長野・木曽町にオリジナルハーブロウリュができる薬草サウナ誕生

長野県・木曽町にある「木曽駒高原 森のホテル」が、大浴場およびグランピングエリアの大規模リニューアルを実施する。目玉企画は、銭湯絵師・田中みずきさんによる大浴場の壁一面を使った「銭湯絵制作」と、「薬草サウナ」の新設。リニューアルオープンは、2024年4月を予定しており、宿泊の予約はWEBサイトより順次、受け付け中だ。

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木曽で昔から続く「薬湯文化」を体験できるサウナ

「木曽駒高原 森のホテル」は、長野県の南に位置する木曽町にある。木曽町は昔ながらの宿場町で、お祭りや、工芸品など人々の営みそのものが日本遺産に認定されている。

エメラルドグリーンの清流「阿寺渓谷」や、大きな石がゴロゴロある「木曽川」、小柄でフォルムが可愛らしい「木曽馬」など、大自然を肌で感じられるエリア。

木曽のシンボルとして愛されている「御嶽山」のふもとには、「百種の霊草を集めて、煎じ、薬をつくれば、たくさんの人を救える」という「百草」の作り方が今でも受け継がれている。そんな、ルーツから着想を得て、従来より提供してきた薬草風呂をリニューアルし、より「薬湯文化」を感じられるように強化する運びとなった。

今回のリニューアルでは、大自然に囲まれた「木曽駒高原 森のホテル」のグランピングエリアに、サウナ小屋が3棟導入される。貸切用もあり、プライベートなサウナを楽しむことも可能。

「薬草サウナ」では、木曽の伝統的な薬草をブレンドした「ホテルオリジナルハーブロウリュ」と、老舗木材会社から誕生した美容ブランド「Meet Tree」の「木曽ヒノキのアロマロウリュ」の、木曽らしい2種類のロウリュを楽しむことができる。

自然豊かな森に囲まれたグランピングエリアには、地下水を利用した水風呂と、キャンプファイヤーを囲むととのいスペースがある。風のささやきや鳥のさえずりを聞きながら、夜は満天の星空を眺めながら、木曽の森林をぎゅっとつめこんだ、大自然の中での至極のととのい体験を味わってほしい。

また、木曽エリアは古くから続く中山道や奈良井宿が周辺にあるため、外国人観光客も多く訪れる。今回のリニューアルをきっかけに、「薬湯文化」は海外旅行客にも広く知ってもらえるだろう。

銭湯絵師による大浴場の壁一面を使った銭湯絵制作

銭湯絵師の田中みずきさんが「木曽の自然」をモチーフに、異なる2種類の「銭湯絵」を新たに制作。

田中みずき

田中みずきさんは、明治学院大学で、日本美術史を勉強。その後、21歳で生まれて初めて銭湯を訪れた際に、銭湯に描かれた巨大なペンキ絵に出会う。そこから、銭湯ペンキ絵師・中島盛夫さんに弟子入りし、2013年に独立。これまで、100枚以上の絵を描いてきた。

1つ目のデザインは、「木曽の春夏秋冬」をテーマに、銭湯絵の定番・富士山ではなく、「薬湯文化」の起源とも言われている「御嶽山」を背景に、木曽川や木曽馬など、はるか昔から続いているどこか懐かしいこの地の春夏秋冬の風景を描く。

2つ目は「木曽馬の散歩」をテーマに、木曽の森の中をのんびり散歩しているような、自然豊かなこの地ならではの風景を描く。ペンキ絵は「青い空、富士山、水辺」と、自然風景の全体像を描くことが多いが、この絵は森の中にフォーカスした、珍しい構図の銭湯絵となっている。
※絵の内容は製作過程により変更の可能性がございます。完成後ホームページで公開予定。

木曽の名産品やお得な宿泊券も。クラウドファンディング実施!

今回のリニューアルでは、より「薬湯文化」を広められるよう、2月下旬よりクラウドファンディングを実施する。リターン品は、木曽の名産品や薬湯に関するグッズ、お得な宿泊券などが用意されている。集めた資金は、サウナ・銭湯絵の魅力アップ、サウナ・銭湯絵の備品の購入、ホームページを含む広報活動などに使用される予定だ。

クラウドファンディングについては、公式サイト(https://camp-fire.jp/projects/view/725560?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show)をご確認ください。

木曽駒高原 森のホテル
■住所:長野県木曽郡木曽町日義4898-8
※そのほか、詳しい施設情報は公式HP(https://www.morinohotel.com/)をご確認ください

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