紅梅サウナとは!? 天然温泉 湯どんぶり栄湯の誕生秘話に迫る

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いろんなお客さまに喜んでいただきたいという思い

サウナ室に入るとすぐにあるのがikiストーブ! 赤くライトアップされていてかっこいい

――先ほどの「サウナを愛でたい」のHPには、若旦那が番組のファンで「収録に間に合わせるために、工事を早めた」とあります。

「(笑)。これまでもサウナ好きの男性はよくいらっしゃったんですけど、番組を機に女性のお客さまにもたくさん来ていただきたいなと思って急ぎました。それもあって、リニューアルの際に『iki』を入れたんです。銭湯で導入しているところはあまりないので、SNSなどでも数多く取り上げてもらえました」

――男性客としては不満もあったのでは(笑)?

「夏にメンズデーというイベント(※2023年7月1日、男性が男湯と女湯の両方に入ることができるという企画)をやったところ、男性から『女性のサウナ室の方が豪華じゃないか』というご意見もあったので、『ヒマラヤ』を入れたという経緯もあります(笑)」

女性側だけでなく男性側のドライヤーもSALONIAが使用されています

――清潔であることは大前提として、脱衣所にあるドライヤーが「SALONIA」だったり、女性のお客さまをより大事にされている印象です。

「女性は情報に敏感なので、新しい施設ができるとそちらへ行かれます。どうやってリピートしてもらえるようになるのか……そこが大事で。リニューアルやイベントなどの情報は積極的に発信するようにしています」

――湯どんぶり栄湯さんはSNSが活発なイメージがあります。

「ありがとうございます! スタッフの中にSNS担当がいて、担当を中心にXで日々お店の情報を発信したり、お客さまからの感想に反応したりしています。SNS上で『湯どんぶりの待合室』というサイトも作っています。お店に待合室がないので”コミュニケーションの場所”としてSNSを活用しています。」

入り口左側にはお子さんが遊べるようなおもちゃが置いてあります。8種類もお風呂があるので好きなところで遊べます

――SNS世代に向けた試作も行いつつ、お子さんが水遊びをするおもちゃが置いてあったり、自販機には子ども向きのドリンクもあったり、細かなサービスに感心します。

「お子さんもいずれ大人になって、またそのお子さんを連れてくるかもしれないわけで、そういう小さな積み重ねが大事なんだと思います。祖父の時代から三代やってきたからこそ、わかることも多いです。ほかにも、お年を召されたお客さまも多いので駐輪場の段差にスロープを付けるとか、銭湯でできる範囲のことはやらせてもらっています」

――サービス向上とともに魔改造も続くと思います(笑)。これからやってみたいことがあれば教えてください。

「『helo』を入れたら、今度は女性のお客さまから“男性の方が……”という声があったので(笑)、もう一つ女性用に常温のどんぶりのような水風呂を作ろうと考えていて。あとは外気浴ですね。言ってもサウナは外気浴の時間が一番長いので、導線を含めてもう少しどうにかしたいな…と。スペースは限られているので、男性のサウナ室の上にととのいスペースを作るとか、まだまだ夢は膨らみます」

――これから初めていらっしゃる方に一言お願いします。

「サウナはもちろんですが、うちは銭湯ですから、当然お風呂にも力を入れています。これからも“ザ・銭湯”な部分を残しながらも進化していきますので、お近くにいらっしゃった際は、ぜひ覗いてみてください」

天然温泉 湯どんぶり栄湯
■住所:東京都台東区日本堤1-4-5
■営業時間:平日・土曜日=後2:00〜11:00、日曜日・祝日=後12:00〜11:00※最終受付=後10:30
■定休日:水曜日
詳細は公式HPをご確認ください

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