豊洲市場の隣にオープンした東京の新名所「豊洲 千客万来」。江戸の街並みを再現したテーマパークのような食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」を抜けた先にある温浴棟「東京豊洲 万葉倶楽部」について、第1回ではサウナ室や露天風呂を中心に紹介しました。しかし、この施設の見どころはほかにもたくさん! 癒しの効果を倍増させてくれそうな演出で特別感が満点の岩盤浴、空に溶け込むかのような浮遊感を覚える絶景の展望足湯に、湯上りの時間を満喫するリラックススペース、豊洲ならではメニューが味わえる食事処などを今回はご案内します。とことんぜいたくな至れり尽くせりの豪華設備に驚きの連続です。
充実したサウナ、温泉……それに絶景も。ホスピタリティーも行き届き満足度◎
オートロウリュが楽しめて、天井の炭塗装が遠赤外線の効果を発揮するドライサウナをはじめとする複数のサウナ室に、箱根・湯河原からタンクローリーで毎日運ばれてくる天然温泉。浴場だけでも語り尽くせぬほどの魅力がある「東京豊洲 万葉倶楽部」は、全国で温浴施設を展開する万葉倶楽部の11番目の施設。前回紹介した女子風呂に設置された極細小のミストを発生させる「ナノクラ」をはじめ、既存の施設で好評の設備を積極的に取り入れるとともに、新しい取り組みに意欲的に挑んだフラッグシップ施設となっています。
7階のフロントでチェックインを済ませたら、棚にはサイズと柄が選べる館内着が。女性用に4種類の浴衣に加えて作務衣もあり、着崩れが気になる人も安心。男性用も浴衣と作務衣を好みでチョイスできます。館内着の向かいには「千客万来」のネーム入りお菓子などが並べられたお土産売場。お土産売り場の奥には、ドリンクが楽しめるバーカウンターがあります。そしてその先にあるのが、岩盤浴エリア。スタッフさんによると「東京 豊洲万葉倶楽部」を開業するにあたり、目玉の一つとして力を注いだのは岩盤浴エリアという。
3つの岩盤浴室には趣向を凝らした独自の演出が
ぽかぽかと温かいヒーリングルーム、3種類の岩盤浴、あたたまった体を冷ますクールルームが楽しめる「心石庵」は追加料金1,500円(入場料とは別)で、前11:00〜深3:00までの営業時間中であれば、何度でも好きなだけ利用できます。「心石庵」から6階の女性浴場につながる階段があり、女性は特に気軽に行き来できるように配慮されています。
ヒーリングルームは室温33~34℃に設定。足の触りが柔らかなフローリングの床には、ゆとりある間隔でクッションソファーが置かれています。
さらには、すっぽり入って落ち着ける半円のスペースも。この半円スペースには、東京・多摩の山林から切り出された木材が使用されています。
外の景色をぼんやり眺めながら、思い思いにくつろげます。
ヒーリングルーム奥に進むと気になるのが……レンガ造りの囲炉裏のサウナストーブ。熱を帯びると遠赤外線を発する麦飯石が山と積まれています。じんわりと温かいヒーリングルームではゆっくりと汗がかけるので、からだが芯から温まり、代謝が促されている気がします。
岩盤浴室は女性専用の「朱」(あか)、男女共用の「碧」(あお)、プレミア会員専用の「空」(そら)の3つ。「朱」はトルマリンとグリーンオニキス、「碧」はホワイトトルマリン、七宝石、花玉石、「空」は薬宝石(鳳緑)、麦飯石、ブラックゲルマ、化石黄土と、それぞれ異なる鉱石が使用されています。
「朱」はその名の通り「朱色」の照明が印象的。さらに入った瞬間ミントの香りが漂う。
「碧」は暗闇が深く、落ち着いついた雰囲気で自分だけの世界に入り込むことができます。
「空」は大量の蒸気に包まれて、まるで雲の中に入り込んだような心持ちに。
体を温めるだけでなく、趣向を凝らした独自の演出で、癒しの効果を倍増! さらに、火照ったからだを冷ますクールルームもガラス張りで眺望抜群! しゃきっと身が引き締まる気がしました。