サウナに入ってゲストの人生の、“ととのった瞬間”を語る、サウナトーク番組「のむシリカpresents サバンナ高橋の、サウナの神さま」。3/2(土)のゲストは、大会史上最高得点&最年長で「キングオブコント2023」の優勝を手にした、お笑いコンビ・サルゴリラの二人。
「のむシリカpresents サバンナ高橋の、サウナの神さま」は、サウナ好きのサバンナ高橋が各界のトップランナーをサウナに迎え、心身ともに“ととのった”ところで、人生の“ととのった”瞬間=「人生のターニングポイント」を伺うサウナトーク番組。
まず、サルゴリラの二人に収録の意気込みを聞くと、「2人ともサウナが大好きなので、最高です!」と笑顔で答える赤羽さん。児玉さんは、「サウナや銭湯に来ると、熱い話をしがちじゃないですか」と、まさに高橋さんとの“裸の付き合い”を楽しみにしてきたそう。
事務所の先輩である高橋さんとは、サウナブーム前からサウナでたまに出くわしていたほど、サウナー歴の長い児玉さん。赤羽さんは、「児玉の“サウナーっぷり”を見てほしい!」と相方をアピールし、序盤から2人の仲の良さが伺えました。
キングオブコント優勝はサウナのおかげ
さて、浴室へ移動し、いよいよ収録がスタート!
芸人がコンビで「サウナの神さま」のゲストに来るのは初めて! とのことで、高橋さんもワクワクしている様子。サルゴリラについて、高橋さんは「芸人に愛される芸人というイメージ」と語り、「児玉とは前もサウナで会ってるやんな?」と覚えていた様子。
また、銭湯で体を洗うときに、風呂の桶にボディーソープを入れてシャワーなどで泡立ててから洗う“(高橋)茂雄流”を取り入れているというサルゴリラの二人。「若手芸人、みんなこれやってますよ」と聞き、高橋さんもうれしそうでした。
「キングオブコント2023」決勝の前にも、サウナに行ったというほどサウナが好きなサルゴリラの2人。「チャンピオンまで上り詰めたのは、サウナのおかげかも」と振り返った。ネタ合わせが煮詰まると、サウナに行くことも多いそうで、サウナはサルゴリラのお笑いを支える存在になっているようでした。
いよいよ、サウナ室へ。サウナ室の中では、児玉さんが奥さんに美顔器を買ってあげたエピソードや、赤羽さんがダイエット話などを披露。サウナだからこそできるトークが飛び出します。
しっかりとサウナで温まったあとは、水風呂へ直行。一斉に「あ゛ぁ~~…」という、声を上げる高橋さん&サルゴリラの二人。見ている我々も気持ちよくなるような悦びの声と、あまりの揃い具合に、「今の『あ゛ぁ~~…』は、確実に40代以上のやつよ(笑)」と髙橋さんも苦笑いを浮かべていました。
4歳からの幼馴染みの二人がお笑いを始める
心も体もととのったところで、ここからは、サルゴリラの「人生が“ととのった”瞬間」を聞いていく。
4歳からの幼馴染みのサルゴリラ。母親同士が仲良く出会った二人だが、赤羽さんが児玉さんに抱いた第一印象は最悪だったといいます。児玉さんの何気ない一言で赤羽さんは「あっ、この子ダメかも……」と、なったそう。しかし、小学生時代は、少年野球のチームでバッテリーを組んでいたという二人。この頃から、息の合った“コンビ感”を見せつけていました。小学生の頃からお笑いが好きで、見よう見まねでお笑いごっこをやっていたという二人は、中学からはお互いに私立へ進学し、別々の学校へ行くことに……。学校が違っていても2人の友情は続き、家で一緒に過ごす時間も多かったそうです。
仲の良い友達のまま、大学生になった児玉さん&赤羽さんは芸人ではなく、ラッパーの道に。当時の流行だったアンダーグラウンドなラップを好み、リリックを自作していました。番組では大爆笑の“当時の活動名”も明かしながら、かつての自作リリックを披露しています! 赤羽さん渾身のラップは、ぜひ放送でご覧ください。
赤羽さんはずっと胸の内に「トモ(児玉さん)とお笑いをやりたい……」という思いがあったものの、児玉さんが先に就職活動を始めてしまい、言い出せずにいたそう。児玉さんは、そんな赤羽さんの言い出せない雰囲気を感じ取っていたようで、赤羽さんからお笑いをやらないかと誘われた時は「やっと言ってくれたな」という気持ちだったといいます。小さい頃から一緒だった二人の絆を感じます。
大学卒業後、NSCに入学したサルゴリラの二人は、順調なすべり出しのまま「ガッチャ」というトリオを組み、首席でNSCを卒業します。しかし、卒業後半年でガッチャから児玉さん&赤羽さん揃って脱退してしまう……! その驚き&爆笑の理由とは?
その後、松橋さんを加えジューシーズを結成する児玉さん&赤羽さん。ジューシーズは、パンサーらと一緒に「そこそこ売れた」というが、解散してしまいます。解散はしたものの、現在も松橋さんとは交流があるそうで、キングオブコントの優勝も喜んでくれたそうです。トークでは、ジューシーズ時代の、理不尽すぎる松橋さんのエピソードも披露。
トリオ菅さんを経て、コンビに戻った二人の「KOC王者」までの道のり
37歳にして原点であるコンビに戻り、「サルゴリラ」を結成した二人。その瞬間こそが、サルゴリラの二人の「人生が“ととのった”瞬間」でした。
コンビに戻った当初は、漫才やコントなど色々試してみるも、なかなか上手くいかなかったと語ります。さらに、なかなか収入が安定しないため、コンビで始めたテレアポのアルバイトで、児玉さんがテレアポの才能を見出され、解散の危機(?)になったというエピソードも。
コンビに戻ったことで、ありのままの自然体な状態でいられるようになり、「お笑いが楽しくなった」と話す2人に、高橋さんは大きくうなずいていました。
コンビとしてキングオブコントに挑戦し始めるも、結果は振るわず……。それまでは、お客さんに「ウケるネタ」をやっていたが、2020年から「自分たちの好きなネタ」に変えたことで、「自分たちの好きなネタ」がウケることが自信に繋がっていったといいます。そして緊張のキングオブコントの決勝前の話題に。ある先輩芸人からもらったアドバイスをとは……!?
紆余曲折を経て、「キングオブコント2023」王者になったサルゴリラの二人。キングオブコント優勝後の今の仕事について聞かれると「楽しいっすね」と笑顔を見せていました。高橋さんも「サルゴリラの2人を見ていると、楽しいっていうのが伝わってくる。それがまた良いんやろうね」と、2人のスタイルに太鼓判を押していました。
地方での仕事の時は、コンビで一緒に前乗りするそうで「前乗りがめちゃくちゃ楽しい!」と笑顔を見せる児玉さん&赤羽さん。
二人でサウナや美味しいいご飯屋さんを探し、「ここイイね」「ね!」と盛り上がっているそうで、向き合って一緒にスマホを覗き込むジェスチャーをする二人からもまた、普段の仲の良さが伺えました。これには、高橋さんも「こんなコンビなかなかおらへん! 幼馴染みの二人だからだろうね。でもこれが一番いい形なのかも」と、感心している様子です。
これまで、トリオになる時は、児玉さんが仲良くなった人を「この人おもしろいから、コンビに入れよう!」という流れで結成してきたそうで、赤羽さんは「また仲良くなった人、おじさんとか入れちゃうんじゃないかって……」と、たまに心配になっていたそうで、キングオブコントで優勝したことで安心感が手に入ったと語りました。
また、「お互いの嫌なところは?」と聞かれると、「ありますけど、もう諦めてます! 絶対に直らないんで。許すしかない。」とキッパリ答える児玉さん。そんな児玉さんも思わず「おい!」となった、キングオブコント決勝のネタを決める重要な局面で赤羽さんが言い放ったまさかの言葉とは?
やりたいことをやれずに悩んでいる人へのメッセージを聞かれると、児玉さんは「楽しいと思えることをする」とモットーを明かしてくれました。「そうすることで、努力を努力と思わず頑張れる」と。
そんなサルゴリラの二人を見て高橋さんは「他の芸人がサルゴリラを目標にするのもまたちょっと違うというか、この空気感は幼馴染みであるサルゴリラにしか出せない」と、息の合ったコンビ感を評価していました。
収録直後のコメント「アトコメ」
今日の『アトコメ』
収録の直後にインタビューし、番組の感想をお聞きするミニコーナー。収録後(アト)のコメント……略して「アトコメ」です!
サルゴリラさんのアトコメ
<児玉智洋さんコメント>
「サウナ好きなのでいつか出たいと思っていました。こういう場なので、どんどん本音が出て喋
りやすかったです。僕らの仲の良さや雰囲気が伝われば良いかなと。キングオブコントを狙い始
めてから優勝するまでの自分たちの変化、心境の変化のくだりは聞いて欲しいです。」
<赤羽健壱さんコメント>
「本当にすごい楽しかったです。僕のサウナの師匠が児玉で、児玉の師匠が高橋さんみたいな感
じだったので夢のようでした。見て欲しい所は、二人の仲の良さですね。」
サバンナ高橋さんのアトコメ
「昔からサルゴリラの二人を知ってはいたけど、これまで接点がなくあまり話す機会がなかったから話せてうれしかったですね。色んな苦労をしてきたんだろうなというのは見てたらわかるし『楽しいと思えることをやりたい』っていうのも芸人として共感できるから、良いコンビやなと思いました。仲良く、長くコンビが続いていくといいなと思って、応援したくなりましたね。コンビでゲストに来てくれるのは初でしたけど、いいなって思いました!」
「のむシリカpresents サバンナ高橋の、サウナの神さま」
TOKYO MX 隔週土曜日放送 後5:55〜6:25 ※「TVer」での見逃し配信あり。サウナ好きのサバンナ高橋が各界のトップランナーをサウナに迎え、人生のターニングポイントを伺うサウナトーク番組。
番組公式HP(https://s.mxtv.jp/variety/sauna/)
高橋茂雄(たかはし・しげお)
‘76年1月28日生まれ。京都府出身。
‘93年大学の先輩だった八木真澄とお笑いコンビ「サバンナ」を結成。自宅別荘にサウナを建てるほどのサウナ好き。年間訪れるサウナは400施設を越える。YouTube「サバンナ高橋/しげおチャンネル」が好評。
サルゴリラ
児玉智洋(こだま・ともひろ)
‘79年11月14日生まれ、東京都出身。
赤羽健壱(あかば・けんいち)
‘79年4月6日生まれ、東京都出身。
2003年、東京NSC(9期)入学。NSC卒業後はガッチャ(~2006年)、ジューシーズ(~2015年)と2つのトリオで活動。2016年より児玉と赤羽のコンビ、サルゴリラとしての活動をスタート。2023年、大会史上最高得点964点&最年長で「キングオブコント2023」優勝。児玉は、趣味がサウナ・銭湯巡りで、児玉の影響を受けて赤羽もサウナ好きに。