ストレスから解き放たれる「サ治場」。スゴイサウナ 東麻布店

富士山の溶岩プレートを採用し、深部体温の向上と発汗を促す「マグマスパ式サウナ」がウリの「スゴイサウナ」。2024年4月オープンの男性専用店「スゴイサウナ 赤坂店」に続き、2024年8月8日に待望の女性専用店「スゴイサウナ 東麻布店」がオープンしました。こちらの東麻布店では、温活プロデューサーでありパーソナルトレーナーの山口絵里加さんによるプロデュースのもと、より女性にうれしい視点でリラックスできるように考えられた仕掛けが、いたるところに取り入れられています。

今回は、オープン直前の「スゴイサウナ 東麻布店」を訪問。山口さんに女性にとっての温活の大切さを教えていただいた後は(※「1回目」=前回記事では、女性にとっての温活の大切さや、それに基づいたサウナの入り方について掲載しています。(未読の方は、こちらからぜひあわせてお読みください)、早速、山口さんに教えていただいたサウナの入り方のステップに従い、「サ治活」に挑戦! 2回目の記事では、サウナ室、瞑想スペース、炭酸泉、薬草湯、水風呂など、各場所のこだわりポイントについて詳しくご紹介します。

目次

「室温65℃・湿度60%・育成光線60℃」の黄金比サウナ

シャワーで汗を流した後は、早速、待望のサウナ室へ。「スゴイサウナ」のサウナは、国際特許を取得した「マグマスパ式サウナ」。富士山の溶岩石が壁や床などの室内のいたるところに組み込まれ、床下から特許技術に認定されている「マグマスパ水蒸気発生装置」によって温めるという方式のサウナです。富士山溶岩を含む30種類以上の天然ミネラルがサウナ室内に放出されるというから、これは体感が楽しみ。

サウナ室に入ってみた体感は、「65℃の割にはかなり熱い!」。それもそのはず、湿度は60%と十分にあります。入ってからほどなくしてじんわりと気持ちのいい汗が身体を流れ、熱さは十分にあるのに、息苦しさはありません。「これがマグマスパ式サウナか」と感動に浸りながら、サウナを満喫します。

マグマ式サウナでは通常のサウナストーンの代わりに、富士山の溶岩原石を加熱したサウナストーブを採用。フィンランド式サウナの一般的な「室温90℃〜110℃・湿度20%前後」というセッティングとは全く違う、「室温65℃・湿度60%・育成光線60℃」という黄金比をつくり出しました。先ほど伺った「スゴイサウナのサウナはエビデンスに基づき、入ることで直腸温度が1.5度上がる」という山口さんの話を思い出しながら、体の芯までじんわりと温まっているんだろうなぁ、と気持ちよく蒸されます。

サウナ室は広々。都心のサウナに慣れているなら「広い!」と思わず歓声を上げてしまいそうです。3段あり横幅もあるため、混雑状況によっては、横座りも夢ではありません。サウナ室で体勢を自由に変えられるって、幸せ。

奥には、寝転がることができるスペースも。タオルの上にサウナ室のドア前にかかっているシートを敷きます。寝ていても熱苦しさや息苦しさを感じず、岩盤浴のサウナバージョンといった感じ。これは、気持ちいい……!

光と音と振動。五感を刺激するサウナ室

通常時は光の演出がなくサウナ室は真っ暗ですが、時間帯によって15分の光と音の演出が行われます。この点が、男性専用である赤坂店とは大きく異なるところ。流れる音は、ヒーリング音楽や瞑想で使用されるソルフェジオ周波数の音をベースに、チームラボ出身の音響プロデューサーの監修のもと作られたオリジナル音源。音がサウナ室全体に心地よくまわるようにベンチの中にスピーカーを組み込んでいるという、こだわりようです。音の演出の際にサウナベンチに座っているとかすかに振動も感じられ、心地よくサウナ中の身体を包みます。

光の演出は、朝・昼・夜と時間帯に合わせた3種類。朝の演出は、「活性」「直感」「自由」など、身体を目覚めさせる周波数の光。まるで雨のような一筋の光の線が、サウナ室を幻想的に盛り上げます。

光の演出「朝」

昼の演出は、「調和」「基本となる癒し」「変化」「解放」といった、体にエネルギーを宿す周波数の光。朝の演出では線のようだった光が、点線の状態になって現れます。

光の演出「昼」

夜の演出は、「安定」などリラックスできる周波数の光。朝・昼に比べて少し紫がかった光は、まるで暗闇に浮かんだ星屑のよう。

光の演出「夜」

光をぼんやり眺めつつサウナ室にいると、心がどこか遠くへ持っていかれるかのようです。日々の煩悩が遠くへ、遠くへ……。瞑想状態に陥り、心地いい瞬間です。ぼんやりと光を眺めながら入っていられるのも、湿度が適度にあり息苦しさを感じづらいマグマスパ式サウナだからこそ。日々のストレスから解放されリラックスへと誘う「脳トリートメント」を、リアルに体感しました。

ロウリュもアートの一部。目で見て音を感じて楽しむ

2台並んだサウナストーブは、「METOS」社のiki。定期的にオートロウリュが行われ、室温は一定を保っています。サウナストーンから跳ね返った水しぶきが美しく見えるように計算された赤い照明も、演出の一部としてこだわっているそう。

ロウリュで使われるのは一般的なアロマ水ではなく、東洋医学に基づく生薬をベースに配合した水。奥多摩の天空わさび、佐賀県のよもぎ、静岡県のほうじなど、各地の農家より仕入れた天然の成分がブレンドされた、全無添加ロウリュです。ロウリュのパフォーマンスを堪能したら、あっという間に5分が経過。そろそろいったん、サウナ室を出ましょう……。

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