11連勝中の最高の雰囲気。あの熱い波を再び呼びます!
――そんなペナントレースも、いよいよ中盤に入ります。
「そうですね。交流戦も終わって、リーグ戦が再開されて。ここから暑くなってきますし、これまで以上により1戦1戦が重要になってくると思います。大事な試合も局面も増えてくる」
――個人としてもチームとしても、あらためて気合が入っていらっしゃいます?
「そうですね。本当に毎日毎日が勝負なので。でも、僕個人もチームも状態はけっして悪くないので、ここからどんどんギアを上げて行きたいですよね」
――先月(5月)の中旬くらいから今月頭までは、凄かったですよね。とにかく強い! え〜と……11連勝(※引き分けを挟む)は19年ぶりだったそうで。
「いやぁ……あの11連勝の時は最高のチームでしたね。実にいいチームだった! ピッチャー陣も打者の皆さんも本当にイケイケで(笑)。ビハインドで終盤になっても、ぜんぜん負ける気がしないんですよ。今日はダメかなとか、誰もまったく思わない。『今日も絶対に行けるぜ』って(笑)」
――9回……最終回にビハインドから追いつく試合も続きましたよね。4試合でしたか。
「はい。『行けるぜ』って言い合いながら……行けちゃいましたよね。最高の雰囲気でした。
まぁ、冗談はさておき、連勝が始まると逆に準備にもさらに気合が入るので、いい循環に入るんですよね。
もちろんずっと勝ち続けることはできないんですけど……あの最高の雰囲気を今季もあと何回かはつくって行けると思いますし、あの“波”をまた絶対に呼ばないといけない。チーム全体でそこに向かって頑張って行きたいなって思っています。ホント、1試合1試合、積み重ねて行きたいですね」
誰よりも多く、そして誰よりもアツく&クールに!
――そして……ファンの鈴木投手への信頼度も期待も、さらに高まっています。
「そうですかね? そうだとありがたいですけど(笑)。でもそうした皆さんの思いに応えられるよう、僕も引き続きベストを尽くします。
ここから先も、チームの中で誰よりも多く投げていきたいし、どんな局面であっても、与えられた機会で最大限に力を発揮して、チームに貢献するだけですね」
――このままでいけば、今季は50試合登板? いや、60試合登板くらいは軽く記録されちゃうのでは?
「50試合は絶対に投げたいですね……いや、投げますよ。もはやそこは絶対です(笑)。60試合だって、行きたいっすよね。
たぶん猛暑の日もあって、疲れもきっと出てくるとは思いますが、そんなときこそサウナの力も使って、コンディションをリフレッシュ&リカバリーして、臨んでいきたいと思います」
――はい。頑張ってください!
「ここぞという時は、しっかり時間をとってサウナで心身ともに……きっちりアツくクールにととのえます! SAUNA BROS.さんのサウナハットをかぶったりもしながら(笑)」
鈴木 昭汰(すずき・しょうた)
1998年9月7日生まれ。茨城県出身。常総学院高から法大を経て、2020年にドラフト1位で千葉ロッテに入団。左腕からの力強いストレートと鋭いスライダーで三振を狙う強気のピッチングスタイルが魅力。今季もゲーム終盤の競り合った局面で、剛腕ぶりを存分に発揮中。