茨城県民の憩いの場である「茨城県植物園及び茨城県民の森」が生まれ変わった!
2025年11月末に、茨城県那珂市にある「茨城県植物園及び茨城県民の森」がリニューアル。温浴施設が併設されると聞き、茨城県出身の筆者は、「絶対に行かなくては!」とSAUNA BROS.vol.11(2025年12月3日発売)にて「ONSEN & SAUNA おふろcafé りんねの湯(以下、りんねの湯)」を取材しました。
茨城で幼少期を過ごした人や子育てした人にとっては、馴染み深い施設。今回、リニューアルして「THE BOTANICAL RESORT 林音」というリゾートに大変身したというのは、県民にとって一大ニュース。さらにこのリニューアルを機に宿泊施設が併設されたことで、県内の家族連れはもちろん、県外からのサ旅にもおすすめな施設に生まれ変わったのです。
というわけで、紙幅の都合で誌面では紹介しきれなかった魅力を、WEBでたっぷりお伝えします。
緑に囲まれリラックス!!
リニューアルで掲げられたコンセプトが、“日本初の泊まれる植物園”というもの。そのフレーズにワクワクしながら、「THE BOTANICAL RESORT 林音」に足を踏み入れます。なお、今私が住んでいる東京都からは車で1時間半~2時間ほど。常磐自動車道の那珂ICを降りて10分かからないくらいなので、首都圏からのドライブスポットとしてもちょうどいい距離感じゃないでしょうか。
ちなみに、「りんねの湯」があるのは「BOTANICAL RESORT」内の駐車場からほど近いエリア。着替えなど荷物が多くなりがちなので、うれしいですね。受付を済ませて館内に入ると、あちこちに植物がたくさん! サウナに入る前からリラックスしてしまいます。



そんな本施設ならではの魅力のひとつが、摘みたての植物! 近隣にあるハーブガーデンで採れた超新鮮な「レモングラス」が、アウフグース時や、浴室にあるハーブ湯に使用されており、柑橘系の爽やかな香りを味わうことができるんです。




大きな窓のガーデンサウナ
館内を進んでいくと見えてくるのが、中庭にある最大30名収容の大きなガーデンサウナ。前面には大きな窓があり、開放感たっぷりです。館内着や水着を着用して男女一緒に楽しむことができるので、経験豊富なサウナ好きはもちろん、サウナ初心者や家族で楽しみたい方にもおすすめ。

窓からは外気浴スペース&子どもが遊べる中庭を眺めることができます。白い“ふわふわドーム”で飛び跳ねる子どもたちに癒やされながら、サウナを楽しむのもよさそうです。子連れでサウナに入るのは難しいですが、ここなら子どもと一緒でも安心してサウナを楽しむことができます。ちなみにこちらのふわふわドーム、思わず寝転がりたくなりますが、対象は小学生まで。なので大人の皆さんは我慢してくださいね(笑)。

なお、ガーデンサウナでは毎日2回、アウフグースイベントを実施しています。ちなみにこの日は、熱波師のきっくんさんが自ら畑で採ってきたレモングラスを使用してロウリュとアウフグースをしてくださいました。

男女それぞれの浴室もチェック!
館内着着用ではなく裸でサウナを楽しみたい! という人は、男女それぞれの浴室にあるサウナ室がおすすめ。こちらも本格的なフィンランドサウナで、定期的にオートロウリュが行われてます。


なお、男性浴室にはセルフロウリュ可能な洞窟サウナが配されています。天井が低く暗いのでおこもり感があり、柔らかな熱を感じながら、静かに自分とじっくり向き合うことができそうです。


ガーデンサウナ、浴室のサウナどちらも水風呂が併設されていますが、こちらはすべて地下水を汲みあげたもの。なお、一般的な数人で入れる水風呂ではなく、坪湯のような1人用サイズの水風呂のみが設置されている理由は、「新鮮な地下水でオーバーフローを楽しんでほしい」という担当者の思いからだそうです。

湯船は、男女ともに露天風呂、温泉、ハーブ湯の3種類。こちらもガーデンサウナ同様、窓が大きく開放的な空間になっています。温泉は茨城県内にある源泉からの運び湯を使用しており、泉質はナトリウム硫酸塩泉とのことです。

「サウナがないと生きていけない」というレベルのサウナ愛好者から「サウナ室にはほどんど入ったことがない」という初心者まで気軽にサウナを体験できる本施設。茨城県在住者の“ホームサウナ”に、そして、県外に住む人には“茨城の魅力を知ってもらうきっかけ”の場所になることを願っています!
以上、「りんねの湯」の浴室を中心にご紹介してきましたが、後日、リポート後編をお届け予定です。サウナで体を温めた後に楽しむことができる休憩スペースや、植物園をご紹介します。
<施設概要>
ONSEN & SAUNA おふろcafé りんねの湯
住所=茨城県那珂市戸4369-1
営業時間=前7:00~後11:00(最終受付 後10:00)
※最新情報は、公式HP(https://rinne-resort.jp/rinnenoyu)をご確認ください。








