新会社TWS社長・天野春果#10アマトーークはサウナ室から誕生

モイ~。

2023年12月22日をもって川崎フロンターレを退職し、ついに新たな道に進んだアマノです。本日もサウナ室でこの原稿をポチポチ書いています。※新たな道の話は1番最後のセクションで!

今回はフロンターレ最終出社日となった12月22日に開催した「アマトーーク」の裏話をお届けします。このSAUNA BROS.WEB連載で、このトピックを持ってくるということは……そう! この企画も「サウナ」の中でととのえました(笑)。

そもそも早い段階から「アマトーークをやろう!」と考えていたわけではなかったんですよ。

正直、選手でもない、ただのいちクラブスタッフが「幕引き」なんて考える必要などなく、お世話になった方々へのあいさつ回りを粛々と行い、自分の抱えていた業務を今後のクラブを担うスタッフへしっかり引継ぎするのが「普通」ですよね。でも、ダメなんです「普通」「定番」「デフォルト」という言葉が。カラダがムズムズしちゃうんです。寝ていても夢にでてきちゃうんです。何か変わったこと、予定不調和なことやりてぇなぁと。

クラブが創設された1997年から27年間、選手のみならずコーチ、監督、GMなどの強化部、自治体である川崎市の皆さん、商店街、町会の皆さん、スポンサーの皆さん、ボランティアの皆さん、そしてサポーターの皆さんを巻き込んで、巻き込みまくって「これを実現できればみんな楽しく笑顔になれるんじゃないか」っていうアイデアを強引にでもカタチにしてきました。今となっては笑い話ですが、川崎市役所で打ち合わせがあった際、前にイベントでご一緒した部署のフロアに顔を出そうと立ち寄ると、その部署の人たちが一斉に僕の顔を見て「ひーー! 今度は何企んでいるんですか??」とマジで悲鳴上げるんですよ。よっぽど僕との活動がトラウマになっているようで(苦笑)。そんな濃いぃ~時間を過ごした川崎での最後の幕引き企画って何をやったら面白いかなあとずっと考えていました。

でもどういうカタチが良いのか、ずーーっとポヤァ〜としていたんです。でもその霧が晴れて、自分自身の幕引き企画の構想が出来上がったのは、実はとある山梨県のサウナに入った時のことでした。

目次

フロンターレ”の”相談役、荒川さんからサウナのお誘い

僕が2016年に上梓した「スタジアムの宙に幸せの歌が響く街」にも登場しているラフォーレ原宿の社長を務める荒川信雄さん(以下、荒川さん)という方がいます。荒川さんは大のサッカー好きで、試合観戦だけでなく、プレーヤーとしてもシニアサッカーチームに所属し現役を続けています(今は腰の調子がわるく療養中、お大事に)。川崎フロンターレ×SABON、川崎フロンターレ×Oggi、川崎フロンターレ×メイちゃんの執事など、コスメ、女性雑誌、少女漫画などフロンターレが行った異色コラボ企画の数々は、この荒川さんが「アマノさん、ここと繋がったら面白いことできるんじゃない?」と荒川さんネットワークを惜しげもなく提供してくれて橋渡しをしてくれたことで実現しました。そんなフロンターレ色満載なコラボ企画を下支えしてくれる荒川さんには「フロンターレ相談役」ではなく「フロンターレ”の”相談役」と記載したクラブ名刺を特別にお渡しして活動協力いただいています(しかもボランティアで!)。

荒川さんは、僕の頭の中の企画発案バイオリズムが低調な時を見計らったかのように、大体何かに煮詰まっているタイミングで連絡くれるんですよ。そして今回は「幕引き企画」に関して煮詰まっているときに荒川さんから突如連絡が来て「山梨にある別荘へ一緒に行かない? その別荘エリアにすごく良いサウナがあるから」と誘ってくれました。いつもはマイホームサウナである祖師ヶ谷大蔵駅前の個室サウナ「自問自答」で一人でアイデア出しをしている僕ですが、環境が変われば何か浮かぶかもしれないと二つ返事で行くことにしました。

2023年の秋、週末を利用しての一泊二日。男2人だけというのも寂しいので、サウナ好きの男2人も誘って、結局むさ苦しい、野郎4人サウナ旅です(笑)。

写真中央に写っているのが荒川さん。僕の良きアニキ分です
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