SENSE saunaが唱える「生産性をあげるサウナ」とは

名古屋」市営地下鉄桜通線「国際センター駅」より徒歩3分、JR「名古屋駅」からも徒歩7分の飲食店が軒並ぶ活気ある街の中にたたずむ「SENSE sauna」。そんな「SENSE sauna」には4つのサウナ室があり、うち1つは屋外テラスに設置されていて、外気浴も楽しめます。併設のカフェ&バーもあり、サウナ利用者に割引などの特典が! 至れり尽くせりの設備はサービスがてんこ盛り。なぜ、このような施設をつくろうと思ったのか? 第1回第2回に続く第3回となる今回は、施設オーナーでスライブ株式会社代表取締役CEOの寺中祐貴さんへのインタビューを掲載します。「SENSE sauna」に込めた思いとは? おすすめの利用方法は? ご紹介します。

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コワーキングスペース併設の「働く人の隣のサウナ」

――サウナ施設が充実している名古屋ですが、このあたりはウェルビー名駅店が閉まってサウナ空白地帯になってしまった感じでしたよね。そこに登場したのが、この「SENSE sauna」。待望の施設であり、期待値も相当高かったと思います。

「そうですね。もっと早く、本当は2023年7月頃にオープンしようと考えていて、サウナも5月頃にはほぼ完成していたのですが、カフェ&バーがあるスペースにはまだ何もできていなくて。さて、何をつくろうか。どういうものが求められているのか、ずっとそれを考えていました」

――候補としては、どのようなものがあったのでしょうか。

「サウナと何か、そのベストな組み合わせは何だろう……と。フィットネススタジオやパーソナルトレーニングジム、スポーツバーなど、いろいろなプランが浮かびました。しかし結局は、サウナとビジネスを結び付けて考えるのが自然だろうという考えに至ったのです。私たちの会社は、クライアント企業の方とサウナ施設へ行き、一緒にサウナに入って打ち合わせをすることもあるので、その流れで考えるのが一番良いのかなということで、コワーキングスペースとして使えるカフェ&バーをつくることに決めました」

――ビジネスパーソンをターゲットにしたサウナ施設というわけでしょうか。

「そうです。本当のところはもっと絞り込んでいて、名駅3丁目で働くビジネスパーソンをターゲットにしています」

水風呂は16℃。あえて愛好家を狙った施設にしなかった理由とは?

――サウナ愛好家を狙ってを呼び込もうとは考えなかったのですか? 名古屋にはサウナが多くあり、県内外から愛好家が集まってきますし。

「好きな人はアンテナも敏感ですし、とくにこちらからアピールしなくても来ていただけると思っています。それよりも毎日この周辺で働いている人に仕事の合間や仕事帰りにふらっと寄っていただけるような施設をつくりたい。そう考えて『働く人のそばにあるサウナ』というコンセプトを考えました。目指しているのはサウナのヘビーユーザーに向けた施設ではなく、初心者でも抵抗のない万人向けのサウナです。サウナ室は全部で4つありますが、100℃超えの部屋はありません。水風呂も約16℃になるように設定しています。シングルの水風呂がおいているような施設には、あえてしていないのです。どなたにも、スポーツジムに通うような感覚で、気軽に足を運んでいただける。そんな施設になることを理想としています」

――どこを見ても掃除が行き届いていて。実際にスタッフの方がすごく丁寧に掃除をされていました。サウナマットをきれいに伸ばし、角をきちっと合わせて畳んでいらっしゃる姿が特に印象に残りました。愛があるなぁと。

「サウナが好きで働いてくれているスタッフが集まっていて、施設を良くするアイデアも積極的に出してくれますので、すごく助かっています」

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