いろいろ新規開拓もしたいけど……福岡だったらやっぱりココ
「あとは……やっぱり新しいところではないんですけど、福岡で『ウェルビー』(「ウェルビー福岡」)にも行きましたね」
――なるほど。ブレないですね(笑)。 「そう……ですね。ブレないっすね、我ながら(笑)。やっぱり『ウェルビー』は名古屋も福岡も、水風呂がサイコーなんで」
――はい。水風呂はキンキンでキリッとしたものと、超キンキンで超キリッとしたやつがあります。
「どっちもすごく好きです。そこに向かう前のサウナ室も含めて、やっぱり素晴らしいなって」
――仙台もそうですが、福岡もいくつも施設がありますし、次々に新しい施設もオープンされていますが。
「もちろん新しい施設も行ってみたいんですけど、やっぱり足が向いてしまうんですよね。『ウェルビー』に。
そして、サウナには行きたいんですけど……そうそう毎日は難しいというのもあって。新規開拓までは追いつけていないんです」
――やっぱり、毎日は難しい。
「なんか……毎日、ブルペンで準備をするじゃないですか。いつ投げるかは試合状況によってなので、わからないですから。どうしてもサウナに行ける日も限られてきてしまうというか」
――やはり準備とか、翌日に向けてのモロモロとかも……ブルペンを守るピッチャーならではのものがあるんですね。
「そうですね。もちろん人によってだと思うので、毎日、きっちり時間を作れる人もいるとは思うんですけど、僕はあんまり器用じゃないんですよね。気がつくと『もう出かけずに寝た方がいいかな』みたいな感じになる日も多くて。
そうすると宿舎のホテルに付いているサウナに少し入るとか、付いていなければさっきも言ったように部屋の浴槽に水を張って、アツいシャワーとの交代浴をして、しのぐみたいな感じになっちゃうんですね」
――なるほど。
オンオフはしっかり! 今季の毎日のルーティンは?
――そうかぁ。たしかに毎日が臨戦体勢というのは大変ですよね。
「もちろん人によりますし、先発陣も違う大変さはあると思いますけどね」
――ちなみに、鈴木投手は毎日、どんな感じで準備されるんですか?
「とにかく睡眠が大事なので、きちんとその時間を確保して。そして翌朝起きたら、いろいろ準備して。球場に行って自分なりに体をほぐしたりしますよね」
――はい。
「今は、そのあと……試合の中盤くらいにブルペンに行きますね。イニングでいうと、4回とか5回くらいには肩を1回つくる感じです。いよいよそのあたりで気持ちも高めて、“オン”にしていきます」
――そして、試合展開によって、心身ともにさらに集中していって。
「そうですね。『あぁ、来るな』ってなった時には、完全に体も気持ちも出来上がってるようにしておきたいので。状況を見ながら、逆算していく。そんな毎日です」
――あらためて聞くと、やはりシーズン中は……スゴいですね。毎日がピリピリ?
「そんなこともないですけどね。逆にリラックスする時間はしっかりと持たないといけないと思うので。そういうオンオフというかメリハリみたいなのは、きちんと取れていると思います。そのあたりが、今季はうまく行っているのかなとも思います」
――そう聞くと、睡眠がめっちゃ大事というのもあらためて痛感しますね。
「ですね。だから投げ終わって、なかなか寝れない日があっても、出かけたいのをグッと我慢してる日もかなりあります。だから……オフが楽しみでもありますよね(笑)。思う存分、夜中でもサウナに行けたりしますから」