千葉ロッテマリーンズ選手連載⑳ 種市投手/最高のサウナのために

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実はあの施設にも……岐阜はまた絶対に来たい

――その、隣に座ったおっちゃんに教えてあげたいですけどね。「この人も、12球団のエース級の選手だぞ」って。

「いやいや。それだと全然のんびりできないんで(笑)。あのアットホームな感じもしっかり楽しみたいんですよ、僕は。

実は札幌の『ニコーリフレ』(「ニコーリフレSAPPORO」)にも久々に行きたいと思ってるんですけど、前回の遠征時は時間帯があまり良くなくて……あそこ野球ファンの方も多いので、結構混む時間帯だったこともあって行かなかったんですよね」

――なるほど(笑)。それはそうですよね。

「『大垣サウナ』では普通に過ごせたので良かったです(笑)。3セットくらい、じっくりと味わわせてもらって、そのあとは食堂でごはんも食べました。これもめちゃめちゃ美味しかったっす」

――あのお食事処もいいですよね。

「はい。やっぱりテレビを観ながら、カウンターでゆっくりと。どのメニューも全部美味しそうに見えるんで、いろいろ悩んだりしながら(笑)」

――これは、お鍋ですかね。

「そうっすね。鶏の鍋をいただきました。やっぱり最高でしたけど……次に行ったときはもう少し、リクライニングとかでものんびりできたらいいなって思います」

――はい。

「駅から少し距離があるじゃないですか。タクシーとかもなかなか呼べないそうなので、最後はちょっとバスの時間に合わせるためにバタバタしちゃったんで……」

――先ほどおっしゃられた「田辺温熱保養所」も、「大垣サウナ」の少し先にあるんですよ。

「そうなんですよね。僕、寮生だった頃に『かるまる』(「サウナ&ホテル かるまる池袋」)にかなり頻繁に行っていた時期があって。あそこの樽型の蒸しサウナ室も大好きで、いつもあのタイマーを押しながら入ってたんです。それが『田辺温熱保養所』の蒸しサウナをモチーフにしているって知ってから、もう何年間もずっと行きたいと思っているんですよね。だから、また『大垣サウナ』にも行きたいですけど、『田辺温熱保養所』にもやっぱり行ってみたいんです……。いやぁ、岐阜はヤバいです」

――今季のセパ交流戦。ドラゴンズ戦は……あぁ、ホームのZOZOマリン(スタジアム)での開催ですね。遠征では難しいかもしれないですけど、もし近くに用が出来たら。

「行きたいですね。名古屋も岐阜も……行きたいところばっかりっすね(笑)」

新規オープンが続くあの遠征先で見つけた注目施設

――さて。こちらの写真も最近行かれたサウナですか?

「そうですね。福岡で『SHIAGARU SAUNA』(「SHIAGARU SAUNA 福岡 天神」)という施設なんですけど、去年……2023年の12月くらいにオープンしたみたいで。遠征の宿舎からも近かったのもあって、何も調べずに行ってきました」

――名前もいいですねぇ。“SHIAGARI”ました?

「いや、もうバッチバチっす。仕上がっちゃいましたね(笑)。

サウナ室は2つあって、どっちも常時、加湿されてるんですよね。だから湿度の気持ちよさもあって、体感温度がしっかりアツいんです。1つは真っ黒の世界というか、壁も黒っぽくて照明が抑え気味で。雰囲気もいい上に、足を高い位置に上げられるんです。なんか……『末端サウナ』みたいな名前のサウナ室だった気がします」

――ちょっと検索させてもらってもいいですか……あ、そうですね。「末端体温サウナ」っていう名前のようです。

「そうそう。それです。サウナストーブの前に、足を置ける柵というか枠みたいなのがあって。足って頭とか身体よりも下にあるから、いちばん最後まであたたまらないじゃないですか」

――はい。

「高い位置に上げて座れるんで、まさに指先というか末端まですごいスピードであたたまる上に、全身のあたたまり方が全然違うなって」

――常々「サウナには血行を良くするために行く」と言っている種市さんにとっては……。

「そう。素晴らしいサウナ室でしたね。僕にとってはドンピシャっす」

――おぉ! もう1つのサウナ室は?

「なんかバレルサウナっぽい、半円みたいな形をしていて、こちらも湿度がしっかり保たれてましたね。かなり頻繁にオートロウリュがあるんですけど、さらに加湿器とかもあるみたいで……こっちも全身アッツアツになれる感じでした」

――なるほど。こちらは、え〜と……「深部体温サウナ」という名前みたいですね。

「いやぁ、すごい体感温度がありました。それで、水風呂も寝そべって全身が浸かれる感じの、かなり玄人好みというかキンキンの水温のものがあったりして。

ととのいスペースもインフィニティチェアがいい導線の場所にあったりして。ラッキーなことに僕が行ったときには人も少なくて。総合的に、めちゃめちゃ気持ちよくさせてもらいました。また絶対に行きたいなって思いましたね」

――空いてる時間帯……いつもの「種市タイム」(※ナイター終了後の深夜とか、もしくは早朝の意味合いで、こう呼んでいます)に行かれた感じですか?

「いや、夜の9時とか10時台だったと思いますけど……なぜか他にほとんど人がいなくて。『ココ、穴場かも!』っていうくらいに」

――いいですね。私たちも行ってみたいです。

「いつもそうとは限らないと思うんですけどね。なぜか、その日は本当に快適な感じでした。

でも、福岡には他にも新しいサウナ施設がいくつかオープンしているみたいで」

――そうみたいですよね。あと、先ほどお話に出た札幌なんかも、ニューオープンとかリニューアル/パワーアップされた施設がいくつかあると聞いてます。

「だから、やっぱり遠征も楽しみなんですよね。あらためて行きたいところが次々に増えているので。福岡も札幌も、仙台も。試合ももちろん頑張って、どんどん攻めていきたいっすね」

――あ、「どんどん攻めていきたい」っていうコメントは、先月、鈴木昭汰投手からもいただきました。

「彼もサウナは好きですからね」

――はい。ただ、「種(=種市投手)みたいに、いろんなところには行けてないので、もっと開拓したいんですけどね……」なんて、控えめな感じでおっしゃってました。

「普段は控えめでは決してないですけどね。かなりガツガツと……アグレッシブなタイプですよ」

――タイミングさえ合えば、お2人で一緒に行くような感じはいかがですか? 同じピッチャーというだけじゃなく、誕生日も一緒ですよね。

「そうなんですよ。誕生日だけじゃなくて生まれた年も一緒。生年月日がまったく同じなんですよね。まぁ……連れ出してみましょうかね(笑)」

――ぜひ。そんな同級生トークなんかも、今後もぜひお聞きしたいです。

「分かりました。たくらんでみますね」

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