「SAUNA BROS.」の姉妹誌で、現在好評発売中のサウナ雑誌「SAUNA KIITOS」。その綴込付録として注目を集めているのが、モキ製作所が手掛けるサウナストーブ「MS70 II」をモチーフにしたペーパークラフトです(詳しくはこちらから)。

というわけで、早速こちらのペーパークラフトを作ってみましょう!
ペーパークラフトに挑戦! でもその前に

まず何よりも先に、お近くの書店やネット書店(Fujisan.co.jp<https://www.fujisan.co.jp/product/1281706229/b/2712005/>ほか)にて、「SAUNA KIITOS」をご購入ください。すべてはそこから始まります。
そしてご帰宅後、購入された「SAUNA KIITOS」の96~97ページを開いていただき、作り方の説明に軽く目を通していただければ準備OK! あとはカッターナイフに定規、ノリ、それからボールペンのような細長い丸い軸のもの(これが意外と重要)などをご用意ください。ちなみにこちらのペーパークラフト企画を担当した編集部ヒゴシは以下の道具を用意しました。

デザインナイフに木工用ボンド、30cm定規、カッターマット、それから折り目をつけるためのケガキ針。こちらは書けなくなったボールペンや、カッターナイフの背でも代用可能です。
パーツの切り出し~折り線を入れる

綴じられたままだと作業しにくいので、まずは97ページをカット! そこからパーツを1点ずつ切り出していきます。P96の作り方では先に折り線を入れたり、切り込みを入れたりするように書いてありましたが、そのあたりはお好みで構いません。先に切り出したほうがテンションが上がる。ただそれだけの理由です。
なお、もちろんハサミで切り出しても問題はありませんが、細かい箇所が多いので個人的にはカッターのほうが作業しやすいと思います。

そうこうしているあいだに、パーツの切り出しは終了。カッターに定規を当てながらドンドン作業していきましょう! コツはよく切れる刃を使うことです。使い古しのカッターであれば、事前に刃を折っておくといいでしょう。本体天板や本体側面に赤い線で切り込みを入れる箇所があるので、抜き忘れないようにしましょう。

つづいて山折り線と谷折り線に定規を当て、折り線を入れていきます。定規をしっかり押さえてシュッ! っと線を入れるたびに、こうやって自分も折り目正しく生きていたいと思わされます。とりあえずここまでの所要時間は20分でした。
組み立てスタート~本体の完成

先ほど付けた折り線に沿って山折り線、谷折り線に注意しながら折っていきます。まだ何ひとつできちゃいないですが、なんとなくサウナストーブ感を漂わせてきました。

なお、本体天板にあたるこの部分に接着剤もしくはノリをつけて接着します。うかうかしていると本体内部とズレてくっついてしまうのでご注意を。

つづいては煙突関係のパーツを用意していきます。こちらのペーパークラフトだと、このあたりの作業が最も緻密で繊細な作業を求められます。
というわけでまずはボールペンの軸なり、何か細長い円柱形のものを用いて、煙突となるパーツに丸みを帯びさせます。個人手にはちょうどいいサイズの棒がなかったこともあり、ここがいちばん手間取りました。うまく丸まらないんだもん……。面相筆の軸がちょうどいいかもしれない。でもそんなもんここ(職場)にはない。家から持ってくればよかった……。そんなことを考えながら悪戦苦闘。やはり持つべきは友ではなく道具ですね。

同様にジョイント部のパーツも丸めておきます。こちらは小さいので作業しやすいです。

というわけで、こちらが丸めた煙突用パーツ3点。左から本体側の煙突(長)、煙突の折れ曲がり部分を再現するジョイントパーツ、そして壁と接する側の煙突(短)です。しっかり丸みをつけておかないと、なかなか接着できないので意識して作業してくださいね。

なお、本体側は天板に抜いた穴に差し込んで接着します。接着面が小さいので、煙突の本体内部で隠れる部分を広がるようにカットして、天板裏に貼り付けてもよさそうです。ただし、その場合は天板にある切り込み(あとで使用します)を塞がないようご注意ください。

ジョイント部ものりしろ(白い部分)が小さいので貼り付いたのを確認して少しずつ進めていきましょう! あとで剥がれるとやっかいですから。本当はのりしろがちゃんと見えなくなるよう貼りたいところですが、微調整しているうちに木工用ボンドが固まってしまいました。これもご愛嬌ということで……。

そうこうしているあいだに煙突が完成。それにしても蛇腹の表現が秀逸ですね。ペーパークラフト制作を担当してくれた作家さんに感謝です。

壁に接する部分は接着するだけで完成。こちらの接着面もかなり小さいので、意識してしっかり接着させましょう。
なお、じつはここまでで本体そのものは完成です。お疲れさまでしたー!……ではなく、ここからはディテールアップの時間。本体まわりにサウナストーンを配するケージを作っていきましょう。ちなみにここまででおよそ50分が経過しています。
ストーンガード取り付け~完成!

先に切り出しているので、ここからは折って本体にはめ込んでいくだけです。まずはストーンガード部分。まずは山折りを繰り返して筒状にします。このとき、決して先に接着してしまわないように注意。なぜなら……

煙突の本体側(長いほう)に巻き付けるようにしてのりしろを接着するからです。先に接着してしまうと、煙突がじゃまでストーンガードを取り付けられなくなるのでお気をつけください。一度くっつけたものを剥がすときのやるせなさったらありませんから……。その後、ストーンガードの前後に注意しながら、本体天板の赤い切り込み線に差し込みます。

お次は本体を囲うように取り付けるケージのパーツを折っていきます。山折りと谷折りに注意しつつ、立体感を出していきます。細かく再現されたディテールがたまりませんね。

本体を囲うようにケージを取り付けます。パッと見は複雑そうですが、実際は被せているだけなのでサクサク進められるはずです。にしても着脱可能というのはプレイバリューを高めてくれますね。

本体の赤い切り込み線にケージの白いパーツを差し込みます。……が、実は当初ここの切り込み線をカットし忘れており、本体を潰してしまわないよう、優しく押さえながら、でも大胆かつ慎重に切り込みを入れました。みなさんはこのようなことがないよう、お気をつけくださいね。
そしてついにMOKIサウナストーブMS70 II(ケージタイプ)の完成です! ここまでの所要時間はおよそ60分ほどでした。では完成したMS70 IIをご覧ください。
殺伐とした職場にサウナストーブのぬくもり

何の変哲もない職場の白い壁の前に鎮座するMS70 II。これひとつあるだけで、生き馬の目を抜く殺伐とした職場がサウナ室へと変貌し、気づけばじんわり汗がにじんできそうです。それにしても……これはアツい。アツすぎるペーパークラフトができてしまいました。これさえあれば、好きなタレントさんや推しキャラのアクリルスタンドやフィギュアなどと組み合わせて、サウナ室を再現! なんてこともできそう! これは夢が広がりますね。
こんなにステキでホットなサウナストーブのペーパークラフトが綴込付録として付いてくるのは、世界広しといえど「SAUNA KIITOS」だけ。すでにお求めになった方はもちろん、こちらの記事を読んで興味を持ったという方も、みなさんぜひ挑戦してみてくださいね。そしてSNSへの投稿もお待ちしております!
「SAUNA BROS.別冊 SAUNA KIITOS」
■発売日:2025年3月31日(月) ※一部、発売日が異なる地域がございます
■定価:1,137円
■発行:東京二ュ―ス通信社