<連載>黒羽麻璃央「翔ぶ瞬間」ウェルビー福岡(#2)

サウナ好きの俳優・黒羽麻璃央さんとサウナをめぐる連載「翔ぶ瞬間」。これまで関東のサウナ施設や銭湯を訪れてきましたが、九州・福岡までやってきました! 訪れたのはサウナの名門・ウェルビー福岡。今月も施設さん全面協力のもと、撮影させて頂いた様子をお届けします。

前回「からふろ」を堪能した黒羽さん、2セット目は「フィンランドサウナ」へ
※前回未読の方は(#1)もあわせてご覧ください。

目次

「サウナ」が、よりライフスタイルの一環になった

――サウナ室はどうですか?

「熱いんですが、乾燥しすぎていないし、気持ちいいですね。「からふろ」も雰囲気が良かったですが、このサウナも暗くて、静かで、落ち着けるので好きな感じです。テレビがあるサウナも好きなんですけど、静かで暗いサウナは集中できるというか、入り込めていいですね」

――入り込めるとそれだけリラックスできたりしますよね。

「そうなんですよね。しっかり汗がかけるというか、汗をかく自分を感じられるというか。……。あの……上の段へ移動してもいいですか?」

――もちろんです! 黒羽さん、なんというか、以前よりも“追い込むようになった”イメージです(※サウナ室では上段にいくほど温度が高くなり、感じる熱さも増します)。

「最近は、(サウナに)入っていれば入っているだけ体が回復する感じがしているので、長く入るようになったかもしれないです。サウナに入ると翌日やっぱり体が楽なんですよね。汗をかくからなのかな」

――体調をととのえる習慣として、より定着した感じですか?

「そうですね。特に舞台の地方公演のときは体のコンディションをととのえるためにサウナへ行っていましたね。いっぱい汗をかけて気持ちいいですし、疲労感が取れるし、リフレッシュもできるし、さらに翌日の体が楽だということも分かったので、以前よりも、ライフスタイルの一環に「サウナ」が入ったな、というのはありますね。

ふぅ~。しっかり汗かけました。そろそろ出ます。水風呂行きます!!」

シングルの水風呂は「冬の川」みたい

「うぅ~!冷たい! 気持ちいい!」

――水温には慣れましたか?

「慣れないです!! めっちゃ冷たい! 気持ちいい! でも1セット目よりも全然入れなかった……」

――いやいや、長く入っている方だと思います。あらためて、水温5度の水風呂は、どんな感想ですか?

「うーん……川? 冬の川っていう感じかな。冬の川に入ったことないですが(笑)。でも、川っていう感じです。すごく冷たいんですけど、ブルブルするということなくて、刺さる感じがするわけでもなくて。サウナで熱くなった体を一気に冷やしてくれる感じが気持ちいいです」

――ウェルビー福岡の特色のひとつが、このロック(岩)。ここに寄りかかったり、座ったり、自分の好きな体勢でくつろげます。

「面白いですね。これ登ってもいいんですよね。アスレチックみたいで楽しい。岩になめらかな凹凸があるので、自分でベスポジを探して自分の体勢になれるのもいいですね。あぁ、体が岩に沿って気持ちいい……」

映画では全編東北訛り全開⁉

――すこしお仕事のお話もお伺いしてもいいですか? TBS系ドラマ「夕暮れに手をつなぐ」に出演中ですね!

「第4話から、登場させてもらっています。広瀬すずさん演じる空豆ちゃんと同じ会社の先輩役です。ぜひ見ていただけるとうれしいです」

――それと、3月は出演映画「クモとサルの家族」も公開になりますね!

「これは撮影したのは結構前なのですが、小豆島に泊まり込みで撮影でした。監督にセリフを方言で言ってほしいとリクエストされて、僕は劇中すべて東北弁です(笑)。いただいた台本に(セリフを東北弁に直すための)赤字を入れたのが初めてで、それ以降も脚本に赤字を入れることはないですし、貴重な経験でした。でも、一番貴重な……というか思い出に残っている体験は、奥田英二さんと2人で食事をしたことですね(笑)」

――それはすごいですね! どんな会話をするんですか?

「コロナの前だったので、奥田さんから「おう、飯、いくか?」って誘っていただいて「はい!行きます!」って即答しました。奥田さんの知っているお店に行って「これ、うまいぞ」「うまいか?」「これ、うまいか!」みたいな(笑)。「孫」みたいに可愛がっていただいて。自分の親よりも年上の方と、2人で食事に行く機会なんてあまりないので、緊張したんですが、光栄でしたし、貴重な経験でした」

――映画はどんなお話ですか?

「江戸時代の森で暮らす家族の話です。奥田英二さんが演じる謎の老人を助けたことから、その家族がいろいろと巻き込まれていく、というか、巻き込まれにいく、お話です。時代劇ものなんですがファンタジー要素もあって。僕は途中から現れて仲間になっていきます。僕の東北訛りも楽しめます(笑)」

ありがとうございました。映画は3月18日から公開です。

次回はウェルビー福岡の名物(!?)サウナ飯も頂きます。お楽しみに!

<黒羽麻璃央(くろば・まりお)>
1993年7月6日生まれ。宮城県出身。
俳優。映画、ドラマ、舞台など幅広く活躍。ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」(TBS系)に葉月心役にて出演。主人公・園田修一を演じた映画「生きててごめんなさい」が公開中。3月18日には「クモとサルの家族」、4月21日に「ゲネプロ★7」、5月19日には「最後まで行く」の映画公開が控えている。

撮影協力/ウェルビー福岡
■住所:福岡県福岡市博多区祇園町8-12ロータリ大和ビル2階
■営業時間:24時間
※詳しくはこちらの公式ホームページをご覧ください

撮影/佐藤佑一

シェアお願いいたします
  • URLをコピーしました!
目次