モイ~。
本日も祖師ヶ谷大蔵駅前にあるマイホームサウナ「自問自答」の休憩チェアに横たわりながらこの原稿をスマホでポチポチ書いています。
2024年がすっごいスピードで過ぎていきましたが、年末も12月29日まで、バレーボールSVリーグ女子の試合会場に足を運んでいたので、ビールのCMよろしく「今年一年もおつかれナマです」みたいに一年を振り返るような余裕なく、あっという間に新しい年、2025年を迎えた感じのアマノです。
なぜに僕が、SVリーグの会場を訪れているかと言いますと、2024年10月にSVリーグと僕が代表を務める会社TWSとでSVリーグ集客推進アドバイザー契約を結んだんですね。SVリーグというのは、従前のバレーボールリーグ=Vリーグを再編した新リーグです。男子10チーム、女子14チームで昨年発足し、Bリーグ(バスケットボール)に続くアリーナ使用の地域スポーツリーグとして2027年のプロ化にむけて動いています。
TWSでは、SVリーグの中でも特に「女子」チームの集客をサポート・アドバイスしていく活動をしており、現在14エリアにある女子チームのホームゲーム視察に行脚しています。
僕は、小学生から大学まで競技としてはサッカーをしていたし、働き始めたスポーツクラブも川崎フロンターレという地域プロサッカークラブでしたけど、アメリカ留学中のカレッジスポーツ運営でメイン担当をしていたのは実は「女子バレーボール」だったんですよ。アメリカのカレッジスポーツの中で女子バレーボールは、女子サッカーと合わせてめちゃくちゃ人気でキャンパス内で実施されるホームゲームのチケットはいつもSOLD OUTでした。
選手は、街の人気者で試合後には小さい子からおじいちゃんおばあちゃんに囲まれて、サインや写真攻めにあっていましたね。
そしてこの度、日本のバレーボール界も企業スポーツから「地域スポーツ化」に舵を切ることとなり、「サッカー以外の競技でも地域に愛されるクラブづくり」の一助になりたいと今回、SVリーグとの契約に至ったというわけです。
僕、女子バレー大好きなんですよね。ただ現状、SVリーグ女子チームは地域や自治体の巻き込み方だったり、スポンサーの活用方法などがいまいち分からなくて観客もそこまで多くなく、認知度、浸透度もあがってないんですね。でもここは、Jリーグ、Bリーグ発足当時と同じような現象なので、気にすることないです。やることをやっていけば確実にあがっていきますから。まっ、その「やること」がなんなのか、そしてやることが分かったとしてもそれを「実行する」ことが簡単じゃないからみんな足踏みするんですけどね。
このままだとサウナに関係のないバレーボールの話で終わってしまうので(笑)、今号では、SVリーグ女子試合視察のため訪れた街で利用したサウナ施設についてお届けします!
南葛SCのプロモ部長の活動や、スポーツ専門学校での講師活動等と合わせて、女子バレー試合視察の出張を行うのは体力的に結構ハードな日々ですけど、精神的に安定しているのは「視察に行った先で今まで訪れたことのないサウナを体験できる!!」という【サウナアルファー波】が出ているからだと断言できますね(笑)。
えっ!?
今号では前号の前編に続き「中村憲剛引退試合」のととのえ方(後編)のお届けではなかったの? と思われた方もいるかもですが、後編に書こうと思ってたことは引退試合後に受けた取材や対談動画でバンバンでてしまったので、もう語らなくてもいいかなと。
禁断の後編割愛という暴挙に出ます!!!
気になる方は、以下にアップされている記事とYouTubeを見てくださいませ!
(こんな勝手な記事掲載してたらSAUNA BROS.連載をクビにされちゃうわ汗)
「中村憲剛引退試合」のととのえ方(後編)……は、SAUNA BROS.WEBからではなく、こちらから! 動画はこちらから!
福島でフィンランドの風を感じられるとは! 「サウナF-tuuli」
SVリーグ女子チーム・デンソーエアリービーズのホームゲームを視察するため福島へ。僕の役割は、プロリーグ移行前の現段階で各クラブがホームゲーム集客のためどのような活動をしているか確認し、後日SVリーグ及び、各クラブに僕の感想をフィードバックすることです。SVリーグは、Jスポーツチャンネルで放送されているので、試合自体はテレビ画面から確認できますが、最寄りの駅から会場となるホームアリーナまで、どのようなクラブ装飾物が掲出されているかや、アリーナ内外でどのような催し物が開催されているか、会場内演出や選手によるファンサービスなど実際に会場へ足を運ばないと、確認できないことが多いため現地に伺ってます。
視察しておきたいポイントが沢山あったため、試合の前日に福島入りし、宿泊は福島駅近くの宿をとりました。前号にも書きましたが、出張する際にはまず、宿泊するエリアにドーミーインの有無をファーストチェック! ある場合は迷わずドーミーインを予約します。ドーミーインがない場合は、宿泊エリア周辺にサウナがないかを、サウナ検索サイト「サウナイキタイ」で調べます。サウナ好きの人にとってこれって、全然珍しくもない出張サウナルーティンですよね(笑)。
今回福島駅近くには、ドーミーインが無かったので、サウナイキタイで福島駅周辺をポチポチと検索。すると良さげなサウナ施設がでてきました。それが今回訪れた「サウナF-tuuli(エフトゥーリ)」。福島駅から、徒歩1~2分のところにある建物の5階にあります。ちなみに「Tuuli(トゥーリ)」とはフィンランド語で「風」という意味。F-tuuliという店名なのでFukushimaの頭文字「F」をとって「福島の風」ってことなんですかね? あっ、Finlandの「F」で「フィンランドの風」かな?
※この原稿書いた後にF-tuuliのHP見たら「本場フィンランドのサウナ風を感じられる極上のサウナ空間を福島に根付かせたいという想い」と出てきました。大体合ってた(笑)。
エレベーターで5階に上がり店内へ。中は、白を基調としていて清潔感あるとてもきれいな内装。この間、受けた人間ドックのクリニックに似てるエントランスだわ(誰とも共有できない情報(笑))。受付の女性に初めての利用であることを伝えると受付横にあるチケット券売機の利用方法を丁寧に教えてくれました。タオル・バスタオル付き2時利用で1,600円。まぁ、リーズナブルですよね。基本、大サウナ室は男性専用だけど、貸切個室サウナも数室あり、そちらは男女どちらでも利用可とのこと。
エントランス同様、清潔感100%の脱衣所で着替え、いざ浴室へ。まず目に飛び込んできたのがアメリカ式浴槽に蛇口からかけ流しで水がはられている「バスタブ式水風呂」。しかも3つもある!
このバスタブ式水風呂、西荻窪のROOFTOPもこんな感じだったなー。
浴室内は少し暗めの間接照明で落ち着いた感じ。マイホームサウナの自問自答をスーパーアップグレイドして大きくしたような浴室内です(これも共有できない情報ですね(笑))。
身体を洗ってからいざサウナ室へ。
室内は、座面が2段式でなかなか広くて20人くらいは入れる広さ。そして、うほっ、結構アツい! ちょうど僕が中に入った時にオートロウリュTIMEで水がサウナストーンに勢いよくかけられていた最中だったので、体感100℃くらい。
土曜日の後9:00くらいだったんですが、僕の他に利用者は2人だけ。静寂アチアチサウナ室内で、目を閉じ「もし自分が福島の人と結婚して福島に住むことになったらどんな生活をおくるのかなぁ」とか「街ですれ違う人がしゃべっている福島弁をオレも使いこなすようになるのかなぁ」とか、まぁ正直どうでも良いことを考えようと思ってではなく、なんとなく考えてました。
でも、このサウナ空間にいるときの頭の中って、どこか「夢の中」にいる感覚とたぶん近くて「どうでもよいこと」「現実的でない」ことがフッフッって浮かぶ場所だと思うんですよ。だからアイデア出しに良いんでしょうね。考えなくても良いこと=誰も考えつかないことが浮かぶ場所ともいえるんじゃないでしょうか。言い過ぎか(笑)
12分間、サウナ室でしっかり汗をかいて、かけ湯をした後バスタブ水風呂にザッブーーン。タプタプに水が入っているから気持ちよく浴槽内の水があふれ出し気持ちいい!! あ~これが番組『サウナを愛でたい』でヒャダインさん、濡れ頭巾ちゃんが言ってたオーバーフローの爽快感ね! 利用者も少なかったので、残り2つあるバスタブ水風呂にも豪勢に豪快に続けてオーバーフローしちゃいました。
そしてF-tuuliさん、水風呂に続き心地よい休憩スペースも完備してます。
休憩スペースは、シアタールームみたいになっており、プロジェクターから壁面に映し出されるヒーリング映像をポケーっと眺めながらインフィニティチェアに横たわることができます。外気浴スペースはないけど、休憩スペースには送風機も完備しているためいつも以上にアヘアヘ言いながら休まっちゃいました。
結局、4セットこれを繰り返して2時間びっちりF-tuuli満喫しましたね。福島駅周辺在住者だったらマイホームサウナ確定だなこれ。福島駅へ行かれることあれば、是非立ち寄ってみてください(お店のまわし者級の称賛してますけど、何ももらってませんので(笑))。
視察会場から2駅しか離れていない滋賀・銭湯サウナ「都湯」
1月18日、滋賀県大津市をホームタウンとするSVリーグ女子所属「東レアローズ滋賀」のホームゲーム視察のため、滋賀入り。東レアローズのホームアリーナ「滋賀ダイハツアリーナ」は京都駅からJR東海道本線に乗り、5駅目の瀬田駅が最寄り駅となります。
今回の視察出張は、1日目に女子チームの「東レアローズ滋賀」を視察し、2日目は沼津にホームタウンを置く、男子チーム「東レアローズ静岡」のホームゲーム視察と2日間に及ぶ視察行脚。東レは、SVリーグに男女それぞれにチームを持っているのですが女子は「滋賀」、男子は「静岡」とホームタウンが違うんですね。これは珍しい。
2日目の男子バレー「東レアローズ静岡」の試合会場は、静岡県の三島駅が最寄り駅のため、1日目の宿泊は2日目の移動がしやすいように京都駅近くに宿をとりました。ただ、京都駅前にあるドーミンインが満室のためおさえられなかったんですよ(涙)。そのため当然「サウナイキタイ」で京都駅周辺のサウナ施設を調べました。まず、出てくるのは「サウナの梅湯」なんですけど、梅湯は昨年訪れたばかり。次に出てきた「白山湯」も数年前に行ったことある。その次に出てきたのが「五香湯」。でも、ここも前に行ったことがある。行ったことがあるサウナに行っちゃいけないわけではないんですけど、せっかくなら未体験のサウナに行きたい。
うーーん、どうしようかなーと、ふと「滋賀」で検察したら前々から行きたいと思っていた「都湯-ZEZE-」が出てきました。なぜ都湯に行きたいと思っていたかというと、僕が仲良くしているLOTTEスタッフの人からLOTTEアイス「クーリッシュ」と「都湯」がコラボしたサウナハットをいただき、それがきっかけで都湯をネット検察したことがあったんですよ。かなり、古い銭湯ながらオーナーがファンキーな方で色々銭湯やサウナをリメイクしながら地元に愛される銭湯サウナを経営しているというのを知ってすごく興味あったんですね。結局、お金かけて綺麗な施設作るっていうのは正直、誰でもできるじゃないですか。でもお金じゃなくアイデアと工夫で物の価値を高める、いわば「プロモーション」って僕がやってることでもあるので、自分の目で身体で都湯の銭湯サウナを体感したいなーーってずっと思ってたんですよ。ただ都湯が「滋賀県」にあるというのを失念していたのと、東レアローズ滋賀の試合会場を視察したら、京都にすぐとんぼ返りするスケジュールだったので、滋賀県のサウナを検察していなかったんですね。
都湯が今回の視察チームと同じ滋賀県にあるのは良かったですけど、滋賀県も琵琶湖含めて大きいですから、視察会場から遠いかもなーと、都湯と視察会場最寄り駅の瀬田駅を調べてみたら、何と何と! 瀬田駅から2つ目の「膳所駅(ぜぜ)」が都湯の最寄り駅じゃないんですか!!!! うひょーーーー奇跡! マーベラス! オーサム!!
そのため、視察後に京都にとんぼ返りするのはやめて、急遽予定のなかった膳所駅で途中下車して都湯へ行ってきました。
最寄り駅の「膳所駅」から徒歩3~4分で到着。銭湯の外壁に「天然地下水まき沸かし」の看板。建物はなかなか年季が入ってますがネオンサイン、暖簾、入口のガラス扉もしっかり手入れされていてとても味があります。
ガラガラとそのガラス扉を開けると番台があり、そこで入湯料490円、サウナ110円の計600円を払いました(安い!)。銭湯なのにPayPay使える! これはうれしい!
脱衣所で服を脱ぎ、いざ浴場へ。うわー、これは今まで行った銭湯で一番の小ささ。前に、銀座にある銭湯「金春湯」へ行ったことあるけど金春湯もコンパクトだったけどそれ以上かも。浴場内は、10人も入ればいっぱいって感じです。ただ、小さいながらもジェット湯、電気風呂もあります。そんな小さい浴場のため併設されているサウナもこれまた小さい。サウナ室の扉からだと中に何人座れるのかが目視できない作りなんですね。僕の前に1人待っている人がいたので、サウナ室は満席のよう。その後、一気に2人が汗だくで出てきたので、中に何席あるのか分からないけど「〇−2+2=〇」みたいな小学生並みの計算式を頭に浮かべながら、僕の前に待ってる人と共に僕も入室(そんな難しい計算じゃないね)。
中は「L」字型をしており、最大で5人入れることが判明。温度はどのくらいですかねー。90℃くらいなのかな。結構熱いんだけど、人の出入りでドアが何度も開閉されるため、あまり一定ではない感じ。セルフロウリュもオートロウリュもないんだけど、カラカラドライサウナって感じではなかったです。室内には「後付けしました」感満載のスピーカーが設置されていて、そこから、程良い音量のR&Bが流れています。僕が入った時間帯は若い人が多く、10代、10代、20代、20代、オレ50代って感じ。銭湯へ行って浴場内、サウナ室内で僕が最年長になることってそんなにないのだけど、R&Bが流れていることもあり、なんか新進気鋭裸体OKのクラブに若者たちと来てるかのような気持ちになりましたね(笑)。
サウナ室内の12分計で、きっかり12分計って退出。サウナ室の横に1人だけ入れるサイズの水風呂があり、都湯の外壁に書いてあった通り「地下水かけながし」の水がライオンの口からジャバジャバ出てました。かけ水後に水風呂に入水。すごく冷たくもなく、ぬるくもなく絶妙な水温。深さもあるからなのか、めちゃくちゃ気持ちいい。球は、そんなに速くないのになぜだか勝ち星をあげられるヤクルトスワローズのベテランピッチャー石川雅規選手の顔がふと浮かびましたわ。
休憩スペースなどは、もちろん無いんですけど、休憩チェアが2脚置かれており、サウナ→水風呂→休憩を3セット繰り返し終了。高校か大学が近くにあるのか、明らかに体育会系の学生集団が入ってきて浴場内がパンパンになったので、ここで都湯を退出しました。
都湯の最寄り駅「膳所駅」は京都駅から3駅ほどですけど、今回のような機会がないとなかなか行くことはないと思うので、都湯を体感出来てよかったです。何より若い人で活気ある銭湯は、初めてでしたね。「おう、みんなで銭湯行こうぜ」って若者たちが言い合っているかと思うととても心がほっこりします。サウナブームで若い人達がサウナへ行くようになったとはいえ、都湯は「サウナがあるから」だけで若者が多く賑わっているのではなく、若い人でも「行きたい」「入りやすい」「落ち着く」と思える工夫が様々なところで感じることができた「銭湯」でした。これってSVリーグ女子の集客も一緒ですよね。
SVリーグの視察はこれからまだ続くので、訪れた街で出会ったサウナレポートまたしたいとおもいます! それではモイモイ~。
天野春果(あまのはるか)
東京都出身。1993年からワシントン大学でスポーツマネジメントを学ぶ。帰国後は富士通川崎フットボール(現川崎フロンターレ)に就職。以降、”J最強企画屋”としてサポーターに愛されてきた。27年間勤めた川崎フロンターレを退社後、新会社Two Wheel Sports(略してTWS)を設立。代表取締役社長に就任した。
※天野春果連載「企画屋アマノ〜アイデアのととのえ方〜」はこちらから
自問自答 祖師ヶ谷大蔵店
■住所:東京都世田谷区祖師谷3丁目32−14 YAMATOYA BLD 1F
■営業時間:24時間営業
※男性専用、会員制のサウナ施設
※その他詳細はこちらから
サウナF-tuuli
■住所:福島県福島市栄町6-7 フロンティアビル5F
■営業時間:前10:30〜深0:30(最終受付後11:00)
■料金:[大ルーム(120分コース)]※男性専用/大人=¥1,600、子供=¥800※延長料金30分毎=¥500[ホワイトバーチ(105分コース)]※男女利用可/1人利用=¥4,200、2人利用=¥6,100[ストーン(75分コース)]※男女利用可/1人利用=¥4,700、2人利用=¥7,000、3人利用=¥8,000[ストーン(105分コース)]※男女利用可/1人利用=¥5,900、2人利用=¥8,800、3人利用=¥9,900[フレイム(105分コース)]※男女利用可/1人利用=¥5,900、2人利用=¥8,800、3人利用=¥9,900
※その他、詳細は公式HPをご確認ください
都湯-ZEZE-
■住所:滋賀県大津市馬場3-12-21
■営業時間:[平日]後3:00~深0:00[土・祝]後2:00~深0:00[日]前8:00~深0:00
定休=木曜
■料金:大人490円、サウナ+110円
※その他、詳細は公式HPをご確認ください
※SAUNA BROS.WEBでもご紹介しています!
滋賀・リアルレトロ銭湯「都湯-ZEZE-」水風呂に合うサウナを追求
原俊樹さんが語る「都湯-ZEZE-」の番頭になるまで・滋賀