男女ともスペースにゆとりあるサウナ室
男性サウナ室
男子浴場のドライサウナはタワー型の4段で30人ほどは入れそうな広さ。段差が高く、ベンチの中央に上り下りのための踏み台が設置されています。座面前後の幅があり、足を下ろして座っていると、後ろの段には寄りかかれない広さ。
3段目に座り、からだを後ろに倒してみると4段目が当たったのは首の上、後頭部の真ん中あたりでした。あぐらをかくのにも、体育座りするのにも、十分なスペースが確保できます。
女性サウナ室
女子風呂のドライサウナも同じくタワー型。3段で10人以上は座れそうです。聞いたところ、特に施設側で定員を設定してはいないとのことでした。混み合ったとしたら、横並びに座る人数で調整することに。「ちょいと失礼しますよ……」と、江戸しぐさじゃないですが、利用者同士で気遣い、譲り合い、袖すり合うも他生の縁といいますし、みんなで気持ちよく過ごしたいものです。
オートロウリュに、炭塗装の天井から遠赤外線効果が!
サウナストーブは男女ともにMETOSのikiが設置されています。室温は85℃に設定されていて、利用者の声を聞きながら調整していくつもりだそう。毎時0分にオートロウリュが作動。ジュワワワーっと心躍るひとときが訪れます。一人一人がゆとりある広さを確保できて、居心地のよさは抜群。何気なしに顔を上げると、天井が……黒い。炭塗装が施されていて、遠赤外線の効果で実際の温度よりも体感としてはアツくなるとのことでした。空気や水の浄化、脱臭など、炭にさまざまな効能があることが知っていましたが、サウナ室の体感温度まで上げられるとは。
ドライサウナに加えて塩サウナ、ナノミストサウナも!
サウナ室はドライサウナに加えて、塩サウナが設置されています。肌にまぶした塩の浸透圧で毛穴の奥に詰まった汚れが流される心地よさは言わずもがな。塩だけでなく、泥パックもできるようになっています。使われているのは、水に溶けやすい最新の商品で、泥バックに慣れていない人でも試しやすいはず。
さらに女子浴場にはナノミストサウナが。全身をきめ細かなミストが包み込み、からだの内側からじんわりと温まるサウナ体験ができます。要望が高まればアロマを加えることも検討するそうです。利用する人の声を聞きながら、より施設を一緒に作り上げていこうという心意気が胸に響きます。
サウナ、水風呂、外気浴の動線がスムーズ!
水風呂の温度はチラーで調節されており17~18℃を保っているそう。男子浴場の水風呂は2つのサウナ室の出入口の真正面。4~5人は同時に入れそうな広さ。屋外に面したガラスの向こうに、長椅子で休憩できる「ごろ寝スペース」が設けられていて、空き具合を確かめて外気浴に向かうことができます。サウナ、水風呂、外気浴の流れがほぼ一直線でうれしい。
女子浴場の水風呂は3~4人は入れそう。外気浴するために、露天スペースに向かう途中にあります。行って戻って……無駄な動きを繰り返すようなことはありません。女性用の「ごろ寝スペース」も外への出入口のすぐそばに。緻密に計算された配置だと思わざるを得ません。