温度も蒸気も“景色”も最高! サウナ室はまさに「ヘヴン」=天国です
どこに座るか迷ってしまう空間。まずは第一の特等席(!?)へ
いやぁ、いいですね。ちょっとした絶景です。そして、絶“体感”です! しっかりアツいし、あちこちに吊るされたヴィヒタの香りもいいし。う〜ん、気持ちいい!!
奥行きのある空間。大きなikiストーブがセンターに鎮座し、室内はアシンメトリーに3ブロック、いや4ブロックかな。に分かれていて、さまざまな形状のベンチが壁沿いにゆったり美しくレイアウトされています。
どこに座るか。どこが気持ちよさそうか。思わずぐるりと見回してしまいます。
右手には3段になったスタジアム型というかタワー式のベンチ。3段目は天井との距離がすごく近い……これもいわゆるフィンランドスタイルの特徴の一つですよね。
おっ。あそこに排気口が見えます。ということは、室内を対流したアツい空気が必ずここを通るはずです。なので、この3段目(いや、おそらく2段目も)は、きっとこの室内でも特等席の一つでしょうね。
座ってみると……おお、予想通り。めちゃくちゃいいですね。
そして視界はこんな感じです! いやぁ〜、すべてのベンチに座って試しまくりたくなります。
ココも通好みのアツさ! 個室感のある「寝サウナ席」も!!
室内の中ほどには、1段のフラットなベンチが。ここ、ikiストーブの真ん前です。ストーブや積まれまくったケルケスストーンからほどよく距離はありますが、発せられる輻射熱をしっかり感じられる席かなと。いわゆるアツい空気の圧みたいなのが好きな人には、たまらないでしょう。
実はこの奥に、もう1台、サウナストーブがあるので……座ってみると、うん、しっかりアツい。
じっくり熱に包まれたい人、おすすめですよ。
はい。こちらが最奥部です。上述したとおり、ここにもストーブが1台(METOSの「ZIEL」=ジール)が配置されていますね。それもベンチに座ったときに、足よりも低くなる位置に。
見てお分かりのように、木製の枕を使って寝サウナも可能です。
このジールストーブにはロウリュをしないというルールにされているそうですが、ストーンの上に置かれた鉄瓶に、日替わりでハーブやほうじ茶などを浸したアロマ水が満ちているので、湿度もほど良く、イイ感じです。
寝てみると……ウホッ、かなりここもアツアツですね。いやぁ〜、いい! 鉄瓶やハーブが入った袋からほのかに漂ってくる香りもいいですし。
ちょっとした個室サウナのような感覚も味わえる空間です。
さりげなく可動式のベンチもあります。いやぁ、広いというのは「正義」ですね。席が増えればキャパが多くなるのはもちろんのこと、いろんなところに座ることで、他のエリアとはまた異なる体感を得られますから。
なんとなく分かると思いますが……このベンチ、2つのストーブに挟まれてますから、熱がハンパないっすね。いやぁ、ここも悪くないですよ!
草加の新名所(!?) 「天国の階段」からの絶景とは!
そして扉から向かって左の壁側には、7段の階段状になったベンチがあつらえられています。店名のヘヴン(天国)になぞらえて「天国への階段」なんていう異名をとっているエリアです。
1段につき一人ずつ座れるようになっています。言わずもがなですが、高さが違えば少しずつ温度は異なります。自分にとっての最適解を選べる幸せ。こんな形状のベンチ、見たことがありません。発明じゃないでしょうか!!
少しずつステップを上がって試していくのも良し。初めから最上段をまず攻略するも良し!
コレが「天国への階段」を上り詰めた位置からの景色です。美しい! アツい!! でも、苦しくなくて気持ちいい!!!
実はこの最上段部分には、ある仕掛けがあります。ここだけ少し天井に窪みが設けられているんですね。顔の半分あたりから上部がすっぽりと収まるようになっているというか。頭のてっぺんは、やはり天井と激チカです。
うぉぉ〜。スゴいなコレは。アツく、そして静か。ほかのどの席とも、もちろんどんな施設のアツさとも異なる没入感がありますね。
写真からもお分かりのように、ここにも排気口があります。蒸気を含んだアツい空気が室内中をめぐったあと、やはり必ずここを通っていきます。
特等席があり過ぎのこのサウナ室の中でも……ココが不動の人気ナンバーワン席なのは言うまでもありませんね。
<実は、この席に、最近(3月下旬だったでしょうか)ちょっとした変化がありました。紹介したいのですが、やや話がそれてしまうため、そのトピックについては近日公開の2回目の記事などで触れたいと思います>
先述したように、ikiストーブへのセルフロウリュが可能です。サウナ室を退室する際に、皆さんそれぞれラドル一杯ずつ水をかけていきます。
また、1時間に1回(18時以降は1時間に2回)の頻度で、スタッフさんによるロウリュサービスもあります。
心地よく、ほどよい湿度が常に対流していて、なおかつ自分の好きな体感の場所を選べるサウナ室。
時間の許す限り、心ゆくまで……。じっくり愉しんでしまいます。まさに「ヘヴン」じゃないでしょうか。