と言い合いました。これ、スゴいアイデアですよ! 


さて。浴室スペースだけでも、かなりのボリュームになってしまいました。

サウナ室も水風呂も休憩のシチュエーションも、多くの選択肢があり、組み合わせ方や掛け合わせも自由自在。きっと多くのサウナ好きを惹きつけてやまないであろう「ゆるうむ」ですが、実は浴後の過ごし方、愉しみ方についてもお伝えしたいポイントがたくさんあります。

近日の更新記事では、それらについて支配人さんのコメントとともにご紹介させていただければと思います!


SPA&ごはん ゆるうむ
住所:茨城県水戸市小吹町2624-1 
営業時間:年中無休、前10:00〜翌前9:00(※深1:00〜5:00はサウナ休止) 
料金:ゆるうむコース(時間制限なし。特典付き)[大人]平日=1,780円 土日祝=1,880円 [小人]平日780円 土日祝880円 / ほか120分コース、90分コース、60分コース、朝風呂コース等、各種コースあり(※深1:00〜5:00利用時は深夜料金追加。平日=+2,000円 土日祝=+2,200円)

撮影/長谷繁郎

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