三重県・いなべ市に、自然と健康がテーマの温泉複合施設「いなべ阿下喜ベース」が、2024年4月11日(木)グランドオープンした。
「いなべ阿下喜ベース」は「おふろcafe あげき温泉」、「新上木食堂」、「AGEKI BASE HOTEL」の3つの店舗からなる複合商業施設。この施設は、「阿下喜温泉あじさいの里」をリニューアルしたもの。
開放的な中庭デッキのあるサウナラウンジを有した温浴施設
「おふろcafe あげき温泉」は、「自然と健康」がテーマの施設。温泉に加えて、暖炉のあるリラックススペースと、有料のサウナラウンジが新設され、日帰りでもリラックスできる空間に生まれ変わった。
温泉は湯冷めしにくく、温まりやすいアルカリ性の天然温泉だ。ワーケーションでの利用も想定し、Wi-fi環境や、個人ワークブースも整備。漫画・雑誌・書籍が読めたり、挽きたてコーヒーの提供も。
「おふろcafe」とは、長時間滞在型の温浴ブランド。コーヒーや雑誌・コミック、マッサージチェア、PCレンタルなどのサービスが無料。まるで家に友達を招いたかのように、ゆったり&だらだらくつろげる空間を造り出す。
サウナラウンジSerow
「サウナラウンジSerow」は、本館別棟の有料サウナエリア。北欧サウナの楽しみ方から着想を得た3種類のサウナを、水着着用で男女一緒に楽しむことができる。
中庭デッキには、井戸水を使った水風呂があり、外気浴エリアとして利用もできる。屋内のラウンジエリアでは、内気浴やフリードリンク、書籍などを読みながらゆったりと過ごせる。
「Serow」は、英語でカモシカのこと。いなべ市は特別天然記念物に指定されているカモシカがいるほど自然豊かな街。「都会から少し離れて、いなべの自然に包まれて、心も体も健康になるようなサウナでありたい」という想いから「サウナラウンジ Serow」という名前がつけられた。サウナエリアでは「健康増進」をテーマに、スマートウォッチを貸し出し脈拍の変化を可視化するという試みも取り入れる予定だ。
個性ある3種のサウナを楽しめる
「おふろcafe あげき温泉」には、それぞれコンセプトや楽しみ方の異なる3つのサウナ室がある。風や水を使って香りや蒸気の巡りを楽しむ、アウフグースやロウリュにも力を入れていく予定。サウナストーブは、フィンランドやドイツの製品を取り寄せている。
サウナ「murmur」(定員:25名)
風をイメージした、オートロウリュサウナ。時間を限定して、アウフグースサービスやイベントの提供がある。
サウナ「moon」(定員:3名)
やわらかな温もりを楽しむサウナ。ゆるやかな座面に身体を預けてリラックスできる。
キューゲル(アロマ水を凍らせたもの)をストーブで溶かし、香りや蒸気や音を楽しむことも。
サウナ「pitter-patter」(定員:8名)
雨をイメージした、水の滴りを楽しむロウリュサウナ。サウナストーブを囲みながら、蒸気の巡りを感じることができる。
地域の観光の拠点(ベース)を目指した複合施設
「いなべ阿下喜ベース」には、温浴施設のほかにも食事ができるところや、宿泊施設も併設される。
新上木食堂
地元・阿下喜商店街にあった「上木食堂」から着想を得た「新上木食堂」。
藤原岳の麓に広がる自社農園「八風農園」から届く、その季節の無肥料・無農薬の自然な野菜を中心に、こだわりの食材を丁寧に料理している。
温泉に入らなくても利用できる食事処だ。
AGEKI BASE HOTEL
「AGEKI BASE HOTEL」は、最大5名まで宿泊できるコンテナホテル。阿下喜商店街を中心とした街歩きを楽しみながら、地域の良さを実感できる仕様になっている。
併設の「おふろcafe あげき温泉」、「サウナラウンジ Serow」が好きな時に楽しめるのも魅力的だ。朝食は「新上木食堂」の、季節の野菜を使用した「一汁三菜朝食」を楽しむことができる。
いなべ阿下喜ベース
■住所:三重県いなべ市北勢町阿下喜788
※そのほか、詳しい施設情報は公式HP(https://inabe-ageki-base.com)よりご確認ください
おふろcafe あげき温泉
■営業時間:前10:00〜後9:00(最終入館 後8:00)
■料金(税込):【大人(中学生以上)】平日=700円、土日祝=800円/【小人(小学生)】平日=400円、土日祝=400円
■「サウナラウンジ Serow」入場料:【大人(中学生以上)】平日=500円、土日祝=600円
※別途入館料が必要です
※中学生以上から利用
新上木食堂
■営業時間:前11:00〜後10:00
■定休日:第2・第4火曜
AGEKI BASE HOTEL
■料金:9,000円から/1泊
■チェックイン/アウト:後3:00/前11:00