
モイ~。
本日も祖師ヶ谷大蔵駅前にあるマイホームサウナ「自問自答」のととのいチェアに横たわりながらこの原稿をスマホでポチポチ書いています。
「サウナ施設あるある」
2月に入り、さすがに「超寒い日」が増えてきました。身体が冷え切った状態で入るサウナは、じんわり体の芯から温まっていくのが感じられてとても気持ち良いですよね。夏の暑い日に入るサウナも好きだけど、やはり冬のサウナほうがサウナに向かう時、ウキウキします。ただ、冬は荷物がどうしても多くなるじゃないですか。自問自答のロッカーは、他のサウナ施設同様にあまり大きくないため、真冬の格好だと脱衣量が多くて、ロッカースペースに余裕がありません。
まず上着でしょ? そしてインナー2〜3枚、ズボンに加えその下に着ているヒートテック、靴下を脱いで、時計を外してズボンのポケットに入っているスマホを取り出す。上着がモフモフのダウンだったりすると、さらにロッカー内のスペースは無くなり、そこにカバン(リュック)をぶち込むため、ダウンを手でギューっとロッカー奥に押し込む。反発してくる前のタイミングを見計らって、ロッカーの扉をバンッ! て閉める。
なのに、ロッカーキーを抜こうとするとなぜか閉まらない。よく見ると、リュックのヒモがチョロっと扉の外にはみ出だしてる! しかも、その時の姿は全裸!!!! おっさんが生まれたての姿でロッカーの扉と格闘している姿は、とてもシュールです。この経験、けっして僕だけではないと思います(笑 )。
ヒモが出てて、扉が閉まらないだけならまだ、許容範囲。扉を閉め切って「さぁサウナ入るぞ!」と浴場に向かって2〜3歩歩いたところで「あぁっ! カバンの中からサウナハット出し忘れた!」と気が付く瞬間が一番イラッとします。再び、ロッカーの扉を開けてゴチャとなっている荷物の中から、サウナハットを引っ張り出す姿は更にシュールです。でもこれも僕だけではなく、サウナ愛好家の方なら経験してると思います。
これ以外にも「サウナ施設あるある」って結構ありますよね。
セルフロウリュのサウナ室でロウリュしたいんだけど、他のお客さんとけん制し合ってなかなか「ロウリュしても良いですか?」と切り出せないダチョウ倶楽部「どうぞどうぞ」あるある。
これの逆パターンで、セルフロウリュができるサウナ室で店舗で先に入っている状態で新しく入ってきたお客さんから「ロウリュしても良いですか?」と尋ねられ、どんなに熱くても「いいえ、ダメです」とは言えないあるある。
自分の座りたい位置(段)に座れた時に限って「マット交換の時間です~」と、すぐ退出を求められるあるある(これは笹塚マルシンスパで結構あります笑)。
今治タオル製のサウナハットが流通しすぎて、サウナ室脇のフック棚にかけておいたら、知らない人が自分のサウナハットと間違えてかぶってしまうあるある。
テレビのあるサウナ室で夏の甲子園見ながら「この回が終わったら出よう」と思っている時に限って、塁が無意味に埋まりなかなか出れないあるある(そういう時に限って残塁)。
外気浴スペースでサウナ間の休憩目的ではなく、日焼け目的でリクライニングチェアに横たわり続ける、松崎しげる日焼けオジさんあるある(スーパー銭湯でよく見かける)。
あ~! きりなく出てくるっ!!!(笑)
今度、「サウナ施設あるある」だけで一本の特集しましょうかね。
さて、今号では2月10日に「サウナ&カプセルホテル 北欧(以下、北欧)」で実施した南葛サウナクラブ出張熱波【第二弾】についてレポートします!

サウナクラブメンバー緊急事態
今回、ドラマ「サ道」の舞台・東京屈指の大人気施設「北欧」で南葛サウナクラブ出張熱波をやらさせていただく、貴重な機会を得ました(経緯、企画内容詳しくは前号をチェック!→https://saunabrosweb.jp/regular_amanoharuka-9/2026/01/27/)。南葛SCの現役選手が熱波師となり、北欧のサウナ室で扇がせてもらえる絶好の機会。いつもは慣れ親しんだ葛飾区新小岩「サウナレインボー新小岩店」で、心温かい地元の皆さんを対象に熱波している南葛SC選手ですが、今回は初めての土地(台東区上野)で南葛 SCを知らない人が多い環境下で熱波をする言わば「アウェイ」体験。このお金では買えない経験は、選手たちにとって貴重な財産になる、とサウナクラブ所属1期生&2期生の全メンバー、計10名を参加させることを決めました。
し、しかしここでアクシデント! 参加するメンバーが、トレーニング中のケガや体調不良により参加できない選手が続出! その数、不参加5選手! 熱波師として参加を予定していた10選手→5選手となる緊急事態! 当初、必ず1選手1回は北欧のサウナ室で熱波をやる予定が、1選手2回以上実施するスケジュールに大幅変更しなければならなくなりました。
まぁ、イベントにアクシデントは付き物ですし、全員参加できないのは残念ですけど、参加できるメンバーは予定より2倍経験を詰めると気持ちを切り替えて北欧に入りしました。






北欧サウナ室で南葛熱波が躍動
南葛SC現役選手による「南葛熱波」は、①14:00~②16:15~③17:15~④18:15~の計4回。
サウナレインボー新小岩店と違い、現在の北欧は「サウナ利用完全予約制」。そして常に予約は埋まっている状態のため、熱波への参加人数が読めない、ということはありません(要は毎回満席)。ただ、サウナ室の広さが普段熱波をしているレインボーの半分くらい。室温は、ロウリュ次第というところはありますが、レインボーに負けず劣らず「灼熱」。いや、レインボーより狭い分、室温が上がるスピード&その熱さが広まるのもレインボーより「クソ早い!」。そんな環境下で、ハイクオリティーパフォーマンスを披露できるのか。選手たちは「試合よりも緊張する」とマジでビビッてました。
ただ、始まってみるとサウナ室内は、超盛り上がりました。理由は、この日のために有給を取って参加してくれた南葛サポーターはもちろんのこと、南葛SCを知らないお客様たちのノリが超絶、温かったんですね。選手の呼びかけに答えて「ナ・ン・カ・ツ・ネッパ!!」の大合唱! 扉の外まで聞こえる大拍手の嵐。大人気施設の北欧のサウナ室で、南葛サウナクラブの活動をさせてもらえるだけでも感動なのに、サウナ室内が南葛熱波の一色一体感に包まれているのを見て、目から汗がでましたよ……ホントに。
参加してくださった皆さんに、大感謝。ぜひ、今季南葛SCホームゲームにいらしてください。「北欧での南葛熱波に参加していました」と言ってくだされば、その場でギュッと抱きしめサービスいたします(いらないか)。






新たな扉を開いた「しゃけやじん」
今回、北欧での出張熱波wpどうしても実施したかった企画、そうそれは「日本一予約を取れないアウフグースマスター」鮭山未菜美さんと南葛SC事業本部長「野人」こと岡野雅行との特別ユニットを結成して【しゃけやじん】熱波を行うことでした。
野人は、サウナレインボー新小岩店で「ブロワー」を使用した【YAJINブロワー熱波】を実施しているため、鮭山さんの高等タオルぶん回しテクニック熱波と、ブロワー熱波が融合したらどんな化学反応を見せるのか……僕自身が楽しみにしていました。こちらの特別熱波は有料、先着ネット予約でしたが、なんと【2秒】で全席完売。サウナ愛好家からの期待の高さがうかがわれます。
熱波の構成は、事前打ち合わせの席で、鮭山さんに「全てお任せします」と伝えていました。ぶっつけ本番にならぬよう、その前に北欧のサウナ室でリハーサルをしておきたいところでしたが、サウナ室の運用時間と鮭山さん、野人のスケジュールを考えた時に困難だったため、構成はそこまで複雑ではないようにしてほしい! ということは伝えていましたので「ミスのないようにするにはある程度単調でもしょうがないかな」と考えていました。
が。しかし、そんな甘っちょろいアマノの思考など、ぶっ飛ぶ構成案を鮭山さんから告げられます。それが 「ショーアウフグース形式でやりましょう!」 一瞬固まりました。えっ!? えええええええぇぇぇ~!!!???
鮭山「サウナ室内を飛行機内とします。航空会社は『YAJIN航空』。サウナ室内のお客さんは、飛行機の搭乗者、私はキャビンアテンダント。岡野さんは機長役で登場してもらいます」
天野「えええええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇ~!!!???」
野人「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ~!!!???」
鮭山さん、その後もニコニコ笑顔で野人の役割を分かりやすく説明してくれます。その内容は、ストーリー性がありながらも、野人の動きとセリフは、シンプルでリハーサルを行わなくてもできる。鮭山さんの構成説明を聞いていると、そのシーンが頭にイメージできる。構成作家の鮭山未菜美、恐るべし!
南葛熱波では、各自熱波の際にBGMにしたい曲をスマホとワイヤレススピーカーを繋いで流しているのですが、今回はスピーカーから流れるのは音楽だけではなく、飛行機フライトに関わる「効果音」もプラスされています。構成は、シンプルながらもその効果音のタイミングでセリフや、熱波を行わなければいけないんですね。しかもしかも、鮭山さん自身、北欧のサウナ室でショーアウフグースを行うことは無いとのことで、鮭山さんにとっても「初」をここにぶつけてくれるという。さっきまで少し守りに入っていた自分を恥じましたね。もう鮭山さん大好きです。
そしてむかえた本番。
鮭山さんの構成にしたがって、野人がサウナ室から、出たり入ったり。その姿は、熱波師ではなく役者さん。サウナ室内から漏れ聞こえてくる、飛行機関連の効果音や野人ブロワー音。鮭山さんのアウフグースによる大歓声と拍手。もう、その名のごとくショーですよ。時間にして約12分。ショーが終わるまで誰一人退出することなく、ショー終了後は、大汗と共に満面の笑みで扉からでてくる参加者の皆さんが印象的でした。もうね、サウナ室じゃないですよ。まさに劇場でした。
「これがショーアウフグースか! こういうサウナ室の活用方法があるのか!」
横浜スカイスパや湯らっくす等に「サウナシアター」がありますが、ショーアウフグースは、広いスペースがないと無理、と最初から思ってしまっていたので、鮭山さんが見せてくれた小スペースでもできるショーアウフグースは、大袈裟ではなく新たな世界の扉を開いくれた「目から鱗」体験でした。








企画は「偶然」と「意識」から生まれる
南葛サウナクラブは、もちろん背骨に「南葛SC」「キャプテン翼」があるわけです。もし、僕らがショーアウフグースを考えるなら「サッカー」「翼」「地域」「昇格」等を軸にした構成でそのストーリーを通じて、自分たちが目指しているものを示すことができるなと。今回の経験で、またチャレンジしてみたい新たな企画が浮かびました。
よく周りの人から「アマノさんはなぜ企画がそうやって色々浮かぶんですか?」って尋ねられます。僕自身は、謙遜でも何でもなく自分に「企画力」があるとは思っていないんですね。ただ一つ言えるのは「どこかに企画の種は落ちてないかな」と意識しながら「行動しまくってる」とは思います。
話は変わらないようで変わりますが、今の季節って「片一方だけの手袋」が道端に落ちているじゃないですか。僕は、道を歩いている時に「意識」して、この「片一方だけの手袋」を探しているんです。そして、その数を毎年カウントしています。昨年は「22」。そして、今年は、2月中旬の段階で「28」。昨年より、今年は片方だけの手袋発見率が高いです。
ただ、この手袋って探していても見つけられるのは「偶然」なんですよ。この偶然の数を増やすには、先ず「道を歩く」頻度と「意識」なんですね。「落ちている片方の手袋を探す」意識のない人にとって、たとえ落ちてる手袋をみつけても、それは「ただ何かが落ちてる」という「事象」でしかない。行動を起こし続けて「偶然」の数を上げて「意識」すること。僕はそれが企画と「出会える」、企画が「浮かぶ」要素のような気がします。
今回は、「南葛サウナクラブ出張熱波in北欧」という「アクション」を起こしました。そこで「しゃけやじん」というユニット企画を考えた。ここまでは僕の意図的なもの。ただ鮭山さんが、構成を僕が指示したわけではなく「偶然」「ショーアウフグース」形式で示してくれた。サウナの新たな活用方法に関して「意識」していた僕は、それによって新たな企画の扉を開くことができたというわけです。
最後、サウナの話じゃなくなっちゃいましたけど(笑)、今回快く、実施協力してくださった支配人の菅さん、菅さんを繋いでくれた北欧スタッフのチャンマナさん、そして鮭山未菜美さんに感謝感謝です。それこそ南葛サウナクラブ「ショーアウフグース」という新たな企画が進んだら北欧でまたやらせてください!
それではモイモイ~!

プロフィール
天野春果(あまのはるか)
東京都出身。1993年からワシントン大学でスポーツマネジメントを学ぶ。帰国後は富士通川崎フットボール(現川崎フロンターレ)に就職。以降、”J最強企画屋”としてサポーターに愛されてきた。27年間勤めた川崎フロンターレを退社後、新会社Two Wheel Sports(略してTWS)を設立。代表取締役社長に就任した。
過去の連載は記事はこちらから!
施設情報
自問自答 祖師ヶ谷大蔵店
自問自答 祖師ヶ谷大蔵店
■住所:東京都世田谷区祖師谷3丁目32−14 YAMATOYA BLD 1F
■営業時間:24時間営業
※男性専用、会員制のサウナ施設
※その他詳細は公式HP(https://www.jimonjitou.jp/join/)からご確認ください
サウナ&カプセルホテル 北欧
サウナ&カプセルホテル 北欧 ※男性専用施設
■住所=東京都台東区上野7-2-16
■営業時間=年中無休、24時間営業(宿泊利用) ●サウナのみ利用は、前5:00~10:00(早朝コース=3時間利用/予約不要)、および後0:00~11:00(3時間利用/要事前予約)
■料金=<前5:00~10:00(早朝コース/3時間利用)>1,600円、<後0:00~11:00(3時間利用)>2,000円 ※土日祝、特定日はプラス200円
※そのほかの詳細は公式PH(https://www.saunahokuou.com/)よりご確認ください。









